ショパール: 伝説のドライバー、ジャッキー・イクス氏とのランチ + スーパーファスト新作発表!

 By : KIH
6月初旬、伝説のドライバー、ジャッキー・イクス氏を囲んでの昼食会が開かれました。長年の大ファンである筆者は、幸いにもショパールジャパンのおかげで招待されました。

さらに、直前になってイクス氏の隣の席に!



そしてこれが、本日発表される、スーパーファストの最新モデル。このあと、イクス氏によってベールが取られます。詳細は以下をご覧ください。



ショパールジャパン CEOのトーマス・ドベリ氏。


ポルシェ・ジャパン、執行役員マーケティング部長の山崎氏。


ショパールのアンバサダーであり、ポルシェ ワークス ドライバーの1人、日本在住のアンドレ・ロッテラー氏。2017年よりポルシェ。過去3回のル・マン優勝経験あり。



そして、主役の登場。ポルシェ及びVWグループのアドバイザーであり、ショパールの30年にも亘るアンバサダー。ショパールの共同社長である、カール・フリードリッヒ・ショイフレ氏とも個人的な長年の友人。ル・マンには6度優勝している。

「日本に来るのは20年ぶり。この国は本当に素晴らしい。帰ってこれて光栄だ。ポルシェもショパールも共通しているのは、家族経営であり、自分たち・お客さんたちが欲しいものを自由に作ってきた。そして、大事にするものは、信頼性・精度・スピード。自分は何度かル・マンでも優勝しているが、それは自分個人だけに帰するものではない。ショパールの商品と同じく、レースもまた、他に多くの人が支えてくれてようやく、結果が出るもの。実を言うと、自分はもう過去の人間だ。そして、ここにはたまたま今の人間が来ている。アンドレだ。彼は今活躍するドライバーであり、またショパールのアンバサダーでもある。新旧2人がここにいる、というのは非常に感慨深い。そして、後ほどこの過去の人間が、ショパールの最新の時計を披露させていただくというのも、大変名誉なことだ。」


そして、氏の腕にはもちろん!


氏とは隣同士でいろいろと話が弾んだ。

なぜ、日本は久しぶりなんですか?
「90年代初頭に、実はマツダのテクニカルコンサルタント、戦略のお手伝いをしていた。そしてマツダは皆の努力の結果、ル・マンで優勝することができた。マツダは実は日本のメーカーの中で、唯一ル・マン優勝経験があるんだ。トヨタは何度も挑戦しているがまだ優勝はしていない。マツダの人たちは素晴らしかったよ。当時関係の深かった住友銀行の人たちともよく話をした。」という、個人的にもちょっと懐かしい話を聞かせてもらいました。

そして、氏のために本当に少数だけ作られた本の紹介。手前に並んでいる小瓶の中には、氏が実際に走った砂漠の砂や、剥がれたボディーペイントのかけらなどが入っているそう。これをセットで、招待された中から1人に! はい。私ではありませんでした・・・。


氏は言います。
「今のレースは、昔に比べて遙かに安全になった。命を落とすドライバーの数もぐっと減った。良いことだ。レースで命を散らす若者を見るのは辛い。自分も事故で火傷を負った。服を着たら見えないところだけどね。」


招待客からの質問に丁寧に答えるイクス氏。
「どうやったらル・マンに勝てるんですか?」
「運ですね。関わる人全員の最大限の努力があっても勝てないことはある。ドライバーが最高の仕事をしても勝てないことがある。最後は運だと思っています。私は単に運が良かったのです。」


私の反対側に座っていた某誌の編集長の質問にも丁寧に答えていました。


楽しかったランチも終わりました。
室内にあった、ミニチュアカーの陳列棚。


ロスマンズ・ポルシェ! 懐かしい。


1つ1つ、イクス氏がサインしています。一生のお宝ですね。


そして919。


ショパールジャパン、ポルシェジャパンの皆様、ありがとうございました!

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さて、以下は全世界初公開、スーパーファストの新モデルの紹介です! (ショパールジャパン、ニュースリリースより)。ル・マン開始まで発表を控える要請がありましたので、上記ランチで本機を拝見しましたが要請通り撮影もしておりません。「ルールを守る」ことはWMOのみならず世界の常識であり、発表を控えさせていただいていたことをご理解ください。


スーパーファスト パワーコントロール
ポルシェ 919 HF エディション

高い振動数、高いパフォーマンス



軽さ、機能性、専門性。ショパールの新作高振動モデルは、完璧なパフォーマンスを体現する時計です。スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HF エディションは、FIA世界耐久選手権で勝利を収め続けるショパールのパートナー、ポルシェ モータースポーツへのオマージュ。選手権で表彰台を独占し続けるレーシングカー、ポルシェ 919 ハイブリッドと数多くの特長を共有しています。ショパールの時計製造の根幹をなす技術とパフォーマンスを追求する文化の証です。

2014年にシュトゥットガルトのメーカー、ポルシェ モータースポーツが世界耐久選手権(WEC)に復帰して以来、パートナーを務めるショパール。この大会におけるポルシェの活躍の数々を称えるため、限定シリーズを発表します。2015年と2016年、ポルシェは、919 ハイブリッドにより、2連覇を成し遂げました。この驚異的な技術力、パワー、機能性の集大成であるレーシングカーへのオマージュとして、オールブラックの高振動クロノメーターに、その特長を詰めこみました。スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HF エディションは、ショパールとポルシェ モータースポーツ両メーカーの特長である、高いパフォーマンスを体現した賜物なのです。

効率性
ショパールがスーパーファストウォッチに用いている技術は、ポルシェ 919に用いられる技術と酷似しています。ポルシェ 919のシャーシは、非常に軽量で、硬度の高い、アルミニウムと炭素繊維複合材料からできています。スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HF エディションは、超軽量で着け心地がよく、耐久性の高いビーズブラスト加工のチタンを利用しました。ブラックDLC加工により、さらにこの特性は高められています。目覚ましい技術、カーボン膜によって、極めて優れた耐傷性を確保しているのです。



豊かなインスピレーション
ポルシェ 919は2L、400馬力のV4ターボエンジンと、連結された500馬力の電気モーターを搭載しています。キャリバーChopard 01.11-Mもまた、ハイブリッドです。2種類の素材を組み合わせ、フルリエ・エボーシュのアトリエで、開発、製作、組立ての全工程が行われています。真鍮とステンレススティールからなり、中心は、シリコン酸化物の脱進機となっています。919のターボは、抜群の加速力の電気モーターにより、最高出力に保たれますが、キャリバーChopard 01.11-Mもまた、極めて高い8Hzの振動数を誇ります。この技術を使いこなすことができるのは、ショパールだけです。



毎時57,600回の振動数でありながら、その調整機構は桁違いのパワーリザーブを有しています。世界耐久選手権にありがちな衝撃や振動からも、キャリバーChopard 01.11-Mの精度は守られているのです。エネルギー効率の記録をたびたび塗り替えるポルシェ 919と同様に、スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HF エディションも、記録を有しています。通常これだけ高い振動数の場合、エネルギー消費が増え、パワーリザーブが落ちてしまいますが、本機は約60時間のパワーリザーブを有しています。高度な制御機能によって、ショパールは、高い動力の蓄積に成功したのです。



鋭敏なデザイン
ポルシェ 919 ハイブリッドと類似しながら、スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HF エディションは、スーパーファストコレクションに不可欠なモデルの一つとなっています。レースマニア、レースドライバー、フリークのための大ぶりな直径45mmケースの、確固たるスタイルのクロノメーターです。ベゼルは、ブラックPVD加工が施されたステンレススティール製の8つのねじで固定されています。まず目にできる、高い専門性の証です。ショパールの専門性は、針によってもまた証明されています。針は、スケルトンで超軽量、コントラストが効き、視認性に優れた大きなつくりになっています。エンジン回転計のようなアラビア数字の目盛り表示、非常に細かいミニッツトラック、インデックス、日表示、パワーリザーブインジケーター全てが、マットなブラック文字盤にホワイトで表示され、コントラストの効いた創りとなっています。






この文字盤は、スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HF エディションを定義する4つのシグネチャーを有しています。一つ目は、バトン型でストレート、明瞭に記された「Chopard」ロゴ。二つ目は、クロノメーター表示。スイス公認クロノメーター検定局(COSC)の認定を受けたムーブメントを搭載している証であり、ショパールとその共同社長カール・フリードリッヒ・ショイフレが常に追求し続けるクロノメーター精度の証でもあります。三つ目は、ホワイトのH型と矢印型の表示。高い振動数のショパールウォッチを特徴づけます。最後に、レッドの地色にホワイトで書かれた「919」の数字。この100本の限定シリーズにインスピレーションを与えたポルシェ 919 ハイブリッドを想起させる数字です。



洗練性
スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HF エディションのスポーツ精神は、細かいディテールにも反映されています。919の巨大なスリックタイヤ同様に、すべすべとしたラバー製ストラップを有します。表面が均一なおかげで、密着度とパフォーマンスが高められています。キャリバー01.11-Mの仕上げは、モーターにインスピレーションを受けています。ブリッジには透かし模様の溝がまんべんなく施され、回転ローターはスケルトン式です。リューズは、太く、ラバー製の接合部で保護され、高い安全性と使い心地の良さを保証しています。


スーパーファスト パワーコントロール ポルシェ 919 HF エディションは、強い印象を与える時計です。レーシングカーにふさわしい‘エンジン’ を有し、素材と技術を駆使しながら、加工を施した制御機能を備えています。

ショパールとポルシェ モータースポーツは、モータースポーツへの強い愛と、厳しい条件をクリアするハイクオリティなものへの愛を共有しているのです。



製品詳細
ケース:
• ブラックDLCとビーズブラスト加工を施したチタン製
• ケースサイズ 45 mm
• ケース厚さ 12.4 mm
• 防水 100m
• マットブラックラバーを採用したねじ込み式リューズにステアリングホイールのエンブレム、DLC加工ステンレススティール製リューズ 8mm
• 反射防止加工のサファイアクリスタル
• シースルーバック、〝Official Timing Partner Porsche Motorsport LMP1 Team”の転写とポルシェ モータースポーツのロゴ。
• ホワイトラッカーとエングレービングを施したインナーベゼル
• エングレービングとラッカー仕上げのブラックDLC加工チタン製ベゼル、ブラックPVD加工を施した8本のステンレススティール製ねじ

ムーブメント:
• 自動巻きムーブメント Chopard 01.11-M
• ムーブメントサイズ 28.8 mm
• 石数 37
• パワーリザーブ 約60時間
• 振動数 毎時57,600振動(8Hz)
• COSC(スイス公式クロノメーター検定局)の認定
• シリコン製脱進機(ピン、アンクル、ガンギ車)

文字盤&針:
• マット仕上げのブラック文字盤、レッド、ホワイト、グレーの転写
• 6時位置にレッド、ホワイトの「919」ロゴ
• 転写による秒、1/4秒表示
• 凹部にスーパールミノバを塗布したロジウム加工の時針と分針
• 先端がレッドのロジウム加工秒針
• ロジウム加工バトン型パワーリザーブインジケーター針
• スーパールミノバを塗布したロジウム加工インデックス

機能&表示:
• 中央に時、分、秒表示
• 1/4秒表示
• 3時位置に日付窓
• 9時位置にパワーリザーブインジケーター

ストラップ&バックル:
• スリックタイヤを模したブラックラバーストラップ
• ブラックDLCとビーズブラスト加工のチタン製フォールディングクラスプ

Reference: 168593-3001 - 100本の限定モデル
ショパールブティック限定

お問い合わせは、ショパールブティックまで。