ユリス・ナルダン 海洋保護のために「世界海洋デー」に新作「ダイバー レモンシャーク」を発表

 From : ULYSSE NARDIN (ユリス・ナルダン )

ダイバー レモンシャーク

海洋保護のため
ユリス・ナルダン 新しい「ダイバー レモンシャーク」発表



ユリス・ナルダンは、6月8日「世界海洋デー」に世界的に有名なサメ専門家、ダイバー、大学、非営利団体を含むパートナーコミュニティを称えるため、サメをテーマにした42mmのダイバーコレクションの限定モデルを発表しました。


6月8日、キーラーゴ/フロリダキーズ - スイスのウオッチメーカー、ユリス・ナルダンは国連の2030年までに達成すべき17の持続可能な開発目標(SDG)に沿った環境への取り組みを誓いました。私たちの目的の一つは、可能な限り海から採取した素材を新製品に取り入れることで、海洋汚染を少しでも減らすことです。廃棄された漁網をウオッチストラップに再利用する一方で、主にサメに焦点を当て海洋学の知識を深めています。海の頂点に立つ捕食者であり、海洋生物の中でも特に誤解されている種であるサメは、ユリス・ナルダンのアバターであり、大切なシンボルでもあります。

海洋との関係が深いユリス・ナルダンは、世界中のサメの保護活動への献身的な取り組みの一環として、深海を意識してデザインした現代的で機能的なモデル、「ダイバー レモンシャーク」を発表しました。
この時計は、ダイバー42mmコレクションの新モデルで、イエローのレモンシャークと記したブラックダイアル、3匹のレモンシャークを裏蓋にデザイン、漁網を再利用して製作したブラックのRストラップを採用しています。ベゼル、ダイアル、リューズ、バンドに施されたイエローのタッチはレモンシャークへのオマージュであり、その肌や海洋とのつながりを想起させます。ムーブメントにはキャリバーUN-816を搭載、ドーム型サファイアガラスを使用したコンケーブベゼルは、深海を探検することを自らの課題とする人々のためにデザインされた洗練された外観に仕上がっています。

「ダイバー レモンシャーク」は、ユリス・ナルダンがスイスのル・ロックルにある本社で開発した革新的なシリシウム技術により作動します。シャークグレーのスーパールミノバを配したインデックスが文字盤を飾り、ベゼルの12時位置にはイエローの「0」が配置されています。レモンイエローの秒針、秒マーカー、そしてRストラップに施された控えめなステッチが他のモデルとの違いを際立たせ、雄大な動物への敬意を込めたユニークな時計デザインになりました。「ダイバー レモンシャーク」は、わずか 300 本の限定モデルです。

世界海洋デーに「ダイバー レモンシャーク」の発表を記念して、ユリス・ナルダンは、以前からサポートしている海洋生物の研究と海洋保護を専門とする世界的に有名なサメの専門家集団OCEARCHとFIU(フロリダ国際大学)環境研究所という2つの組織と協力して、FIU メディナ・アクエリアス・プログラムをスタートしました。



OCEARCH オーサーチ、科学的に重要なサメの追跡タグ

サメは、海洋生態系の自然な秩序に欠かせない存在です。誤解され、恐れられがちで不明な点が多いこの生体を研究し、彼らの食習慣や交尾のプロセス、海中での動きなどをより詳しく知ることができます。これにより、海洋生物を保護する方法を理解することができるのです。

オーサーチは、これまで科学者が海の中で得られなかったデータを収集し、アクセスすることを支援するNPO非営利団体です。このデータは、科学的研究、教育、アウトリーチや政策を通じて、海のバランスを取り戻し最大限の豊かさを実現するという目標を達成するために、非常に貴重なものです。

オーサーチが開発した「シャークトラッカー アプリ」は、科学者や一般の人々が、オーサーチとその協力者によってトラッキングタグを付けられたサメをリアルタイムで追跡することができます。これにより、より多くの人が海の中のサメの動きを調査し、学ぶことができるようになりました。

ユリス・ナルダンとオーサーチは、海の捕食者であるサメを保護するという共通の目標を掲げ、2020年6月から協力体制を取っています。オーサーチの創設者兼遠征リーダーであるクリス・フィッシャーは、「孫の代まで健全な海を残すチャンスを得るためには、科学的発見のスピードを上げる必要がある」と述べています。



フロリダ国際大学(FIU)とクエリアス・リーフベース海中調査研究所

FIUのメディナ・アクエリアス・プログラムの中心となるのがアクエリアス・リーフベースです。世界唯一の水中研究・教育施設であるアクエリアスは、フロリダキーズ国立海洋保護区の水面下60フィートに設置されています。この世界的に重要な施設は、海を研究し最先端の海底技術をテスト・開発を行い、専門のダイバーを訓練する比類のないプログラムを提供します。

フロリダ国際大学(FIU)の芸術・科学・教育学部(CASE)の学部長であり生物科学科の教授であるマイク・ハイトハウス博士は、「私たちは今、新しいアクエリアスを開発し、超洗練された新しい水中実験室のデザインとエンジニアリングに取り組んでいます。私たちの教授陣は、世界中の海洋生態系の研究と保全に真摯に向き合っているのです。この最新の施設では、研究、教育普及活動、技術開発、専門家の育成など、FIU の活動範囲と影響力を高めてくれるでしょう。」




写真家フレッド・ボイル、ユリシーズ&海の探検家



ユリシーズの一員でありアゾレス諸島を拠点とする、大胆な深海ダイバーでもある写真家のフレッド・ボイルは、穏やかな性格のメジロザメ科の生物をより深く理解するために、サメのバイオタグ付けに協力しています。「レモン・シャークは人間に攻撃的ではありませんが、絶滅の危機に瀕している種です。彼らがどのように生きているのかを知るためには、バイオタグが不可欠です」とボイルは言います。

フレッドは自分の知識と経験を生かして科学者たちと一緒にダイビングをしながら、海の頂点の捕食者に近づき、サメが出産するときは安全な場所に誘導したりと、勇気あるタグ付けのプロセスを記録しています。


レモンシャーク、ジェントルジャイアント

主にフロリダに生息するレモンシャークは、魚や甲殻類を食べる肉食動物です。肌は砂地の海底と同じ黄色の体色をしているため、カモフラージュしやすく獲物に忍び寄ることができるのが特徴です。卵ではない生きた子供を産み、社会的な絆を築きくことができ、お互いに学び合う能力があるようです。記録に残っている最大のレモンシャークは、体長3.4メートル、体重184キロでした。

ユリス・ナルダンCEO パトリック・プルニエは言います、「サメは本来の獲物ではない人間にとって危険であると大きく誤解されています。私たちとOCEARCHは教育を重視しています。この壮大な生物について一般の人々が正しい情報を得ることができれば、海という自然界のヒエラルキーの中でのサメの立場を正しく尊重するようになるでしょう」。




DIVER LEMON SHARK
DOCUMENTARY FILM




[技術仕様]



[品番]: 8163-175LE/92-LEMONSHARK

[ムーブメント]:
 Calibre UN-816
 自動巻き
 時・分・秒
 6時位置にカレンダー

[パワーリザーブ]: 42時間

[ケース]: ステンレススティール、ブラックDLC

[ベゼル]: 逆コンケイブ型、一方向回転ベゼル

[ケース径]: 42mm

[文字盤]: サンドブラスト

[ケースバック]: レモンシャークのエングレービング

[ストラップ]: 海の漁網を100%リサイクルしたヴェルクロ式ブラックRストラップ、チタンパーツ

[防水]: 300m

[価格]: 税抜800,000円、税込880,000円

世界限定 300本






オーサーチについて

オーサーチは、科学者が海でこれまで到達できなかったデータを収集するのをサポートするために、海の巨人サメに関する前例のない研究を行っている世界的な非営利団体です。その使命は重要な科学的研究、教育、アウトリーチや政策において米国内外の個人や組織のユニークな協力関係を利用した大胆な革新で、海洋のバランスと豊かさへの回帰を加速させることです。オーサーチは、ホホジロザメやイタチザメなどの重要な海洋種の追跡(遠隔測定法)や生物学的研究に関連する科学データを生成する世界的なリーダーとして知られています。オーサーチは科学者、教育者、ファンが、海の動物たちのこれまで記録されたことのない動きを知ることができる、オープンソースのサメ追跡サービスとアプリを無料で提供しています。詳しくはこちら OCEARCH org.

オーサーチApp: https://www.ocearch.org/app
デジタルメディアライブラリー: https://bit.ly/3hTLUNG


FIUについて

フロリダ国際大学は、マイアミと世界で真の才能と革新を推進する全米トップ50に入る公立大学です。FIU では高い研究活動(R1)と高い社会的流動性が一体となって、環境、健康、革新、法科の分野に焦点を当て、グローバル都市での学習者の成功を高め加速させています。現在FIUには2つのキャンパスと複数のセンターがあり、58,000人以上の多様な学生と260,000人のパンサーと呼ばれる卒業生が在籍しています。U.S. News and World Report誌では、国際ビジネスを含む数多くのFIUプログラムが全米で最も優れたプログラムの一つとして紹介されており、全米第2位となっています。ワシントンマンスリー誌では、公共の利益に貢献している公立
大学のトップ20にFIUがランクインしています。



フレッド・ボイルについて

フレッド・ボイルは1972年生まれのフリーダイバーであり、水中写真家です。子供の頃から海に親しみ、毎年数ヶ月間を家族とヨットで過ごしました。多くの子供たちが校庭でなわとびをしている10歳のとき、彼はフリーダイビングに出会いました。その後、酸素ボンベを使わないダイビング技術を身につけ、1991 年からはスキューバダイビングのインストラクターとして、フリーダイビングを教え始めました。

ボイルは1995年に初の世界記録を樹立し、フリーダイビングに人生を捧げることを決意します。1997年から2000年にかけてさらに3つの世界記録を更新し、1999年には水深100メートルを一回の呼吸で通過したことは伝説となっています。2002年、彼は第二のキャリアとして水中写真を始めました。彼の目標は、フリーダイビングの美しさと、動物たちの自然な水中世界を表現することです。自然光のみを利用して、サメ、エイや様々な魚、イルカなど、数え切れないほどの海洋生物を撮影してきました。曾祖父は1890年代の写真の先駆者で祖父は画家、父は1960年代の広告・ファッション写真家と、芸術家としてのバックグラウンドを持っています。彼の作品には、これらの影響が反映されており、経験豊かな目で見たときにのみ得られる繊細な美しさがあります。

ボイルは、水、光、カメラ、そして呼吸を一回というシンプルな方法で写真を撮っています。シンプルな機材と自由に動き回れる環境があれば、フリーダイバーはユニークな瞬間を捉えることができます。ボイルは、スキューバダイバーでさえも近づけないような遠隔地で、空気を一回吸うだけで水深 60 メートルまで潜り写真を撮ります。この「禅」のようなアプローチが、ボイルの写真を他の水中写真とは違うものにしているのです。2005年、ボイルは自然保護の問題に関心を持ち、海洋生物学者と協力してフィールドワークを行うようになりました。彼はフリーダイビングの能力を使って動物に近づき、音響タグや衛星タグ、DNAサンプリングなどの作業を行います。これまでにコロンビア、メキシコ、フランス、英国、フィリピン、南アフリカのチームと仕事をし、海洋生物に関する実践的な知識と経験を共有してきました。ホホジロザメ、ヒラシュモクザメ、アカシュモクザメ、レモンシャーク、オオワニザメ、ザトウクジラ、マッコウクジラ、シャチなどに恐れず接近します。動物の邪魔になる保護ケージは決して使用しません。

海のミッションの間、ボイルは講演や会議、自身のウェブサイトを通じて、より大きな規模での保護活動に貢献するために自分が行ったフィールドワークを細かく記録していいます。最近のメディアで広く使われている破滅論よりも、ポジティブなイメージの方が効果的だと信じているボイルの画像は、世界中の NGO の保護キャンペーンに使用されています。


ユリス・ナルダンについて-自由を尊ぶマニュファクチュール
ユリス・ナルダンは海の世界からインスピレーションを得て、自由な精神を尊ぶ方々のために革新的なタイムピースを製作するマニュファクチュールタイムピースを製作するマニュファクチュールのパイオニアです。
1846年に自身の工房を創業。2014年11月からは世界的なラグジュアリーグループ、ケリングの一員として名を連ねています。ユリス・ナルダンは高級時計の歴史にいくつもの優れた功績を残しており、極めて早い時期から海の世界とのつながりで名を馳せていました。当時制作したマリンクロノメーターはこれまで作られたものの中でも最も信頼性が高く、現在でも世界中のコレクターたちから求められる製品です。最先端技術のパイオニアであり、シリコンなどの革新的な素材を積極的に利用するユリス・ナルダンは、自社で高精度部品およびムーブメントを製造できる数少ない時計ブランドの1つです。このたぐい稀なる時計製造レベルの卓越性によって、ユリス・ナルダンはスイス時計製造業の中でも最も権威ある団体、高級時計財団(FHH)のメンバーに選ばれています。現在スイスのル・ロックルおよびラ・ショー・ド・フォンに工場を構えるユリス・ナルダンは、マリーン、ダイバー、クラシコ、エグゼクティブ、フリークの5つのコレクションで高級時計製造を探求し続けています。2021年、創業175周年を迎えるユリス・ナルダンは、深海から大気圏へのバーティカルオデッセイ(垂直方向の冒険垂直方向の冒険)を旅しますwww.ulysse-nardin.com


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