オーデマピゲ/スーパーソヌリ・ディナー

 By : Ay&Ty Style
こんにちは。Ay&Tyです。

今年のSIHHで、オーデマピゲは、昨年のロイヤルオーク・コンセプト・スーパーソヌリに続き、端正なデザインのジュール・オーデマ・コレクションにスーパーソヌリを搭載したジュールオーデマ・ミニットリピーター(Ref #26590PT. OO. D028CR. 01)を発表しました。

昨年の夏、銀座ブティックでロイヤルオーク・コンセプト・スーパーソヌリをフィーチャーしたイベントの席で、サイズが大きすぎる、トゥールビヨンのないシンプル・リピーターを作って欲しい、などと要望を出していたのですが、おそらくそのような声が世界中から届いていたのでしょう。
今作では、ケース径で1mm( 44mm → 43mm )、ケース厚で約3.5mm( 16.5mm → 13.15 mm )のスリム化がなされ、複雑機構はミニットリピーターに特化されています。そして、文字盤はグラデーションのついた青エナメル(このほか、ブラックエナメルのモデルも発表されています)。


そして、銀座ブティックでは今年も、スーパーソヌリの新作をフィーチャーしたイベントが開催されました。

今年は、スーパーソヌリのムーブメント開発を手がけたジュリオ・パピさん(オーデマピゲ・ルノエパピ)、オーデパピゲのグローバル ブランド アンバサダーのクローディオ・カヴァリエールさんが来日し、素敵なディナーイベントとなりました。

乾杯の挨拶はもちろん、ジュリオ・パピさん。
左上のパネルはスーパーソヌリのために開発されたサイレント・ガバナーの模型です。



テーブルを並べての着席形式のディナーは、広々としたオーデマピゲ銀座ブティックならでは。



シャンパーニュはルイナール。
NVとは思えないスケールの大きさの秘密はこのサイズ!



私は今年のジュネーヴで発表された新作、ロイヤルオーク・パーペチュアルカレンダー・ブラックセラミックを黒のジャケットに合わせて参加しました。



お料理とサービスはドミニク・ブシェ・トーキョー
ドミニク・ブシェさんのスピーチで素晴らしいコースディナーが始まります。






トウモロコシのヴルーテ ズワイガニとミント
旬のトウモロコシを使った滑らかなヴルーテが食欲を掻き立てます。



オマール海老と夏野菜のテリーヌ レモンのコンフィと海老のマヨネーズ
この日の食材の大半は日本のものですが、唯一、エビはブルターニュのオマールを使ったのだそう。



日本海スズキのポワレ レギューム・ア・ラ・グレック
美しいカトラリーはクリストフ



和牛のフィレ肉 アーティチョーク ソース・キャトルポワヴル
ソース・キャトルポワヴルというのは耳馴染みがありませんが、Quatre Poivresとありますので、4種類の胡椒を使ったソースの意でしょうか。



バニラとフランボワーズのヴァシュラン
ヴァシュランは王冠型に盛り付けたフランスの伝統的なデザート。ラズベリーの爽やかな酸味。



食後はオーデマピゲのミニットリピーターに関するトークショー。
1月に訪問したオーデマピゲのライブラリーでも、古いミニットリピーターの音色を聴き比べましたが、最新のスーパーソヌリとの聴き比べは圧巻でした。
(加納さんの専門通訳も相変わらずすごかった!)






ジュリオ・パピさん自ら、スーパーソヌリの音響特性を実演。
腕の上に乗せていた方がよく響くんですよね。クリーンで強い高音。






もちろん試着も。
とても良いサイズ感でしたが、パピさん曰く、もっとケース径を詰めることは可能なのだそうです(40mm以下にすることも!)。



パテックのリピーターとは音色の方向性が違いますが、防水性能も確保されたこの時計ならミニット・リピーターの日常使いという夢を叶えてくれそうです。
欲を言えばケースバックからムーブメントを見ることができれば最高なんですが、音響盤が入っている以上、こればかりは難しいのでしょうね。リピーターは音色で決めるべきだろうと私は思います。



前作とサイドバイサイドで。



最後に、Instagramに投稿した動画を。
ディナー中に普通に撮影したものですが、音色を聞き取ることができると思います。
普通のリピーターではありえないこと。



会場では、ロイヤルオーク・パーペチュアルカレンダー・ブラックセラミックのオーナー様ともお会いしました。
オーデマピゲジャパンの皆様、パピさん、カヴァリエールさん、ドミニクブシェ・トーキョーの皆様、そして会場でご一緒した皆様、素敵な時間をありがとうございました。