Time ÆON Foundation(永遠の時財団)がバーゼルワールドデビュー~独立系が集まるアトリエへ

 By : CC Fan
日々目まぐるしく状況が変わるバーゼルワールド、どちらかというと逆風のニュースが多かったですが、追い風のニュースが入ってきました。

伝統的な時計製造技術の継承と次世代の時計師の育成を目指すTime ÆON Foundation(タイム イオン ファウンデーション:永遠の時財団)が、バーゼルの独立系が集まるアトリエ(ホール1.0南)に出展することを発表しました。



財団の取り組みについてはKIHさんのレポートもあわせてご覧ください。

この出展により同じくアトリエに出展しているプロジェクトの関係者とともに、全ての内容をバーゼルワールドの来場者に披露するとしています。

ある時計の誕生(Birth of the watch)と名付けた”卒業時計”の制作を通じ、伝統的な時計製造技術を身に着け、技術の継承を行うことを目的としています。

有名なのはフィリップ デュフォーとグルーベル フォルセイからの指導によってつくられた1作目の作品でしょう。



これは2019年のSIHHのTime ÆON Foundationで撮影したもの。



この時は2作目も完成していました。



ウルベルクの Felix Baumgartner と Martin Frei、そしてグルーベル フォルセイのロバートグルーベルとステファンフォルセイの指導によってつくられた2作目の作品。
ウルベルクらしいケースにユニークなムーブメント、手作業で削り出されたという砂時計型のテンワを備えます。



評価用ケースに入れられたムーブメントのプロトタイプ。



アップサイドダウンムーブメントで、テンワが文字盤側にあります。



勢いよく振れるテンワ…



3作目はフェルディナント・ベルトゥーを率いるカール‐フリードリッヒ・ショイフレが加わり、伝統的なチェーンフュゼをフィーチャー!?



パートナーとしてクリスティーズや、高級時計財団も参加。



ちょっと狭いですが、このように4人が向かい合う特製の時計師机を使って時計作りの様子がデモされていました。



体験型企画も…



設立メンバーの一人、ヴィアネイ・ハルター。

もちろん、今回のバーゼルワールドの時には何らかの進捗が見られるかと思いますので、期待です。



https://timeaeon.org/