ユリス・ナルダン W&W新作、ブラストアワーストライカー、ダイバーX スケルトン、"未来のマリンクロノメーター" UFO

 From : ULYSSE NARDIN (ユリス・ナルダン )


ブラストアワーストライカー :
ユリス・ナルダン、音の壁を破る

私たちが時を身に着ける前、私たちは時を聞いていました。中世の都市の中心部では、時計台の音が鳴り響いていました。優秀な職人によって作られたそのような時計は、小型化することで家庭用の時計を生み出し、さらには、より小さなサイズにすることで、過ぎ去る時を告げることができる手持ちの時計を生み出しました。ユリス・ナルダンは、時計製造の歴史と音による計時の未来への可能性にインスパイアされ、時刻を読むのではなく、再び聞くことに焦点を当てた時計を考えました。



THE MECHANICS OF POWER

ユリス・ナルダンは、数年前に音を出すための新しい方法を開発しました。ブラストアワーストライカーは、サウンドテクノロジーの壁を打ち破る、革新的な新しいストライ革新的な新しいストライキング・ウォッチです。

音楽で時を刻むという技術は、昔から常にユリス・ナルダナルダンの持つ技術的な武器の一つでした。1980年代にロルフ・シュニーダーにより復活したこの技術は、2019年に新たな命を吹き込みました。スイスのマニュファクチュールは、フランスのオーディオテクノロジー企業であるデビアレ社と協力して、時計の音響効果を次レベルに引き上げ、「クラシコアワーストライカーファントム」を発表しました。

今年、ユリス・ナルダンのCEOであるパトリック・プルニエは、伝統的な時計製造技術を再解釈し、より未来的な方法を追求するブランドの方向性として、音を中心に据えた選択をしました。




機構の力

通常、時刻を知らせるための音を出すには、ムーブメントに巻かれたワイヤーゴングをハンマーで叩きます。音波はムーブメントの中央部に広がり、その一部が吸収されます。このような状態では、聞こえてくる音は力強さに欠け、その高調波は時計の素材によって部分的に消されてしまいます。

「ブラストアワーストライカー」には、ユリス・ナルダンのエンジニアチームが2つの課題を設定しました。

 ・文字盤側でチャイム機構を見えるようにすること
 ・音の品質と出力の比率をさらに向上させること

この挑戦は、すでに発表の「アワーストライカーファントム」で始まっていました。

これらの目標を達成するために、ユリス・ナルダンのエンジニアと時計職人は、キャリバーUN-621を開発しました。UN-621は、ユリス・ナルダン自社製自動巻ムーブメントの精度を保証するために、可変慣性(時間によって変化する可能性がある)テンプ、シリシウム製ヒゲゼンマイ、アンクル、ガンギ車を備えたフライング・トゥールビヨンを搭載しています。また現代的なラインでよりスマートになり、ユリス・ナルダンの最新世代のタイムピースを象徴する「X」の文字を刻印しています。
ブラストアワーストライカーの開発で最も複雑だったのは、通常は見えないこの330個の部品からなるストライキング・キャリバーの全体的な運動特性の高度なメカニズムをダイヤル側から見えるように設計することでした。

ストライカーがオンのときは、時の音を奏でる機械的な踊りが毎正時と30分に表示されますが、任意で音を作動させても美しいものです。10時位置にあるボタンを押すと、専用の香箱で駆動される機構が起動します。アワーラックと慣性調速機が回り始め、12時位置に作られた開口部から見えるハンマーが、フライングトゥールビヨンのケージを迂回するように微妙に細工された形状のゴングを打ち鳴らします

最後に、ブラストアワーストライカーのストライキング機構の音響性能を完璧に聴き取ることができるように、このムーブメントにはデビアレ社と共同で開発したチタン製メンブレンが組み込まれています。デビアレ社は、ユリス・ナルダンが2019年のクラシコアワーストライカーファントムに使用しているトーション(ねじれ)レバーを共同開発したフランスの音響技術企業で、その共同設立者の一人はユリス・ナルダン家の直系の子孫です。

クラシコアワーストライカーファントムと同様に、トーションレバーはゴングのかかととメンブレンを接続しています。構造上極端な外圧がかかっても変形しないように、これらをグリッドに取り付けています。この振動膜は10分の3ミリの厚さで、黒のDLCで処理されており、大きな変形面積を占めています。これに負荷がかかったときに大量の空気を移動させ、発生する音の聞き取りやすさを向上させます。

ブラストの特徴であるダブルXはローズゴールドのケースバックに刻まれ、この繊細なデビアレメンブレンの安全性を確保しています。この膜が作動すると、基本的にはHi-Fiスピーカーのような役割でゴングの音を放出して増幅します。





音の壁を打ち破るデザイン

優れたメカニズムには、優れたケースが必要です。そこでユリス・ナルダンは、自然の力にインスパイアされたムーブメントを強力な人工的機器であるステルス機にインスパイアされたデザインで包み込むことにしました。

ブラストアワーストライカーの音を特徴的な45mmのケースの音響効果を高め、外に音を響かせるために、ブラックDLCチタンの中間部と5Nの18Kローズゴールドで覆っています。この堂々たるタイムピースを消音するには、中間8時位置にあるボタンを押し、機能セレクターの先端にある「オン」または「オフ」の位置を確認します。

ブラストアワーストライカーに取り付けできる3種類のストラップは、それぞれの個性を引き出すことができます。ブラックのハイテク防水ベルベットはエアロダイナミクスを強調、アリゲーターはより洗練された側面を前面に押し出しています。さらにはラバーストラップも用意しています。どのタイプを選んでも、ブラストアワーストライカーは見るためだけではなく、聞くために作られているタイムピースなのです。








グロッサリー

ストライキング メカニズム:G.A.バーナーディクショナリーで、ストライキングタブに記載:時刻を鳴らす。針が文字盤のマーカーや数字の上を通過するときに、自動的に正時、半時、または他の時間の端数を知らせるために使用される時計のされる時計のメカニズム

ゴング:鋼線を丸く加工したもの(ハンマーの打撃面を増やすために四角い場合もある)で、金属の性質、焼き戻しの程度、長さ、直径によって音が変わる。18世紀に発明されたこの部品は、それまでの真鍮製のベルに取って代わり、ストライキングウォッチを洗練させた

アワーラック:12個の歯を持つ部品で、センサー、スネイル、スター、ファインスプリングをアセンブリしたもので、打刻する時間数に応じてゴングに作用するハンマーをリセットしたり解放する

慣性調速機: この部品は、ハンマーの動きが正しい速度で打たれるようにする、またその音が規則正しく鳴るための機構。この部品がなければ、打つ動作と音がどんどん速くなってしまいカウントが難しくなるか、あるいは不可能になる

デビアレ増幅システム:ユリス・ナルダンとフランスの音響技術会社デビアレのエンジニアチームが開発した厚さ10分の3ミリの膜で構成、時計内のゴングの音響波を増幅することを目的としています。この部品はトーションレバーと組み合わせて、電磁エンクロージャーのメンブレンとして、より正確にはレコードデッキの祖先である蓄音機のヘッドメンブレンとして機能





技術仕様



リファレンス
6215-400/02 (アリゲーターストラップアリゲーターストラップ)
6215-400-3B/02 (ベルベットストラップベルベットストラップ)
6215-400-3A/02 (ラバーストラップラバーストラップ)

ムーブメント
UN-621 自社製キャリバー
自動巻き、フライングトゥールビヨンムーブメント/ 手巻き式チャイム

機能
フライングトゥールビヨン、時、分
スケルトンムーブメント
アワーストライカー
(正時、30分、任意))
デビアレ社サウンド増幅システム
部品330個 / 23石
4 Hz / 28,800 V/H

パワーリザーブ: 約60時間

ケース
ローズゴールド、5N5N
ブラックDLC チタン
ボックス型サファイアクリスタル

ケース径: 45mm

ケースバック: サファイアクリスタル

ストラップ: ベルベット、ラバー、またはアリゲーター

防水: 30 m

予価
税抜11,480,000円、 税込12,628,000円



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ダイバーX スケルトン

星が揃う
ファイン・ウオッチメイキングでダイビングウォッチの世界に飛び込み
1つのユニークな時計ができました

ユリス・ナルダンでは「ダイバーX 」と「スケルトン X 」を融合し、新しくハイブリッドな時計を開発しました:
ようこそ、驚きの「ダイバー X スケルトン」!

「未来を予測する最良の方法は、それを創造することである」




ル・ ロックル、2021年4月6日 - ユリス・ナルダンの海とのつながりは、海そのものと同じくらい深いものです。1846年、ユリス ・ナルダンは時計製造における革新の先駆者となり、比類なき精度を誇るマリンクロノメーター(船乗りが海上で経度を計算するための堅牢な航海計器)で名声を確立しました。そして今、ユリス・ナルダンはダイバーX スケルトンを発表し、海とともに生き
る時計メーカーとしての地位を再確認しています。
2019年、ユリス・ナルダンは「ダイバーX ケープホーン、ポイントネモ、アンタークティカ」を発表し、「ヴァンデグローブ」の単独世界一周航海者たちの勇気を称えました。そして今、ユリス・ナルダンは創業175周年を記念して、文字盤を取り払いスケルトン化して見せることで、「ダイバーX」のデザインをさらに進化させています。

「ダイバー」と「エグゼクティブ スケルトン」の2つの世界が融合したユリス・ナルダンの時計学的な未知なる物体として、限定 175本生産のスケルトンダイビングウオッチ「ダイバーX スケルトン」が新しく加わりました。
ダイバーX の最先端の進化形であるこのモデルは、スポーティな魅力はそのままに、透明感を追求という斬新な一歩を踏み出しました。

ダイバーコレクションの新しいヒーローウォッチである「ダイバーX スケルトン」は、ダイバーのスポーティなデザインと、エグゼクティブ スケルトンの技術力が爆発的に融合しました。これは運命に導かれた調和です。

ユリス・ナルダンの他のダイバーズと同様、「ダイバーX スケルトン」も水深200mで発生する致命的な水圧に耐えるように設計しています。これを実現するために、凹型の逆回転防止ベゼルを搭載し、ドーム型のサファイアガラスを突発的な衝撃から保護します。

エンジニアリングチームは、44mmのケースから見えるUN-371ムーブメントのデザインを一新しました。元々はEXECUTIVE SKELETON コレクションのために設計されたムーブメントにユリス・ナルダンのアイコンである「X」の形をしたローターを追加し改良しています。また、ベゼルと同じブルーのカーボニウム®を使用した香箱カバーを12時位置に配置。時針、分針、秒針にはスーパールミノバを塗布しているため、水中で時間を読み取ることも容易にしています

ダイバーX スケルトンの文字盤連結部は、ブルーPVDで Xの形を保つというリクエストに基づき、ユリス・ナルダンがこれまでに行った中で最も技術的で複雑な開発の一つでした。アワーマーカーは文字盤にひそかに接続し浮いているように見えなければなりませんでした。また奥行きを感じさせるために、重ね合わせたレイヤーを用いて中央の「X」の階層構造を強調しています。異なるレベルの仕上げを施すことで光の戯れを演出し、スケルトンムーブメントの透明感を際立たせています。

側面にマイクロビーズを施しラグはサテン仕上げをしたケースには、ブルーPVDコーティングを施しました。
アワーマーカー、ユリス・ナルダンのシグネチャーである「X」の内側のライン、リューズの保護ラバーなど、オレンジ色のディテールが鮮やかな色彩を加え、このモデルがスポーツモデルであることを強調しています。



ダイバーX スケルトン とカーボニウム®: 手首上の航空機体

ベゼルには、ユリス・ナルダンが「FREAK X」に採用したブルーのカーボニウム®を使用しています。カーボニウム®は、非常に軽量な航空宇宙素材で、科学者が開発した最も堅牢で耐久性のある素材のひとつです。最新の航空機の胴体や翼に使用されているものと同じ繊維を使用しています。廃棄物を利用して製造されているため、他のカーボンに比べて環境への負荷が40%も低いのが特徴です。この高機能素材は、直径わずか7μmの炭素繊維を高圧・高温の環境下に置くという複雑な工程を経て作られます。このプロセスでは、直径7μmのカーボンファイバーに高圧と高温の条件を与え、時計固有のパターンを形成させます。

ダイバーX スケルトンのストラップは、オーシャンブルーまたはスーパーチャージドオレンジのラバーストラップに、オレンジ色のユリス・ナルダンのアンカーをデザインしています。ユリス・ナルダンが常に星を見て波を乗り越えてきたことを常に思い出させてくれます。




技術仕様



リファレンス
3723-170LE-3A-BLUE/3B (オレンジラバー)
3723-170LE-3A-BLUE/3A (ブルーラバー)

ムーブメント
UN372 キャリバー
自動巻きムーブメント

機能
時、分、秒
大型のシリシウム製脱進機
シリシウム製がんぎ車、アンクル、テン輪
スケルトン仕様、X ダイアル
部品91個、23石
3Hz、振動21,600回/毎時

パワーリザーブ:96時間

ケース/ベゼル: Blue PVD Carbonium® カーボニウム

ケース径: 44 mm

ケースバック: サファイアクリスタル

ストラップ: ブルーまたはオレンジラバー

防水: 200m

予価
税込2,673,000円

限定: 175本生産


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地平線上に浮かぶ未確認浮遊物体
あなたはUFO を信じますか?

UFO

シートベルトをお締めください。ユリス・ナルダンはお客様を異次元の世界へと
お連れします。この搭乗のクロノメーターは単なる時計ではなく、
時計製造の歴史と未来への大胆な想像の旅になります。

このUFO は実在します。しかし、単なるタイムキーパーでもなければ、
珍しい物体でもないのです。芸術作品なのです。デザインの一つであり、建築的で、
機械的に作られた波、未知の時計という海原への真新しいオデッセイなのです。



ル・ ロックル、2021年4月6日 - ユリス・ナルダンでは創業175 周年を記念してクロノメーターを再び開発し、時計製造を想像の世界へと導きます。 このUFOは、見た目はテーブルクロックやデスククロックかもしれませんが、それ以上のものです。波の動きをスイングすることで機械的に表現しています。過去、現在、未来のトリプルタイムゾーンの融合です。ユリス・ナルダンは、またしても全く予想外のものを発表しました。革新と探検、海と空からインスピレーションを得た好奇心の塊のような私たちのキャビネットに、UFOが新たに加わったのです。このUFOは、19世紀と20世紀のマリンクロノメーターから2001年のフリーク、そして2020年のブラストまで、ユリス・ナルダンの時計の歴史のすべてを1つのオブジェクトに収めました。まさにこの世のものとは思えないほどの時計といえます。


未来のマリンクロノメーター

175年前、ユリス・ナルダンは当時では信じられないほど正確で信頼性の高い船舶用時計とマリンクロノメーターで有名でした。これらの時計は、ジュネーブとヌーシャテルの両天文台で行われたクロノメトリーコンテストで優勝し、賞を獲得しました。ユリス・ナルダンの卓越したクラフツマンシップで45か国の海軍が公海を航行することができました。

では、ユリス・ナルダンが1846年に自らに課した「最高の時を測る道具を作りたい」という願いに忠実でありながら、ブランドの未来を祝うにはどうすればよいのでしょうか。
「ヴィンテージコードを再利用して過去の時計を復刻することは、今回のアニバーサリーモデルの制作意図ではありませんでした。それどころか、逆に175年分の飛躍を目指したのです。私たちは常に先を見ています。2196年にデザインされるマリンクロノメーターはどんなものだろうと考えていました」と、ユリス・ナルダンCEOのパトリック・プルニエは述べます。

675個の部品で3つのタイムゾーンを表示するUFOは、ユリス・ナルダンのデザイナー、エンジニア、時計職人が考える175年後の未来的なマリンクロノメーターの姿を表現したものです。このUFOは、未来の探検家がどのような海を航海しようとも、その道しるべとなるようにデザインされています。




揺れと乱気流

海から究極のインスピレーションを得て考えられたUFOの動きは、機械的に作られた波の動きです。時計の構造全体がアンバランスで成り立っており、潮の干満や海の永遠の動きをイメージさせる緩やかな揺れを実現しています。テンプの秘密は、青い半球状のアルミニウムの台座にタングステンの塊が入っていることです。ベースとガラスベルは、銃剣式のマウントシステムで結合されています。これは、歴史的なマリンクロノメーターのように、ガラスを取り外すことができるシステムに似ています。

マリンクロノメーターは、船の絶え間ない揺れの影響を和らげるために木箱に収められ、簡単にセットされていましたが、ユリス・ナルダンはこれを逆にしました。このモデルでは、静かに揺らされた時にこのオブジェ自体が波を起こすようになっています。 重さ7.2kgのUFOは、軸から60°(振幅120°)まで揺れます。エンジニアは、重心、質量、慣性の比率を正確に計算しており、UFOの揺れが速すぎたり遅すぎたりせず、テンプの動作に大きな影響を与えないよう設計しています。

海からインスピレーションを受けたのはUFOの動きだけではなく、設計も同様です。この驚異的な作品を収めている鐘の下には、黒と黄色のカーディナルブイが浮かんでいます。上から見ると、UFOの構造は万華鏡のように見えます。UFOのエンブレムである錨が、トップのロゼット(花弁のように中心から外に向かう)の中心部を占めています。


宇宙的な卵形

UFOだけでも十分に魅力的ですが、その周りで揺れる卵形のガラスにも注目に値します。これは、スイスのヌーシャテル湖畔にある吹きガラス工房「Verre et Quartz」の26歳の職人ロマン・モンテロ氏による制作で、限定75個のUFOガラスカバーをひとつひとつ手作りしました。

「最大の難関は、ガラス管全体の美観でした。汚れのない50個のガラスのカバーを作るためには、その3倍の150個吹き出さなければなりません。シャボン玉を作るように優しく吹かなければなりません。そうはいっても、ガラスは根元が不完全で、吹いているときの微振動にも敏感で、その不完全さや小さなキズにも美しさがあるのです」とモンテロ氏は説明します。

厚さ3mmのガラス管を製作するためには、ガラスがまだ熱いうちに伝統的なガラス職人の旋盤を使って、肉眼で1500度の温度で45分以上も引き伸ばす必要がありました。ガラスは熱を加えるとオレンジ、赤、白、そしてピンクの色に変化していきます。ガラスのカット、吹き付けと寸法のチェック、炉での焼なまし、再度のカット、ラミネート、最終的な目視検査、そしてクリーニングと、全工程でほぼ半日を要します。

「ガラスは熱した瞬間から原子が乱れます。熱で乱れが生じるのです。それは必然的なことです。そうすると素材に弱点が生まれ、自然に壊れてしまうことがあります。完成度を高めるためには、緊張を解き放つ必要があります」とモンテロ氏は説明します。








重砲

最も成功する航海には経験豊富なクルーが必要です。ユリス・ナルダンはこの特別な旅のために、1839年から伝統的な時計を製作し、現在はMB&FのCEOであるマキシミリアン・ブッサーの空想を実現していることで有名な時計メーカー、メゾン・レペとコラボレーションすることにしました。

675個の部品で構成され、6個の超大型香箱で1年間のパワーリザーブを確保し、テンプのリムは49mmという驚異的なサイズです。UFOは3つの台形文字盤で時間を表示しますが、この台形文字盤は非常に複雑で、8つの文字盤を製造するのに28時間を要します。3つの文字盤があることで、3つの異なるタイムゾーンを一度に表示し、オーナーは3つの異なる角度から眺めることができます。

XXLサイズの真鍮製テンプは0.5Hzで振動しますが、その目的は2つあります。1年というこれまでにないパワーリザーブを維持すること、1秒間に1回のオルタネイト(半振動)を鑑賞するための十分な時間を確保しオブジェクトの動きを、まるで瞑想しているかのように見せることです。デッドビートセコンドを追加することで、このテーブルクロックが時の瞑想であるかのように、1秒ごとの経過が均一に表示されます。




宝を入れる箱と鍵



UFOは、海岸に打ち上げられたかのような木製の宝箱に入っています。過去から来たもののようですが、その中には未来からのメッセージが入っています。宝箱の中にはUFOだけでなく、取扱説明書、保証書、そして巻き上げキーが収められます。角型のステンレスキーで40回の巻き上で、約1年分のパワーを巻き上げることができます。各文字盤には巻き上げ用ノッチがあり、これは時刻合わせにも使用します(巻き上げ用ノッチ1、1つのキーで巻き上げる各タイムゾーン用ノッチが3の合計4つのノッチがあります)。

ユリス・ナルダンの新たな世界へようこそ



技術仕様



品番: 9023-900LE-3A-BLUE

ムーブメント
キャリバーUN 902
テーブルクロック

仕様
手巻きムーブメント
3タイムゾーン/ 時、分
デッドビートセコンド
部品675個
超大型テン輪(48mm)
0.5 Hz /3,600 V/H

パワーリザーブ: 約1年、香箱6個

ケース: アルミニウム & 吹きガラス

サイズ: 高さ 263 x 直径 159mm

重さ: 7.2 kg

生産数: 75個限定

予価
税抜 4,520,000円、税込 4,972,000円



ユリス・ナルダンについて-自由を尊ぶマニュファクチュール
ユリス・ナルダンは海の世界からインスピレーションを得て、自由な精神を尊ぶ方々のために革新的なタイムピースを製作するマニュファクチュールタイムピースを製作するマニュファクチュールのパイオニアです。
1846年に自身の工房を創業。2014年11月からは世界的なラグジュアリーグループ、ケリングの一員として名を連ねています。ユリス・ナルダンは高級時計の歴史にいくつもの優れた功績を残しており、極めて早い時期から海の世界とのつながりで名を馳せていました。当時制作したマリンクロノメーターはこれまで作られたものの中でも最も信頼性が高く、現在でも世界中のコレクターたちから求められる製品です。最先端技術のパイオニアであり、シリコンなどの革新的な素材を積極的に利用するユリス・ナルダンは、自社で高精度部品およびムーブメントを製造できる数少ない時計ブランドの1つです。このたぐい稀なる時計製造レベルの卓越性によって、ユリス・ナルダンはスイス時計製造業の中でも最も権威ある団体、高級時計財団(FHH)のメンバーに選ばれています。現在スイスのル・ロックルおよびラ・ショー・ド・フォンに工場を構えるユリス・ナルダンは、マリーン、ダイバー、クラシコ、エグゼクティブ、フリークの5つのコレクションで高級時計製造を探求し続けています。2021年、創業175周年を迎えるユリス・ナルダンは、深海から大気圏へのバーティカルオデッセイ(垂直方向の冒険垂直方向の冒険)を旅しますwww.ulysse-nardin.com


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