ONLY WATCH 2017 結果速報(ジュルヌのラトラパンテは約1億3110万円!)
By : Ay&Ty Styleこんにちは。Ay&Tyです。私だけ超不定期の投稿ですみません。
さて、ジュネーヴで現地時間11月11日午後2時30分(日本時間午後10時30分)から開催された時計業界最大のチャリティーオークション「ONLY WATCH 2017」、皆さまお楽しみになったでしょうか。
7回目となるONLY WATCH。その概要はこちらの記事をご参照いただければと思います。
オークションはクリスティーズによって行われましたが、オンライン入札が可能な今、書斎やお茶の間、はたまたスマートフォンを使えばどこからでも参加できます。便利な時代になりましたね。
私もささやかな予算で楽しまさせていただきましたが、結果的には全く歯が立ちませんでした!
個人的に最も注目していたのはもちろん、Lot 32 F.P.Journeのワンプッシュ・スプリットセコンドクロノグラフでした。
ONLY WATCHに出品された50ロットの中で唯一、このオークションのためだけにムーブメントから新設計された贅沢なもの。
ジュルヌさんいわく、特に独自に発明した機構ではなく、伝統的なスプリットセコンドクロノグラフを作ってみただけだ、とのことですが、既存モデルをベースにケース素材やダイヤルデザインをアレンジする程度のLOTが通常である中、チャリティーのための完全新設計というのは、本当に素晴らしいというほかありません。
くしくも今年1月に完結作が発表されたVagabondageシリーズも、初作は、チャリティーオークションのために特別に製作されたスライディングアワーウォッチでした。
で、そのジュルヌさんによる
Lot 32 F. P. JOURNE CHRONOGRAPHE MONOPOUSSOIR RATTRAPANTE BLEU
ENTIRELY NEW WATCH DEVELOPED EXCLUSIVELY FOR ONLY WATCH WITH A NEW CASE OF 44MM IN TANTALUM, A NEW CALIBRE CHRONOGRAPHE MONOPOUSSOIR RATTRAPANTE IN 18K ROSE GOLD AND A NEW BLUE CHROME DIAL.
ですが、クリスティーズが設定したEstimate であるCHF200,000 - CHF400,000 はおろか、私が密かに設定してた予算を大きく超える CHF600,000からスタートするという、異例の加熱ぶり。
10年ほど前のチャリティーオークションでのサンティグラフスポーツ以来、ジュルヌの特別なモデルでは恒例とはいえ、私のような零細コレクターにも少しは楽しみを残してもらいたいものです。
その後もどんどんビットがなされ、最終的にはCHF 1,150,000(日本円で約1億3110万円!!)で落札されました。
落札の瞬間をオンラインビットの画面からどうぞ!
ここまで上がると、落札できなかった悔しさはまったくなく、清々しい気持ちでした!
落札結果は、F.P.Journeの公式Instagramでも早速報告されています。
ONLY WATCHのたびに、通常は扱わないチタンケースの時計を出品してきたパテックフィリップ。
今年も、ミニットリピーター、クロノグラフ、永久カレンダーを搭載したRef.5208のチタンモデル、Ref.5208T-010を出品しました。
Instagramに投稿された美しい音色の動画がこちら。
そして、その結果は既に多くの報道がなされているとおり、CHF 900,000 - CHF 1,100,000のEstimateに対し、CHF 6,200,000(日本円で約7億0680万円!!)で落札されました。ONLY WATCH ではオークションハウスは手数料を取りませんので、いわゆるバイアーズプレミアムのない落札価格です。
こちらも落札の瞬間ををオンラインビットの画面からどうぞ!
(私の購入限度額を超えていると表示されているのがやや恥ずかしいですが、この金額ですから仕方ありませんね。)
このほか特に加熱したロットとしては、チュードルによるLOT6 TUDOR BLACK BAY BRONZE ONEが、CHF 4,500 - CHF 5,500のEstimateに対し、CHF 350,000(約3990万円!!)で落札されました。Estimateからの倍率という点ではこれが一番。
また、私が今年ジュネーヴ(SIHH2017)でオーダーしてきたオーデマピゲのロイヤルオーク・パーペチュアルカレンダー・ブラックセラミックの特別モデル、LOT47 ROYAL OAK PERPETUAL CALENDAR ONLY WATCH, UNIQUE PIECEは、CHF 80,000 - CHF 120,000という控えめなEstimateに対して、CHF 800,000(約9120万円!!)という、これまた強烈な価格で落札。
現在はベースモデルすら生産数が極めて少なく、デリバリーが全く追いついていない状況ですので、ある程度のプレミアムは予想されていましたが、いくら特別に手のかかったモデルとはいえ、ベースモデルの10倍という落札価格には驚くしかありませんね。
こちらは私の私物のベースモデル。たまたま昨日Instagramに投稿したもの。よく使用感について質問されるのですが、ブラックセラミックのブレスが本当に秀逸で、日常使いではまったく傷がつきません。私は普段ノートパソコンを使っているのですが、キーボードを叩くときも気にせず着けっぱなしです。
以上が、特に注目されたLOTでしたが、これ以外のLOTも、全体的にはESTIMATEの上限か、それを超える価格で落札されたものが多く、高級時計市場に再び活気が戻っていることを伺われる結果だったと思います。
もちろん、その中にも、結果的にお買い得だったLOTもちらほら。
個人的には、ヴティライネンによるLOT4 VOUTILAINEN 28Sは、Estimate のCHF 55,000 - CHF 85,000の範囲であるCHF 75,000で落札。私も途中まで参戦していたのですが、後に本命のF.P.ジュルヌが残っていましたので、CHF 65,000までしか追えず。結果的には予想していた落札価格より低かったため、やや悔いの残るLOTとなりました。
それでは皆さん、よい週末をお過ごしください。
さて、ジュネーヴで現地時間11月11日午後2時30分(日本時間午後10時30分)から開催された時計業界最大のチャリティーオークション「ONLY WATCH 2017」、皆さまお楽しみになったでしょうか。
7回目となるONLY WATCH。その概要はこちらの記事をご参照いただければと思います。
オークションはクリスティーズによって行われましたが、オンライン入札が可能な今、書斎やお茶の間、はたまたスマートフォンを使えばどこからでも参加できます。便利な時代になりましたね。
私もささやかな予算で楽しまさせていただきましたが、結果的には全く歯が立ちませんでした!
個人的に最も注目していたのはもちろん、Lot 32 F.P.Journeのワンプッシュ・スプリットセコンドクロノグラフでした。
ONLY WATCHに出品された50ロットの中で唯一、このオークションのためだけにムーブメントから新設計された贅沢なもの。
ジュルヌさんいわく、特に独自に発明した機構ではなく、伝統的なスプリットセコンドクロノグラフを作ってみただけだ、とのことですが、既存モデルをベースにケース素材やダイヤルデザインをアレンジする程度のLOTが通常である中、チャリティーのための完全新設計というのは、本当に素晴らしいというほかありません。
くしくも今年1月に完結作が発表されたVagabondageシリーズも、初作は、チャリティーオークションのために特別に製作されたスライディングアワーウォッチでした。
で、そのジュルヌさんによる
Lot 32 F. P. JOURNE CHRONOGRAPHE MONOPOUSSOIR RATTRAPANTE BLEU
ENTIRELY NEW WATCH DEVELOPED EXCLUSIVELY FOR ONLY WATCH WITH A NEW CASE OF 44MM IN TANTALUM, A NEW CALIBRE CHRONOGRAPHE MONOPOUSSOIR RATTRAPANTE IN 18K ROSE GOLD AND A NEW BLUE CHROME DIAL.
ですが、クリスティーズが設定したEstimate であるCHF200,000 - CHF400,000 はおろか、私が密かに設定してた予算を大きく超える CHF600,000からスタートするという、異例の加熱ぶり。
10年ほど前のチャリティーオークションでのサンティグラフスポーツ以来、ジュルヌの特別なモデルでは恒例とはいえ、私のような零細コレクターにも少しは楽しみを残してもらいたいものです。
その後もどんどんビットがなされ、最終的にはCHF 1,150,000(日本円で約1億3110万円!!)で落札されました。
落札の瞬間をオンラインビットの画面からどうぞ!
ここまで上がると、落札できなかった悔しさはまったくなく、清々しい気持ちでした!
落札結果は、F.P.Journeの公式Instagramでも早速報告されています。
ONLY WATCHのたびに、通常は扱わないチタンケースの時計を出品してきたパテックフィリップ。
今年も、ミニットリピーター、クロノグラフ、永久カレンダーを搭載したRef.5208のチタンモデル、Ref.5208T-010を出品しました。
Instagramに投稿された美しい音色の動画がこちら。
そして、その結果は既に多くの報道がなされているとおり、CHF 900,000 - CHF 1,100,000のEstimateに対し、CHF 6,200,000(日本円で約7億0680万円!!)で落札されました。ONLY WATCH ではオークションハウスは手数料を取りませんので、いわゆるバイアーズプレミアムのない落札価格です。
こちらも落札の瞬間ををオンラインビットの画面からどうぞ!
(私の購入限度額を超えていると表示されているのがやや恥ずかしいですが、この金額ですから仕方ありませんね。)
このほか特に加熱したロットとしては、チュードルによるLOT6 TUDOR BLACK BAY BRONZE ONEが、CHF 4,500 - CHF 5,500のEstimateに対し、CHF 350,000(約3990万円!!)で落札されました。Estimateからの倍率という点ではこれが一番。
また、私が今年ジュネーヴ(SIHH2017)でオーダーしてきたオーデマピゲのロイヤルオーク・パーペチュアルカレンダー・ブラックセラミックの特別モデル、LOT47 ROYAL OAK PERPETUAL CALENDAR ONLY WATCH, UNIQUE PIECEは、CHF 80,000 - CHF 120,000という控えめなEstimateに対して、CHF 800,000(約9120万円!!)という、これまた強烈な価格で落札。
現在はベースモデルすら生産数が極めて少なく、デリバリーが全く追いついていない状況ですので、ある程度のプレミアムは予想されていましたが、いくら特別に手のかかったモデルとはいえ、ベースモデルの10倍という落札価格には驚くしかありませんね。
こちらは私の私物のベースモデル。たまたま昨日Instagramに投稿したもの。よく使用感について質問されるのですが、ブラックセラミックのブレスが本当に秀逸で、日常使いではまったく傷がつきません。私は普段ノートパソコンを使っているのですが、キーボードを叩くときも気にせず着けっぱなしです。
以上が、特に注目されたLOTでしたが、これ以外のLOTも、全体的にはESTIMATEの上限か、それを超える価格で落札されたものが多く、高級時計市場に再び活気が戻っていることを伺われる結果だったと思います。
もちろん、その中にも、結果的にお買い得だったLOTもちらほら。
個人的には、ヴティライネンによるLOT4 VOUTILAINEN 28Sは、Estimate のCHF 55,000 - CHF 85,000の範囲であるCHF 75,000で落札。私も途中まで参戦していたのですが、後に本命のF.P.ジュルヌが残っていましたので、CHF 65,000までしか追えず。結果的には予想していた落札価格より低かったため、やや悔いの残るLOTとなりました。
それでは皆さん、よい週末をお過ごしください。
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