A. LUGRIN

 By : Daiwatokeiten
ALFRED LUGRINという方をご存知ですか?

ちなみにこの方がHenry Alfred Lugrin 氏です。



荒い画像しかなくてスミマセン・・・
なにせ、と~っても昔の方なので。

懐中時計コレクターさんならご存知の方もいらっしゃると思いますが、
現行品の時計コレクターさんにはあまり知名度が無いかもしれませんね。


1884年、Henry Alfred Lugrin は St.-ImierにてLugrin S.A.を設立し、
後に拠点を L'Orient に移しました。



創業当初からクロノグラフやリピーターなどの複雑時計を得意としていた会社で
1912年頃からはOMEGAにムーブを供給しはじめました。
革新的なメーカーとしても知られ、
1906年にはミラノで、1914年ベルンのフェアではメダルを獲得しています。

後の1918年3月12日には社名を変更し、
Vaud州にてLémania Watch Companyという社名で登録。
 
もうお分かりですね。
皆さんがご存知のレマニア社。



そして、その創業者がALFRED LUGRIN氏です。


Lemaniaの前身の会社がA. LUGRINであり、
1890年代に作製されたこの懐中時計は
埃などが入るのを防ぐ役目があるスクリューバックの裏蓋で
懐中時計のケースとしてはちょっと珍しいタイプです。
でも、おそらくケースは後年に入れ替えられたものだと推測しております。
 
アンティークウォッチならではのポーセリング文字板には
クラックやヘアラインなどは無く、
120年以上前に作製されたとは思えないほど、とても綺麗な状態です。



アンティークの懐中時計の良さの1つは
1つ1つ手間暇をかけて丁寧に仕上げられているという点です。
その為、きちんと定期的に適切なメンテナンスを行うことで
良いコンディションのまま後世に残せ、使い続けられるというのが魅力です。
 


いろ~んな意味で当時の懐中時計はしっかりとした作りだということです。