いまどきのロレックス考 その2
By : @kikuchi牽引役がなぜディスコンに?
この時期は3週間あまりの間に3冊も刊行するため、だいぶ更新期間があいてしまいましたが、校了の目処もたったし、ほぼ1カ月ぶりのロレックスの話題をば書きたいと思います。
今回は、いまちょっと話題になっているヨットマスターロレジウムについてです。
そもそもヨットマスターロレジウムというコレクションは、 それまで金無垢モデルとYG×SSのコンビタイプしかラインナップしていなかったヨットマスターに、1999年に追加されたバリエーションでして、ベゼルと文字盤の素材に950プラチナ、ケースとブレスレットの素材にはSSを採用するという、ロレックスのなかでは特殊な仕様のモデルでした。
最近、このヨットマスターロレジウムに、こっそりとヨットマスター40(最近40mmタイプはコレクション名の末尾に40が付けられている)としてダークロジウム(ロレジウムと読み違いそうでなんかややこしい)という新しい文字盤が加わったのをご存じですか。
これがそのモデルなのですが、そもそもバーゼルワールド2016のプレス資料には40mmタイプはエバーローズゴールドとのコンビしか載っておらず、まったくのノーマークでした(単に見落としただけかも…)。しかも型番はRef.116622。何と既存のプラチナ文字盤仕様のヨットマスターロレジウムと同じではありませんか。
あれ!ということは。。。。。
予想通りロレジウムのほうはディスコンだそうです(編集部がメーカーに電話で確認)
SSとのコンビといえども18金イエローゴールドというだけで生理的に敬遠しがちな日本のマーケット。なのですが、このプラチナを使っているさり気ないステイタス性と適度な輝きを放つラグジュアリー感が、ちょいと目立ちたい人たちの琴線にふれたようで、一躍注目の的に。実は、それまであまり日の目をみなかったヨットマスターに光を差し伸べた立役者なのでございます。
そんなロレジウムをバッサリ切り落としてしまうとは。。。やはりヨットマスターロレジウムにしか使われていない、この特殊なプラチナ合金の文字盤がネックになっていたんでしょうかね(あくまでも憶測)。ちと寂しい気がした次第です。
さて、生産終了と聞くと俄然目を輝かせる御仁もおられるのでは!
そこで、直近の相場はこんな感じでございます。はたして今後の値動きはいかに。。。
12月2日付けPOWER Watch公式WEBサイト「週間ロレックス相場」より
http://powerwatch.jp/market.php
まぁ〜、今後どうなるにせよ、これだけは言えそうです。
買うなら迷わず“今でしょ”
参考までに触れると、ヨットマスター ロレジウムのRef.116622は、2012年にリニューアル登場したばかりで製造期間はわずか4年。一方、その旧型であるRef.16622は約13年間です。 同時にYGの金無垢とYG×SSのコンビも生産終了したようであります。
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