ドイツ発マニュファクチュール高級時計ブランド ‘モリッツ・グロスマン’が 日本限定スチールモデル「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」を発売

 From : Moritz Grossmann (モリッツ・グロスマン )

Tokyo, October 2016
【プレスリリース】

ドイツ発マニュファクチュール高級時計ブランド ‘モリッツ・グロスマン’が
日本限定スチールモデル「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」を発売





2016年11月、ザクセンのグラスヒュッテに拠点を構えるドイツ高級時計ブランドの‘モリッツ・グロスマン’は、ファーストモデル「ベヌー」をベースにした日本限定20本のステンレススチールモデル「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」を発売いたします。

古代エジプト神話の不死鳥を名の由来に持つ「ベヌー」はモリッツ・グロスマンの復活を象徴するモデルです。このファーストモデルにステンレススチール製のケースとピュア・フィニッシュ・キャリバーを融合し、日本市場のため特別にデザイン、製作したモデルが「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」です。

モリッツ・グロスマンのピュア・シリーズは2016年バーゼルワールドで発表したブランド初のステンレススチールモデルとして、シンプルな3針モデルの「アトゥム」、薄型ドレスウォッチの「テフヌート」の2ラインへ新たに加わりました。
‘ピュア’は表面加工と時計作りにおける構造の細部に焦点を当て、素材と機能性を両立させるという新しいコンセプトです。極限まで装飾を削ぎ落とした古典的なピュア・フィニッシュ・キャリバーに現代的な素材のケースを組み合わせることによって生まれる斬新なアイデアは、スチールケースの解釈という点でラグジュアリー・ウォッチの既成概念に新たな一石を投じます。


- ダイヤル

「ベヌー」の特徴的なアラビア数字とスモールセコンドを備えたデザインはそのままで、「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」のダイヤルカラーにはブランド初のブラック・ダイヤルを採用しました。さらに、通常のピュア・シリーズのダイヤルの素材は真鍮を用いていますが、この日本限定モデルはゴールドモデルと同じソリッドシルバー製です。
モリッツ・グロスマンを象徴する自社製針は、職人の手で一つ一つ立体的な木の葉型に形作られ、極限まで細く長く研ぎ澄まされます。針を手作りするマニュファクチュールはグラスヒュッテでも唯一、かつ世界でも稀です。
「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」では通常のピュア・シリーズと違い、ゴールドモデルと同じ仕様の量感に溢れる針の仕上げを施しました。このステンレス製の針は、小さな窪みにHyCeram樹脂を充填することで黒色のダイヤルとのコントラストを強調し、最高の視認性を実現します。このマイクロ・セラミックとポリマーからなる素材は、金属部分と共に研磨しポリッシュ仕上げを施すことで、格別の輝きを放ちます。


- ケース
ステンレススチール製のケースは「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」で表面加工を変更し、ブラック・ダイヤルのクラシックな雰囲気に合わせてケーストップにはサテン仕上げ、ケースサイドはポリッシュ仕上げを施しました。これによって1930~40年代の高級ブランドが、顧客の特別注文によって稀に製作したスチールケースのフィールド・ウォッチのように、重厚かつ軽快な存在感を再現しています。さらに、ケースバックには「EDITION JAPAN」、「LIMITED 20」の刻印が入ります。
モリッツ・グロスマンを象徴する自社製針は、職人の手で一つ一つ立体的な木の葉型に形作られ、極限まで細く長く研ぎ澄まされます。針を手作りするマニュファクチュールはグラスヒュッテでも唯一、かつ世界でも稀です。
「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」では通常のピュア・シリーズと違い、ゴールドモデルと同じ仕様の量感に溢れる針の仕上げを施しました。このステンレス製の針は、小さな窪みにHyCeram樹脂を充填することで黒色のダイヤルとのコントラストを強調し、最高の視認性を実現します。このマイクロ・セラミックとポリマーからなる素材は、金属部分と共に研磨しポリッシュ仕上げを施すことで、格別の輝きを放ちます。


- ムーブメント
「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」はピュア・フィニッシュの自社製キャリバー201.0を搭載します。ユニット化されたリューズ周りは独自のグロスマン製プッシャー付き手巻き機構を備えました。リューズを引き出すと針合わせファンクションに切り替わり、リューズはバネで自動的に元の位置に戻ります。針合わせをした後にリューズ下のプッシャーを押すと針飛びすることなくスムーズにムーブメントが動き出し、限りなく精確に時刻を合わせることが可能です。
洋銀製の3分の2プレートにはガラス粒でサンドブラスト加工が施され、古典的で明快な美しさが目を惹きつけます。この艶消しの表面は大変繊細なため、傷を付けることなく組立てるには極めて精緻な技術が要求されます。また、ブランドを象徴するホワイトサファイアの受け石は敢えてシャトンを廃してプレートに直接埋め込み、スチールの色を活かした平面仕上げのネジを用いました。
「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」ではサンドブラスト加工のプレートに、ゴールドモデルにのみ用いられる装飾を二つ備えます。一つは角穴車に伝統的な3段のサンバースト模様を装飾し、もう一つは丸穴車に傷一つなく鏡のように仕上げるブラックポリッシュ(鏡面仕上げ)を施しました。この特別仕様のおかげでモリッツ・グロスマンの時計師のクラフトマンシップが余すことなく表現され、シンプルでマットな印象のピュア・フィニッシュのプレートと輝きのある歯車の対比が絶妙な効果を生み出しています。
ピュア・シリーズでは特徴的なグロスマン製テンプに、二重曲げを含み手作業で曲げた平ヒゲを用いています。さらに、緩急調整装置の構造を改良したため、ビートエラーと歩度は調速機を分解することなくそれぞれ精密調整ネジを介して調節することができるようになりました。



仕様: 「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」

ムーブメント 自社製キャリバー201.0、手巻き、5姿勢調整済み
部品数 187個
石数 20石
脱進機 アンクル脱進機
調速機 質量ネジ4本および調節ネジ2本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ、
  ニヴァロックス1ヒゲゼンマイ
テンプ 直径: 14.2 mm, テンプ振動数: 18,000振動/時
パワーリザーブ 完全巻き上げ状態から約42時間
機能 時、分、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド/グロスマン製プッシャー付き手巻き機構
特徴 グロスマン製テンプ/針合わせファンクション解除・時計リスタート用プッシャー/小型化したグラスヒュッテ式コハゼ装置(改良型)/段差式テンプ受け、グロスマン製精密調整ネジによる調整/洋銀製3分の2プレートと支柱からなる支柱構造/サンドブラスト加工/個別に取り外し可能なクラッチ式巻き上げ機構/針合わせ用ストップセコンド機構
操作 リュウズ(巻き上げおよび時刻設定用)、プッシャー(時計リスタート用)
ケースサイズ 直径: 41.00 mm、厚さ: 11.35 mm
ムーブメントサイズ 直径: 36.40 mm、厚さ: 5.00 mm
ケース スリーピース
ダイヤル シルバー無垢、アラビア数字
手仕上げ、白色HyCeram樹脂とともにポリッシュ仕上げしたステンレス
風防 片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル
ストラップ 手縫い、アリゲーター・ストラップ、ステンレススチールのピン・バックル
限定数 20本
税別価格 180万円
発売予定日 2016年11月

www.grossmann-uhren.com

*ただし、20本は順次入荷の予定ですので、ご来店の際にはあらかじめお問い合わせください。


モリッツ・グロスマン

モリッツ・グロスマンは1826年にドレスデンに生まれ、偉大なドイツ人時計職人たちにおいて先駆者とみなされます。若く才能に恵まれた時計職人であったグロスマンは、友人のアドルフ・ランゲの説得により1854年に独自の工房をグラスヒュッテに設立しました。評価の高い時計企業を運営する一方で、グロスマンは政治的・社会的な活動に努め、1878年にはドイツ時計学校を設立します。1885年にモリッツ・グロスマンは突然亡くなり、彼の死とともに時計マニュファクチュールも解体されました。
このモリッツ・グロスマンの伝統的な時計作りが2008年に復活しました。時計師クリスティーネ・フッターが、かつてグラスヒュッテの時計ブランドであった「モリッツ・グロスマン」に出会い、その商標を取得し、構想を練り、素晴らしく繊細な腕時計とともに残された120年前のグロスマンの遺産を受け継いだのです。そして、個人の時計愛好家からの支援によって2008年11月11日にグロスマン・ウーレン社がグラスヒュッテに設立されました。今日のグロスマンの時計師は、歴史的な部分を単に模倣するのではなく、新たな伝統を作り上げています。モリッツ・グロスマンは、革新と卓越した技能を基に、伝統的であると同時に最新の仕上げ技術と高品質の素材を使い、時計作りにおける「新しい時代の原点」を創り出します。


モリッツ・グロスマン・ジャパン株式会社
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