いつか機械式時計がほしいと考えているあなたへ by shinya_xx

 By : Guest Blog


30代のゲストブロガー shinya_xxです。
私がインスタグラムを行う中で、『いつか機械式時計がほしい』という意見を多くいただきました。
そこで、その参考になる記事を、具体例を用いて書きました。今回は、初心者向けの内容になっています。最後まで読んでいただければ幸いです。

“いつか”というのは、“今すぐ”ではありません。
そこから今一歩踏み出すために、どういったキッカケが必要になるのでしょうか?
支障となる課題を乗り越えて、購入へ踏み切るキッカケについて考えていきます。

私が考える“機械式時計の購入のキッカケ”として、下記の5つのケースに分類してみました。
実際には複数の要因が重なりあって、購入を検討されていると思いますが、まずはその個々の分類項目について説明していきます。


キッカケ(影響)の分類

(1)憧れの人や身近な人からの影響
●家族や友人、仕事関係の方の影響でほしくなった。
●テレビやドラマ、映画での著名人の影響でほしくなった。
●私物として使用している著名人の影響でほしくなった。
●SNSのインフルエンサー等の影響でほしくなった。


(2)ライフスタイルによる影響 
●ファッションやシーンが変化し、それに合うものがほしくなった。
●現在のファッションやシーンに、より相応しいものがほしくなった。

(3)ライフイベントによる影響
●人生の節目で思い出に残るものがほしくなった。 (入学、卒業、就職、昇格、転職、独立、結婚、出産、退職等)
●年齢の節目で記念になるものがほしくなった。

(4)経済状況による影響
時計のための貯金が十分に貯まった。
●金銭的な余裕ができた。
●オークションや推定価値の動向で興味を持った。

(5)時計関係の影響 
●時計が趣味で色々と調べる中でほしくなった。
●たまたま訪問した店で見つけた。
●付き合いのある店から入荷の連絡があった。
●時計店巡り(マラソン)して見つけた。



具体例

私事で恐縮ですが、私のブログの読者であり、相談役である母親もいつか機械式時計をほしいと考えていた一人です。その体験談を書きたいと思います。

母親は時計に関する知識はありませんでしたが、時計好きの父親より結婚当初(1984年) ロレックス レディデイトジャスト(型番:69174)(WGのフルーテッドベゼル、SSのジュビリーブレス)をプレゼントされました。当時の父親は、ロレックス サブマリーナデイトやデイトジャスト(WGのフルーテッドベゼル、SSのジュビリーブレス)を使っており、ロレックスの実用性やステイタス性を考慮しての判断だったようです。

ちなみに、父親のコレクションの中で私が一番興味を持ったのは、新生A.ランゲ&ゾーネの復活に大きく貢献したギュンター・ブルムライン時代のIWCで、1988年に制作されたポートフィノ・クロノグラフ(Ref. 3731)です。



プレゼントされたデイトジャストは、母親のライフスタイルにマッチした実用性の高い機械式時計で、様々なシーンで活躍しました。また小さいケースながら、自動巻きである点や防水機能が非常に役立ちました。しかし、専業主婦として育児や家事を行い(当時は息子が3人、後に4人目の息子も生まれる)、父親の仕事の手伝いも積極的に行っていたため、多忙を極め、プレゼントされた時計を紛失してしまいます。

その後、それに代わる時計をプレゼントしたいと父親が考え、カルティエの時計を2本(パンテール、ベニュワール)購入しました。これらは非常にファッション性が高く、センスの良いもので重宝していました。しかしながら、それらの時計はクォーツであるため、自分が使いたい時に止まっているという問題に何度も直面しました。当時のクォーツは使用期間が2年程度でした。クォーツの時計を使う度に、いつか機械式時計をほしいという思いを募らせていったと母親は言っています。

そこで、1988年に百貨店の方より、ロレックスのレディデイトジャストが入荷したという連絡があり、興味を持ちます。そのモデル(型番:69178)は、YGのフルーテッドベゼル、プレジデントブレスレットのタイプでした。少し派手ですが、婚約時計として父親が購入し、プレゼントすることになりました。



これが婚約時計になった経緯は、婚約リングを親から譲り受けたリングで済ませていたため、父親が自分自身で購入していなかった事を反省しての決断だったようです。結果として遅いながらも婚約時計が贈られ、現在は様々なシーンで活用しています。大阪へ帰省した際、いつも両親とホテルバーへ行きますが、その時もこの時計が活躍しています。下記写真は、その時のものです。



最後に

母親の場合は、結婚というタイミングで機械式時計を知り、再度購入できる機会に恵まれ、活用するようになりました。人それぞれ、時計購入の経緯は異なりますが、キッカケを上手く活用して、思い出に残るタイミングで決断できれば、より一層時計への思い入れが強くなり、大切にできると思います。この機会に自分自身に合ったタイミングで、購入を検討してみてはいかがでしょうか?皆様に良い出会いがある事を願っています。

私のインスタグラムは @_shinya_xx ( https://www.instagram.com/_shinya_xx/  ) です。
もし興味があれば、よろしくお願いします。

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