高級腕時計レンタル利用し、約1800万円分の時計をだまし取った男が逮捕・起訴(画像©ANN)

 By : KITAMURA(a-ls)


高額品のレンタル業がなかなか広がらないのは、悪意を持った借主、まぁいわゆる詐欺師との対峙を余儀なくされるという点にも大きな要因があると思う。
機械式時計の空前のブームの中にあって、腕時計レンタル業などは事業としてもかなり有望なような気もするが、商材の原価が高額であるため、下記に記すような詐欺師が登場すると、あっという間に利益が消し飛んでしまい、真っ当な運営が困難になる。

よくある手口ではあるが、先月末に、高級腕時計レンタルを利用し、約1800万円分もの時計をだまし取った男が逮捕・起訴されるというニュースがあった。

以下、各社ニュース・報道からの引用。
※本記事の一覧ページ使用画像は ©ANNとなります。


高級腕時計レンタル利用約1800万円詐欺か 男を逮捕・起訴
高級腕時計のレンタルサービスに偽の運転免許証などを使って会員登録し、腕時計をだまし取っていたとして、茨城県鉾田市の無職の容疑者が詐欺の疑いで逮捕・起訴されました。
だまし取られた腕時計は合わせて13点・およそ1800万円相当にのぼり、警察の調べに対し、「腕時計を質店で売って投資で出た損失を補填していた」と供述しているということです。

逮捕・起訴されたのは茨城県鉾田市の無職、長峰一史容疑者(35)です。
警察によりますと、長峰容疑者は偽の運転免許証と連絡先を使って、高級腕時計のレンタルサービスに会員登録し、レンタルを申し込んで高級腕時計をだまし取ったとして逮捕・起訴されています。
レンタルサービスの運営会社が「時計が返却されない」と警察に相談したことから被害が発覚し、警察によりますと、令和元年10月から去年5月にかけて、高級腕時計合わせて13点・およそ1760万円相当がだまし取られていたということです。
長峰容疑者は、だまし取った腕時計を質店で売っていたということで、警察の調べに対し、「投資で出た損失を補填するためにやった。時計を売った金でまた投資をしていた」として容疑を認めているということです。
(NHKニュースより :https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20220228/1090011769.html



©FNNプライムオンライン 

高級腕時計1700万円相当を詐取 男を逮捕・送検 足利警察署
レンタル用の高級腕時計13個、時価1700万円相当をだまし取ったとして、足利警察署は詐欺の疑いで茨城県の男(35)を逮捕・送検したと28日に発表しました。
逮捕・送検されたのは、茨城県鉾田市の無職、長峰一史容疑者(35)です。 長峰容疑者は2019年10月から去年5月までの間に足利市や茨城県などで高級腕時計をレンタルする複数の事業所からロレックスなどの高級腕時計合わせて13個、時価にして1762万6000円相当をだまし取った疑いがもたれています。

警察によりますと、時計のレンタル手続きはインターネットを通して行われ、長峰容疑者は申請の際に必要な氏名や住所、顔写真を変えてレンタルを繰り返し、それらを返さずにリサイクルショップに売却していたということです。
長峰容疑者は「投資で負債が出て、それの補填のためにやった」と容疑を認めているということです。 長峰容疑者は高級腕時計1個をだまし取った疑いで去年10月に逮捕されていて、警察で余罪を調べていました。
(とちぎテレビ ニュースより :https://news.yahoo.co.jp/articles/35404da7a2c0daa73da472a0eeff777584451a7c



ロレックスなど13本詐取か 無職の男「FXの損失取り戻そうと」。
時計のレンタルサービスをしている会社からロレックスなど高級腕時計13本をだまし取ったとして、無職の男が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、茨城県鉾田市の無職、長峰一史容疑者(35)です。
 長峰容疑者は2019年10月から去年5月にかけて、群馬県と茨城県と神奈川県で、それぞれ時計のレンタルサービス会社からロレックスやシャネルなどの高級腕時計13本、時価総額およそ1800万円相当をだまし取った疑いが持たれています。

警察によりますと、長峰容疑者は氏名や住所を加工した運転免許証の画像を使い、別人を装ってレンタルを申請し、料金を支払わないまま中古品買い取り業者におよそ1050万円で売却していたということです。警察の取り調べに対し、「FX取引の損失を取り戻すためにやった」と容疑を認めているということです。
(TBSニュースより :https://news.yahoo.co.jp/articles/2cdfc47b5f6e9dadd17b02ec645999994f4f90f5


対策としては、コストはかかってもしっかりと保険をかけて、大きな損害を回避するくらいしかないのだろうか。

以下は個人的な感想ではあるけれど…
数年に一度くらいしか使わないものは、買うよりはレンタルというのはわかる。
しかしながら、時計のように日々使うものは、買ってみて毎日着けてこそ、愛着がわき深みが見えてきたりする面もあるので、どちらがいいかは個人の考えにもよりけりだが、個人的には、悩みに悩んで迷いに迷って、清水の舞台から飛び降りるつもりで決断する過程の楽しみは、時計趣味の中のかなり大きな部分を占めているような気がする。

とはいえ、借りたものは返そう!