オーバル パントグラフ、バーリーコーン ギョシェ装飾が施された ゴールド製ムーブメントとダイヤル

 From : PARMIGIANI FLEURIER (パルミジャーニ・フルリエ )

オーバル パントグラフ

バーリーコーン ギョシェ装飾が施された
ゴールド製ムーブメントとダイヤル

優秀さとは精度の問題です。秒単位の、精度の。そこに近づくには、認められる努力の跡を完全に消さなくてはなりません。こうして、並外れた時計のスペクタクルだけが存続します。

オーバル パントグラフの起源は有名です。パルミジャーニ・フルリエのアトリエは、多くの傑出した時計を受け入れていますが、その中のひとつが途方もない熱狂を呼び起こします。それは、1780 年製のオーバル型の懐中時計で、カム内の 2 個の探触子によって針が伸び縮みする機構を備えます。この偉業に好奇心を刺激されたマニュファクチュールは、挑戦に応じるために独自のアプローチを探求します。歴史的な懐中時計が解決策を持っていることは認めなくてはなりません。パルミジャーニ・フルリエの役目は、それを腕時計にすることです。その場合、非常に巧妙な仕掛けは一日中さまざまな姿勢にさらされるため、より多くの外力を受けます。構成部品の重量と機構のバランスと時計の信頼性の完璧な妥協点を見い出すことが課題になります。

オーバル パントグラフのもうひとつの秘密は、可動部分の剛性を高めるよりも、むしろ柔軟性を与えていることです。その一例が、常に動く 30 個以上の部品から成る関節構造の針です。ダイヤルを見ると針は止まっているように思えますが、それはとんでもない見当違いです。保守的な考えが通用しないこの仕様を満たせる唯一の素材は、自動車産業で使われているマグネシウムベースのアルミニウム合金だけです。

方程式のもうひとつの複雑な要素として、パルミジャーニ・フルリエは、全面に加工が施されたローズゴールド製ムーブメントをこの作品に与えました。マニュファクチュールは、これまでも数々の時計作りにおいて固有のノウハウを開発してきました。このモデルも、そうした時計たちの血統に加わります。ゴールドの柔軟性は、時計の機械加工にとっては大変な制約です。同様に、作業に用いる工具に粘り付く金属を研磨し、彫刻し、光沢を得ることは、今までにない技術の導入をも必要とします。

Movement
18ct rose gold PF111
Winding: Manual
Total dimensions: 13''' × 10 ½''' – 29.3 × 23.6 mm
Thickness: 4.9 mm
Frequency: 3 Hz – 21’600 A/h
Power-reserve: 8 days
No of components: 267
No of jewels: 28

Functions
Hours, minutes
Date in an aperture
Pantograph hands
Power reserve

Dial
Colour: Silver-Coloured
Finishing: “Guilloché Grain d'orge”
Hands: Pantograph

Case
Dimensions: 45 × 37.3 mm
Thickness: 12.5 mm
Material: 18ct rose gold or 18ct white gold
Water-resistance: 30 m
Glass: Anti-reflective sapphire

Bracelet
Brand: Hermès
Material: Alligator

Buckle
Type: Ardillon

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