ウブロ: ビッグ・バン インテグラル と MP-11 実機レポート

 By : KIH


昨年、クラシック・フュージョン フェラーリ GT チタニウムの実機を触って激しく興奮した覚えがあるが、あれからもう1年経ってしまった。

さて、今年のウブロの一押しはこちら。そう、ブレスレット一体型の「ビッグ・バン インテグラル」なのだ。「インテグラル」の名が示す通り、「統合された」とか「不可欠の」という意味の、ブレスレットとケースが一体となった、いわゆる「ラグスポ」の必要条件の1つである。

ラグスポが流行っている、ということだけではなく、ブレスレットがこれから増えてきそうな理由はほかにもある。世界各地で、希少動物、ないしは、食用にするのでなく革を取るためだけに動物を殺すのはもうやめよう! みたいなキャンペーンが始まっている。地球温暖化や、環境問題などと組み合わさり、今の世の中はそういう潮流なのだ。私は、不幸にもそういうことにちょっと絡まってしまっている本業があり、話題としては好きではない。が、特にここで肯定も否定もしない。そういう考えが広まっているんだ、ということにしておこう。

で、この「インテグラル」。ビッグ・バンでブレスモデルかあ、とは思った。クラシック・フュージョンがあるじゃない、と思ったからだ。確か、ブレスレットモデルがあったはず。しかし、ここでビッグ・バンにブレスレット一体型を作ることにウブロとしての本気度があるのだと思う。42㎜モデルだが、非常に軽く、スポーティーで意外性があっていい、と思う。

まずは、チタンから。











プレスレット一体型の第一号としては、非常によくできている。ブレスを止めるネジは、ベゼルの下、6時のネジの両側にネジが隠されているのだ。ブレスレットの着け心地も悪くない。

では、私の好みのセラミック(これだけ500本限定)を。





こっちも断然軽い。セラミックはウブロがやはり一歩先を行っている。非常にいい感じだと思う。ただ、ほめるばかりではWMOではないので、次に期待したいことがある。やはり、もう少し薄い方がブレスレットには合うかな、と言う気はする。ウニコではこれが精一杯かもしれないが、今後ブレスレットモデルに注力するのであれば、やはりクロノ機能はそのままで、薄くしてほしいと思う。そうなれば、もともとのデザインや視認性は抜群なのだから、敵なしになるのではないだろうか。非常にセンセーショナルな作品となるはずだ。ちょっと贅沢な望みだろうか。


さて、カラフルなビッグ・バン MP-11、と「レッドマジック」のニュースがあったので、同じ日に拝見した「レッドマジック」をお見せしよう。ウブロはカラーセラミックには10年ほど前から取り組んでいる。当時、初めて赤いセラミックの量産にメドがついたときに、Mathias Buttetが興奮気味に話していたのを覚えている。

で、赤いMP-11です。ウブロの赤はフェラーリを思い浮かべますな。。




横スケなんです。




かっこいい・・。


続編をお楽しみに!