Lundis Bleus: Ref. 1100シリーズ
By : KIH概要はhajさんのブログに大体書かれていて、それだけでも十分興味が大いに湧く新ブランドですよね。まだ手元になく、レビューという形式も取れませんが、まずは現在のラインアップ、Ref.1100シリーズをご紹介したいと思います。
共通スペック:
デザイン |
鉢状のケースは、表側のやや突き出したのクリスタルの大きさ、ケースバックの大きさが広がって見えるようにデザインされています。 ケースバックの一部であるラグは、正面から見るとケースと別れているように見え、カーブからなる微妙な視覚効果を与えることによって鉢状のデザインをさらに強調しています。ケース裏のロゴは内側のカラーガラスによって強調され、ステンドグラスのような雰囲気を与えています。 |
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ケース |
円形、40㎜。316Lステンレススティール。防水は3気圧。酸を使ったエッチングによって、個体番号や、「316L」がラグの間に彫られています。ケース厚さは11㎜。 |
リューズ |
リューズも316Lステンレススティール製。エルゴノミクスを考えデザインされ、手首を傷つけたりせず、非常に使いやすいデザイン。 |
ケースバック |
316Lステンレススティール製。ラグの表面はサテン仕上げ。ロゴの周りはマイクロブラスト仕上げ。残りは全て磨き仕上げ。「Lundis Bleus」は別途切り出され、半田付けされたもの。ケースバックはケースに4つのステンレススティールのネジで止められている。 |
風防クリスタル |
サファイヤクリスタル、ドーム形状。直径37.65㎜、厚さ4㎜。表・裏両側に無色の非反射コーティング。上から嵌め込み。 |
ケースバッククリスタル |
平面形状、強化ミネラルガラス。色付き。ケース内側からケースバックに嵌め込み。 |
文字盤 |
ダブルプレートデザイン(真鍮製)。電解メッキの板。すべての部品には、電解メッキが施されています。スタンピング加工によるざらつき模様のボトムプレート。 上板をカットし、円形サテン仕上げで飾った。 ドーム型円形ロゴ、Ø4.00mm。 12個の棒状のアプライドインデックス。6時にポリッシュ加工された日付ウィンドウ。Lundis Bleus専用のフォントが使われ、バックグラウンドカラーとマッチしたダイヤルのメインカラーの日付ディスク。 文字盤径は33.00mm. |
針 |
平らに削られた時・分針。真鍮製。電解メッキ。スケルトンタイプのLundis Bleus考案の針。秒針も真鍮製で電解メッキが施され、カウンターウェイトの為に後ろ側が長くなっています。 |
革ストラップ |
巾 19㎜、直線。長い方が115㎜、短い方が77㎜。ステッチなし。8穴。 |
ピンバックル |
316Lステンレススティール製。上部はサテン仕上げ。横と裏はポリッシュ仕上げとサンドブラスト仕上げ。ラグと同様、ややカーブがついています。 |
ムーブメント |
日本製Miyota 9015、片方向の自動巻き。径25.6㎜、厚さ3.9㎜。パワーリザーブは42時間。24石。28,800振動(4Hz)。工場出荷時には日差 /-10秒以内まで調整しています。 |
箱 |
160x160x90mm。 |
保証 |
5年保証付き。1度目のオーバーホールは無料。ただし、5年以内にオーバーホール依頼をしてください。時計と同梱で、ステンレススティール製の保証カードをお送りします。 |
ちょっと読んだだけでも、お値段(1350スイスフラン・エナメルダイヤルは1850スイスフラン)対比、やり過ぎ? というくらいのスペックとかけている手間ですよね。
では、最初のモデル、Ref.1100シリーズのバリエーションを見ていきましょう。
1100-EU エナメルダイヤル仕様。こちらだけややお値段が高く(それでも超リーズナブル)、月に数枚しか作れないため、納期は4週間以上、とのこと。
1100-01
シルバーダイヤル、インデックス。裏は青のミネラルガラス。革バンドの内側は青。
1100-02
ダークニッケル色の文字盤。インデックスはロジウムメッキ。革バンドは、表がオリーブグリーン、裏が青。ケースバックは青のミネラルガラス。
1100-03
ローズゴールド色の文字盤と針。ケースバックは赤のミネラルガラス。革バンドは、表がエッグシェル色、裏が赤色。
1100-04
シルバーの文字盤。インデックスと針はローズゴールド。ケースバックは青のミネラルガラス。革バンドは、表が薄茶色、裏が青。
1100-05
ダークニッケル色の文字盤、インデックスと針はローズゴールド。ケースバックは青のミネラルガラス。革バンドは、表がオリーブグリーン、裏が青。
1100-06
ローズゴールドの文字盤。インデックスと針はロジウムメッキ。ケースバックは赤のミネラルガラス。革バンドは、表が茶色、裏が赤。
さて、いかがだったでしょうか? このバリエーション、このお値段、そして日本製のムーブメント。まだ触ってはいませんが、すごいブランドが出てきたものだ、と思います。超高級、ハイテク、ハイエンドなムーブメントメーカ-あるいは時計ブランドでの経験があり、そしてこのブランドを立ち上げたJohan StorniとBastien Vuilliomenet。一体彼らは何者なのでしょうか?
Johan(ヨハン)は、ルノー・エ・パピ(オーデマ・ピゲ)と、ラ・ジュー・ペレで働き、2008年以降はリシャール・ミルの開発部門に勤務。
Bastien(バスティアン)は、ニューシャテルのデザイン学校で学び、コルムのデザイン部門で6年間働き、2014年、Roventa-Henexというプライベートブランドで、開発プロジェクトに従事し、特別なコレクターたちの為に時計を作ってきました。
ワークショップ
時計師机
作業中のバスティアン
ケースバックをきれいにしているところ。
マクロショット
実に、細部まで作りこんであります。
日付のバックグラウンドは文字盤の色とマッチするようにできています。
ケースバックから出ているラグ。上部から見るとラグは離れているように見えます。
製造番号。
リューズをはずしたところ。
7つの溝が入ったリューズ。
作業中のヨハン。
エナメル製造過程の最初。
5年保証のプレート。
ラ・ショー・ド・フォンの街並み。
そして、日本のファンにメッセージをいただきました!
「冬に来日します。来年かな。その時には、驚くような新製品を持って行きますよ」
今から楽しみですね。
このブランドはWMOでも引き続きフォローしたいと思います。
https://lundis-bleus.com/en/
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