ヴァシュロン・コンスタンタン 「トラディショナル・トゥールビヨン日本特別モデル」~アワーグラス銀座 25周年記念限定モデル実機拝見!

 By : CC Fan


今年9月にリニューアルオープンしたアワーグラス銀座店
、創業25周年をお祝いする記念モデルとして、ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル・トゥールビヨン日本特別モデル」が発表されていましたが、先日、実機が入荷したという事で拝見させていただいたのでレポートします。

まずはアワーグラスさん提供のオフィシャルイメージを。



異なるギロッシェパターンの各5本限定。



文字盤の左右(9時側と3時側)で異なるパターンのギロッシェ模様を継ぎ目なく滑らかに繋ぐという、複雑な技法を持って仕上げています。
9時側は丸みを持った曲線状の放射、3時側は直線状の放射です。



立体的な階段を思わせるパターンのギロッシェ。
こちらも掘り方を微妙に変化させること?で光の当たり方によって均一ではない反射によって表情を変えます。



実機を拝見。
薄型のペリフェラルローター自動巻きトゥールビヨンでぱっと見には手巻きに見える薄さです。



ギロッシェが左右で異なるパターンになっているのが伝わりますでしょうか?



こちらも、光の当たり方は均一でも左右で異なる反射に…



ペリフェラルロータームーブメントなので、ローターと地板が重ならないことによって厚みが出なく、ローターのスポークが地板を塞がないので手巻きムーブメントの様に機構を常に全体で眺めることができます。
トゥールビヨン開口部からペリフェラルローターが動く様子もわずかに観察できます。



プラチナケースの時計本体の重さと釣り合わせるためか、バックルはDバックル、装着時の脱落防止で「日常使い」には良い仕様です。



「曲線」と「直線」の様子を何とか映し込めないかと試行錯誤して、一番よく映った図。
ピッタリと真ん中で分かれているわけではなく、曲線と直線が「オーバーラップ」してグラデーション状に変化しているという事が伺えます。
「どうやって彫るんだろう?」を考えるとワクワクしてきます。



こちらはパターンは均一で、彫りの深さが微妙に変わっているようです。



こっちは実際に動かさないとなかなか伝わらないかも…



個人的には「曲線」と「直線」のギロッシェが面白いと思いました。
対称的な要素が多い時計に、ちょっとした非対称要素を忍ばせると言いますか…
極端に主張しないので、「オーナーだけが知っている」という楽しみ方もできそうです。



一見すると非対称な要素があるとは…



アワーグラスさんのセンスでまとめられた素晴らしい作品でした。
現在は、各1本が入荷している状態、5本限定なのでご興味があればお急ぎください!



【お問い合わせ】
アワーグラス銀座店
住所:東京都中央区銀座5-4-6 ロイヤルクリスタル銀座1階
Tel :03-5537-7888(12:00~19:00) Fax:03-5537-1181