Ay&Ty Style in Geneva #7 -AP dinner-

 By : Ay&Ty Style

旅の楽しみのひとつはディナー。
ジュネーヴというとチーズフォンデュやラクレットなどのスイス料理のお店に目が行きますが、SIHH2017の夜は、オーデマピゲ・ジャパンの皆様に特別な企画を頂戴いたしました。そのディナーがとても素晴らしく、今回の旅が一層思い出深いものになりました。


ジュネーブの中心地からレマン湖畔をバスで少し北へ。

五つ星ホテル、La Réserve Genève - Hotel, Spa and Villas のメインダイニング" The Loti"がディナーの会場。
ホテルを所有するLA RÉSERVE社のオーナーは、ボルドーの2級シャトー コス・デストゥルネル(Chateau Cos d'Estournel) の現オーナーとしても知られるスイスの実業家、ミッシェル・レィビエ(Michel Reybial)氏。

大きなぶどうの木のオブジェがひときわ目を引きます。



奥の個室に入ると、オーデマピゲとコス・デストゥルネルの世界
時計とワイン。ジャンルは違いますが、ともに苦悩の70年代を乗り越えて確固たる地位を築いたマニュファクチュール。
この日のディナーは、オーデマピゲとコス・デストゥルネルの歴史を重ね合わせて振り返るという企画。
もちろん料理に合わせるのはコスのワイン。赤は垂直に飲み比べます。





1986年はフランス、ボルドー地方にとっては、質/量ともに非常に優れていたグレートヴィンテージ。
コスとしても記念すべき年だったそうです。



90年代以降は品質も安定して高評価を連発。今や1級シャトーに迫ると言われています。
ブランもボルドーを代表する白の1本といっていいでしょう。



86と08の間に見慣れないボトル?
これは、コスの現オーナーが自身の名前でリリースしたシャンパーニュ「ミシェル・レィビエ」(Michel Reybial)
シャルドネ中心。2013年スタートの新しいプロジェクトのため、日本ではまだあまり流通していないのではないでしょうか。



素晴らしい企画で私たちを歓迎してくれたオーデマピゲ・ジャパンCEOのジョナサン・キング(Jonathan King)氏。
以前もディナーでご一緒したことがありますが、かなりの食通、そしてワイン通。



本日のワイン。
シャンパーニュ、ブランの後、
1996、2000、2005、2008を垂直でいただきます。





オーナー一族から、Dimitri Augenblick氏自らがコス・デストゥルネルの歴史をプレゼンテーション。





もう一つのサプライズが、オーデマピゲ・ルノエパピ(Audemars Piguet Renaud & Papi)のジュリオ・パピ(Giolio Papi)氏。
光栄にもお隣でじっくりお話を聞かせていただきました。
ランゲ&ゾーネの復興の話、ルノエパピ設立の話、リシャールミルのムーブメントを作るようになったきっかけの話、、、。はたまた、現在注目している時計師の話。



2005年は現オーナーがコスを取得した後のグレートヴィンテージ。思いもひとしおでしょうね。



ご参加いただいたゲストの皆さま、それぞれに一番美味しいと感じたビンテージを発表していったものですが、(意外にも)2008年と答えた方が多かったです。ジュリオパピさんも08。
、、、私は96と答えました。



最後はハンガリーの貴腐ワイン、トカイ。



このグラスは!!



ステム側から飲む面白グラス(?)
慎重に飲まないと大変なことになります。ジュリオパピさんも真剣、慎重に。



お料理は昨年秋にシェフに就任したばかりのVirginie Basselot氏
前職(セントジェームス・パリ)時にフランスの職人としての栄誉であるMeilleurs Ouvriers de France(MOF)を受賞した凄い女性のようです。



このホテルが大のお気に入りだというオーデマピゲCEO フランソワ-アンリ・ベナミアス(François-Henry Bennahmias)氏もご挨拶にいらしていただき、感激しました!



関係者の皆様、ゲストの皆様、素晴らしい体験をありがとうございました!



濃厚なジュネーヴツアー、ようやく初日が終わりです。
このペースで書いていくといつまでも終わらないので、2日目以降は要所に絞ってライトにレポートしますね!

(次回はジュネーヴレポートを1回お休みして、本日から日本でも発売される、ゼニスとレンジローバーのコラボレーションウォッチのローンチイベントをレポートします。こちらもお楽しみに!)