MB&F「HM12 THE GUARDIAN」~ 完全なる「オロロジカルコンセプト」による30年目への旅の幕開け

 From : MB&F (エムビー アンド エフ )

「HM12 THE GUARDIAN」~完全なる「オロロジカルコンセプト」による、30年目への旅の幕開け

斬新な「フェイスシールド」コンプリケーション、フライングトゥールビヨン、ダブルサイズのマイクロモーター、ジャンプングアワー、さらに伝統的なウォッチならではの上質な仕上げ加工が印象的で、非常に複雑なHM12 ウォッチと機械式温度計や一体型ツールを備えた高さ38cmのロボット「The Guardian」を合わせた、メカニカルデュオです。


MB&F初期のオロロジカルマシンに宿るSFの雰囲気を蘇らせる「HM12 The Guardian」は、ユニット1体に、約1,500個のパーツが使用されています。3モデル限定、製造は各モデル12体のみの限定アイテムです。



「マシン」に流れる魂
ブランド創設当時からMB&Fのクリエーションに影響を与えてきたもの、それは創業者 マキシミリアン・ブッサーが子どもの頃、夢中になっていたロボットの存在でした。特に心を打った例として挙げられるのが2015年、L’Epée 1839とのコラボレーションにより誕生したロボット型の時計「Melchior」です。 ブッサーの記憶にあるおもちゃ、SF、そして機械の世界をベースに、単なるオブジェクトではなくパーソナリティを持たせながらイメージを形にしたのでした。そして2026年、MB&Fは別の形で新作をご紹介いたします。ロボットの脳を思わせ、そして「腕にするもの」というウォッチの概念を超えたロボットです。



完全なる「オロロジカルコンセプト」による、30年目への旅の幕開け
「HM12 The Guardian」はもともとMB&Fの20周年記念を見据えて構想がスタートしましたが、実際の開発には予想以上の時間が必要となりました。プロジェクトのスケールは大きくなり、より精密さを増していきました。そして、最初はプロセスの「遅延」のように思われていたことがチャンスへと姿を変え、MB&F が30年記念を目指す出発点にふさわしいオブジェクトとなったのです。



「HM12 The Guardian 」は単なるウォッチではありません。完全なる「オロロジカルコンセプト」であり、オーディエンスである皆さまの多くが最近になって知るところとなったMB&Fの原点に回帰することを熟考した証です。HM12のリキャリブレーションという形であり、フランス語で「村の中心に教会を戻す」という表現がありますが、それを体現したものと言えるのです。



「アイディア」に戻る
MB&Fにとって「ルーツを遡る」という言葉は、過去を再訪するという意味ではありません。 ルーツを遡る、それは創設初期からMB&Fが形作ってきたアイディアや基本理念に立ち戻り、試しに一歩先に向かって押してみて、そこにまだ根を下ろしているかどうかを見極めることなのです。そして「クリエイティブな大人とは、生き残った子どもである」は現在まで一貫して基本理念の1つとなっています。



「HM12 The Guardian」は過去20年に渡って開発した重要な要素を見直し、改めて1つのプロジェクトとしてまとめたものです。オロロジカルマシンであり、レガシーマシンであり、共同クリエーションでもある「HM12 The Guardian」は語りかけるようなデザイン、ハイエンドのウォッチメイキング、機械的な実験、そしてオブジェクトとの楽しい関係性を集約しています。

新しいクリエイティブデュオ
「HM12」は、MB&Fのクリエイティブな体制についても極めて重要な転換点となります。著名なデザイナーであるエリック・ジルーとの20年に渡るコラボレーションを経て、今回は初めてマキシミリアン・ブッサーとマキシミリアン・マーテンスのタンデムがオロロジカルマシンのコンセプトと開発を一貫して担当(ジルー氏は、今後も別のプロジェクトの鍵を握るパートナーとして活躍していただきます)。マックスとマックスのコラボレーションは既に数年に渡り行われていますが、これまでマーテンスの功績はMB&FがL’EpéeそしてReugeが共同制作したクロック、そしてミュージックボックスという形に限られていました。



ロボットの頭がウォッチだったら、どうなるだろう? ― 「HM 12 The Guardian」の最初の原動力となったのは、ブッサーが形を与えたこのコンセプトでした。そして、ブッサーに代わりプロジェクトのアーキテクト、そして後見人となったのがマーテンスです。マーテンスは4年以上をかけスケッチ、3Dモデルの構築、試作品のプリント、安定性のテスト、そしてプロポーションの調整を徹底的に繰り返してきました。

ウォッチである前に「顔」である、ということ
「HM12」は、視覚的には正面を向いています。ロボットの上にある頭部で顔の役割をしていることはすぐに判別できます。目も2つ、きちんと存在しています。関係のあるものが重ねられた構造です。マシンがキャラクター、探検家、または正義の味方のように解釈されていた1970~1980年代のSFのイメージ ― マックス・ブッサーが昔のロボットやおもちゃの記憶を呼び起こしたものが由来となっています。そしてマックス・マーテンスにとってはその次の世代 ― トランスフォーマー、アニメシリーズ、「アイ, ロボット」のような映画でロボットが進化を遂げ適応し、より複雑な役割を担うイメージを持っていました。「HM12」は様々な時代の想像力が交差するポイントと言えるのです。



メカニカルフェイス
一貫して自社で開発した「HM12」は、完成までに4 年以上の歳月をかけたムーブメントとケースのアーキテクチャの賜物です。各エレメントは全て自社で設計されており、ストーリーを語り掛けるような意図、そして機械的に緻密な制約があることを同時に訴えかけます。



「HM12」は顔として認識され、ウォッチ全てがロボットの頭となっています。時間は目の位置に表示されます。左のインスタントジャンピングアワー、右のトレイルミニッツはそれぞれ固定された位置で読み取ることができ、その他の情報は回転式ディスクの上を廻ります。



その下には、MB&Fのバトル・アックス(戦斧)を模したマイクロモーターの片方の端がちょうどロボットの口のところに位置します。上に視線を移せば、脳の部分にはフライングトゥールビヨン機能を意図的に見える形で配置し、未来的なデザインというよりもハイエンドなウォッチメイキングにおけるクラシックな装飾が姿を見せます。HM12のスカル(頭蓋骨)にはサファイヤを使用。幅広い方向から光を取り込み直接トゥールビヨンを照らす様子が正面はもちろん、横からもケースの側面を通してご覧いただけます。



メカニズムの中のメカニズム ― フェイスシールド
「HM12」の絶対的な特徴の1つが、コンプリケーションであり、オブジェクトの「語り」の部分につながる機能的な要素となっているフェイスシールドです。フェイスシールドは、ウォッチというロジックの中でロボットの表情を保護するために存在しています。また、根本から変形させ、ウォッチの表情に彩りを与えます。



左のクラウンを通してシールドが作動すると、連続して円を描くように動きます。表情を完全に見せても隠しても、出ている部分を自在に調節することができるのです。シールドがストップ位置に到達すると、クラウンが連結を解きクラッチオフの状態になります。

全面的に機械によるシステムで、ムーブメントからは完全に独立した構造を取っています。この機能のためだけに200以上のパーツが使用されており、多くの機械式ウォッチの緻密さを超える水準に至ります。シャトン(ストーンを留めるリング)、ポリッシュ加工を施したホイール、インワードアングルといった特徴は、本来であれば伝統的なオロロジュリーで行われるレベルの加工が施されていることの証です。



開発は1人のエンジニアがタイムキーピングのムーブメントにフォーカスし、もう1人のエンジニアがシールドシステムに注力、空間という部分はもちろん、運動学的にも機能面でも衝突することがないよう、位置合わせを一定にさせる「同時進行」で行われました。その結果、メカニックでありながらストーリーを語る、2つの面が共に発展しあった1つのマシンが誕生したのです。

頭の反対側
全て自社で開発を行ったHM12キャリバーは84時間のパワーリザーブを誇り、プレシャスストーンを含め、使用されている646個ものパーツの多くは手作業で最終加工を行っています。裏側から見ると、今度はよりクラシックで昔ながらのオロロジカル言語に沿っており、HM12がまた違った言語域を持っていることがわかることでしょう。正面は未来的な表現へ向かっているのに対し、背面は落ち着いた雰囲気を残しています。キャリバーありきのケースではなく、ケースに合わせてキャリバーが作られているのです。人間の顔のプロポーションを考慮して、オープンで左右対称、バランスが整ったムーブメントに仕上がっています。



このコントラストを引き立ててくれるのが、仕上げ加工です。ブリッジは柔らかくカーブを描き、メインプレートには手作業でグレイン加工を施しました。リアモーターは、名だたる独立時計師、カリ・ヴティライネン率いるチームによるギョーシェ彫りのドームが印象的。平面ではなく、湾曲した球状の表面にギョーシェを彫るには、忍耐強さと卓越した技術を必要とします。

オロロジカルマシンの未来的な言語、そしてレガシーマシンのクラシックで上品な美しさ ― HM12はこの2つの世界の中間を意識しているのです。



スタンドでは終わらない「The Guardian」は「相棒」
HM12はロボットのその他の部分である「The Guardian」と合わせお届けする「2つで1つ」のモデルです。ウォッチはクイックリリースシステムでストラップから簡単に外すことが可能で、取り付ける際も頭部に直接乗せるだけ。しっかりと固定できるクリップシステムは、取り外しと取り付けを繰り返しても大丈夫な設計です。ストラップの部分は、ロボットのベースに見えないよう一体化しているスペースに入れることができます。土台でもスタンドでもなく、まさにウォッチの周りに作られたボディなのです。



「The Guardian」の開発は、MB&Fの長年のパートナーであるL’Epéeが担当。ウォッチの機械的な構造の延長上にあるものがロボットであるという解釈のもと、755個のパーツで構成されています。ロボットの胸の中心部には機械式温度計を設置し、ロボットの心臓部としての役割を担っています。そして、左右の腕にもツールが ― 片方の腕はムーブメントをチェックするようキャリブレーションされたループを搭載、上質な姿が垣間見えるデザインです。もう一方の腕にある取り外し可能なトーチはUV機能を備えており、ウォッチとロボットのスーパールミノバを点灯することができるようになっています。

未来に開かれた、一度限りのオブジェクト
「HM12 The Guardian」はブルー、パープル、グリーン、3色の限定エディションです。各色12体、合計36体のみの展開となります。それ以上製造されることは、ありません。



SFにインスピレーションを得たオロロジカルマシン、全てを自社で手がけたキャリバー、昔ながらのハイエンド加工、これまでに存在しなかったディスプレイ、そしてウォッチを扱い、ウォッチの世界を掘り下げてくれるメカニカルな相棒 ― MB&Fがこれまで20年以上に渡って形にしてきた要素の数々が凝縮された「HM12 The Guardian」。第一印象では楽しい立体的アートのように見えますが、実は歳月を重ねて開発に取り組み、1,500にも上る数のパーツを1つにまとめた集大成なのです。

「HM12 The Guardian」が立ち戻るMB&Fのルーツ ― 強い個性、本当の意味で技術的なクオリティ、そして不思議な感覚を兼ね備えた、メカニカルなオブジェクトの制作。ブランド創立時の魂を改めて実感し、30周年を見据えて今、それを未来へと伝えていくのです。

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ブランドのスタッフが実機を携えて来日、拝見させていただけたのでレポートします。



ブッサー本人が好きと公言し、カルト的な人気を誇る「グレンダイザー」などを思わせる丸みを帯びた「スーパーロボット」な造形であった今までの作品と比較すると、「リアルロボット」を思わせる直線的なフォルムです。
「二人のマックス」のコラボによるデザインはガンダムやトランスフォーマーといった「リアル」作品をモチーフにした、とのこと、スーパーロボットよりも年代が進んでいます。



胸には機械式の温度計が備えられ、磨き上げられたステンレススティールで仕上げられています。
挿し色のストライプもステンレススティールで、塗装によって着色されているとのこと。

単なるスタンドではなく、これ自体が数多くの部品で作られた「コンプリケーション」で、メインとなる時計を支える機能を持っています。



腕が稼働し、右腕に装着された「シールド」はルーペになります。



左腕の「トンファー」か「ガン」はライト(トーチ)で可視光・レーザー・ルミノバを光らせるUVに切り替え可能。



本体とは強力なマグネットでガッチリと固定されます。



土台には腕時計時のストラップを格納。
土台と脚も強力なマグネットで固定され、転倒を防いでいます。

「足は稼働しないの?」と伺ったところ、スタンドとしての機能を考えると足が動いてバランスを崩して倒れてしまったり、「お辞儀」のようなイメージで上半身が倒れるリスクがあるため、あえて固定しているとのこと。



ワンタッチスイッチでラグの固定を解除し、ストラップをつければ腕時計に。
一見すると大きいですが、ケース中央から生えた可動ラグによってラグ間距離は等価的に小さくなるので、装着感はいいです。

いくつかのブランドで見られるベルクロ(面ファスナー)を使ったストラップにより軽快に装着でき、調整も容易です。



サイドの開口部からトゥールビヨンが見えます!





向かって左のリュウズで「表情」が変化します。
ロボットの変形を思わせますね。
操作させてもらいましたが、動作はスムース、操作終わりでスリップする安全装置も設けられでいるようです。
フルに展開すると眉毛を思わせる凛々しい表情に見えます。



外した後は保護用のゴムパッドが。
これはこれで「メンテナンス」を思わせます。



伝統的な仕上げを施し、表とは別の表情を見せるムーブメント。
こちらもなんとなく「顔」に見える意匠です。



後ろから。
首元のパイプがカッコいい。



窓際で撮ってほしい、という事で移動。
全部で15Kgあり、どうやって持ち込んだの?と伺うと丸いベーススタンドは預入、ロボットは機内持ち込み、時計は手持、とのこと。
お疲れ様です…



東京タワーと…
MB&Fらしい突き抜けた作品でした。


【技術仕様】
HM12 THE GUARDIAN
バリエーション: グリーン、ブルー、パープルの3モデル
限定:各色12体限定の製造






[時計部分]
ムーブメント:自社で開発されたオートマチックムーブメント、ダブルワインドローター
・フライングトゥールビヨン
・インスタントジャンプングアワー
・トレイルミニッツ
・シールド機能
・パワーリザーブ:84時間
・パーツ 646個
・プレシャスストーン 86石
ケース:チタン グレード5
・パーツ 84個
・スーパールミノバハイライト
・12時の位置にモバイルラグ
・6時の位置に固定式ラグ
・上面、底面、12時位置にサファイアクリスタルを使用、トゥールビヨンが見える仕様
・ケースサイズ:縦 49,3mm、横 43,6mm、高さ13,8mm
ストラップ:ウォッチの取り外しと「Guardian」への取り付け用クイックリリースシステム
・ラグ幅 20mm
・バックル 20mm
・マジックテープ式

[「Guardian」ロボット部分]
L’Epée 1839による開発
機械式温度計
パーツ 755個
右腕(シールド)に拡大ルーペを装備
左腕に一体型UVトーチ
ロボットのベースに設けた引き出しにストラップ収納用スペース
サイズ(ベースを含む):直径 22cm、高さ38,2cm
重量(ベースを含む):約15kg


「HM12 THE GUARDIAN」の主な「フレンズ」
コンセプト:マキシミリアン・ブッサー/MB&F
製品デザイン:マックス・マーテンス/MB&F
技術・生産管理:セルジュ・クリクノフ/MB&F
ムーブメントの設計と仕上げの仕様:マックス・マーテンスとMB&F 研究開発チーム
ムーブメント開発:トーマス・ロレンツァート、ピエール=アレクサンドル・ガメ/MB&F
研究開発:トーマス・ロレンツァート、ピエール=アレクサンドル・ガメ、ロビン・コトレル/MB&F
メソッドとラボ:アントニー・ミニ得、ジョルジュ・ヴェイジー、ニコラ・エライル、やにっく・ジュールヌッド/MB&F

ホイール、ブリッジ、ピニオン、軸パーツ:Bandi、HorloFab、AMECAP、2B8、D-Cojoux、Mimotec、NTE、Quickparts、Le Temps Retrouvé、Rouages Sa、Studi’Ho、Viquodeco
バランスホイール:Precision Engineering AG
スプリングとジャンパー:Elefil Swiss、Horlofab
バレル:Générale Ressort
ルビー:Pierhor/Crelier
ムーブメントの彫り:DM Surface
手作業によるムーブメント部品の仕上げ加工:C-L Rochat、DSMI Electronics SA、MBG Watch Décor、Rhodior SA、Transcendance, SVMA、Brodbeck Guillochage、STS
PVD/CVD加工:Positive Coating
ムーブメントの組み立て:ディディエ・デュマ、エマニュエル・メートル、アマンディーヌ・バスクル、ミシェリー・セールス、ミシェル・パッパラルディ、クレマン・エラルド、オリバー・マリク/MB&F
ムーブメントパーツ:ジャン=バディスト・プレト、ヨアン・ジョヤール、ステファニー・カルヴァジョ=コレイラ、アルセーヌ・フトーヌ、クビレイ・コルクット/MB&F
アフターセールス:アントニー・モレノ、マチュー・ルクルトル、ロイク・ロバード=ニコウド/MB&F
品質管理:シリル・ファレ、ジェニファー・ロンゲペス、シモン・ドゥエール/MB&F
ケース:AB Product
ダイヤルとスーパールミノバ:La Montre Hermes
バックル:AB Product
クラウンとコレクター:Cheval Frères
針:Elefil Swiss
サファイアクリスタル:Novocristal
サファイアクリスタルの反射防止加工:アントニー・シュヴァブ/Econorm
ストラップ:Manufacture Jean Rousseau
プレゼンテーションボックス:オリヴィエ・ベルトン/Soixante et Onze
プロダクションロジスティックス:アシュリー・ムッスィエ、ティボー・ジョアナ―ル、ダヴィッド・ガヴォット、ジャン=リュック・ルエル、キャロリーヌ・ウヴラード、エティエンヌ・マルカデ、マリリン・ルヴェック、エミリー・ブルニエ/MB&F

マーケティングと広報:シャリス・ヤディガログルー、アルノー・レジュレ、ヴァネッサ・アンドレ、タルヤ・ラキン、エレオノール・マルカデ/MB&F
グラフィックデザイン:Bベノア・ロシャ/MB&F
M.A.D.Gallery:エルヴェ・エスティエンヌ、ルーアン・ デ=ペレッティ/MB&F
セールス:ティボー・ヴェルドンク、セドリック・ルーセル、バティスト・ウール、オーギュスタン・シヴォ、リシャール・レオクルー、ジャン=マルク・ボリー、ヴィルジニー・マルション、クレール・ジャメ/MB&F
テキスト:ロレンツォ・メイヤール/APRESDEMAIN Agency Sarl
製品撮影:エリック・ロシエ/MB&F、ネフタリ・ノタリオ/Eliot & Watson
ムービー: Le Truc
ポートレート撮影:エリック・ロシエ/MB&F
ウェブサイト:タルヤ・ラキン/ MB&F、ジュリアン・エンチョス/Idéative



【お問い合わせ・For more information, please contact】
Charris Yadigaroglou -cy@mbandf.com/ Arnaud Légeret -arl@mbandf.com
MB&F SA, Route de Drize 2, CH-1227 Carouge, Switzerland
Phone: 41 22 786 36 18



[MB&F]~コンセプトラボの誕生
2005年に設立されたMB&Fは、世界初の時計製作専門コンセプトラボとして傑出した創造性を誇ります。ブランドはこれまでに20種類以上の秀逸なキャリバーを開発し、それらをベースにして製作されたオロロジカル・マシンとレガシー・マシンは高い評価を得てきました。そして現在も、創業者でありクリエイティブディレクターでもあるマキシミリアン・ブッサーのビジョンに基づき、従来の時計作りの殻を破ってキネティックアートを思わせる立体感豊かな作品を生み出し続けています。

マキシミリアン・ブッサーは15年間にわたり高級腕時計ブランドをマネージング。2005年ハリー・ウィンストンのマネージングディレクターの職を辞し、MB&F(マキシミリアン・ブッサー&フレンズ)を創立しました。MB&Fは、ブッサーが尊敬し、働く喜びを分かち合うことのできる才能あるオロロジカル職人を集め、先鋭的なコンセプト・ウォッチのデザインと小規模生産を行う芸術的なマイクロエンジニアリング・ラボです。

2007年、MB&Fは初のオロロジカル・マシンであるHM1を世に送り出しました。HM1の彫刻のような立体的なケースと美しく仕上げたエンジン(ムーブメント)は、同社の風変わりなオロロジカル・マシンの基準となり、時を告げるためというより、「時を語る」マシンが数多く生み出されました。こうして製作された奇想天外なオロロジカル・マシンを通じて、宇宙やSF、大空、スーパーカー、動物王国、建築といった多様なテーマを探求してきました。
2011年には、MB&Fはラウンドケースのレガシー・マシン コレクションを発表。MB&Fとしてはクラシカルなスタイルを採用したこれらのモデルは、19世紀の腕時計製造の卓越性に敬意を払いながら、往年の偉大な時計製造革新者とは異なる視点で複雑機構を解釈することにより、現代的な芸術品に仕上がっています。また、一部のレガシー・マシンには、コレクターのアクティブなライフスタイルに合わせて防水性と耐衝撃性を高めたエヴォ エディションも誕生しました。MB&Fは現代的で型破りなオロロジカル・マシンと、歴史からインスピレーションを得たレガシー・マシンを交互に発表しています。2025年には、創業20周年を記念し、これら2つのカテゴリーの中間に位置づけられる「スペシャル・プロジェクト」コレクションの第1弾として「SP One」を発表しました。
MB&Fの「F」が「フレンズ」(Friends)を表していることから分かるように、優れたアーティストや時計職人、デザイナー、様々な分野の製造業者をブランドにとっての「友人たち」と考え、協力関係を築くことはごく自然な成り行きでした。
そうした姿勢がブランドにもたらしたのが、パフォーマンスアートとコラボレーション作品という新たな2つのジャンルでした。パフォーマンスアート・モデルは、創造性豊かな社外のフレンドがMB&Fのマシンをベースにしてアレンジを加え、新たな形で表現した作品。一方のコラボレーション作品は、腕時計ではなく別のタイプのマシンで、MB&Fのアイデアとデザインに基づいて独創的なスイスのマニュファクチュールが設計、製造を行います。レペ1839と共同で製作されたクロックなど、コラボレーション作品の多くは時間を知らせるマシンとなり、リュージュやカランダッシュとのコラボレーションでは別の種類のメカニカル・アートが創作されました。
ブッサーは、こうして誕生したあらゆるマシンにその魅力を発揮できる舞台を与えるため、従来型のブティックに陳列するのではなく、他のアーティストによる多彩なメカニカル・アートとともにアートギャラリーに展示することを思いつきました。このアイデアにより、ジュネーブに最初のMB&F M.A.D.ギャラリーが設立され(「M.A.D.」はMechanical Art Devices:メカニカル・アート・デバイスの略)、その後、ドバイにもM.A.D.ギャラリーがオープン。また、シンガポール、台北、パリ、ビバリーヒルズ、そしてシリコンバレーには、より小規模なスペースに限られた数の作品を展示するMB&Fラボが誕生しました。
MB&Fがこれまでに成し遂げた革新的な成果に対しては、いくつもの権威ある賞が与えられてきました。例を挙げると、年間最優秀時計に贈られる最高賞「エギュイユ・ドール」を含め、名高いジュネーブ・ウォッチ・グランプリにおいて、MB&Fはこれまでに10以上の賞を受賞しています。2025年には、より手の届きやすい価格帯を掲げるMB&Fのセカンドブランド、M.A.D.Editionsが、「M.A.D.2」により「プティット・エギュイユ」部門を受賞しました。2022年、LM シーケンシャル エヴォが「金の針賞」を受賞。またM.A.D.1 レッドが「チャレンジウォッチ賞」を受賞しました。2021年にはLMXが「ベスト メンズ コンプリケーション賞」を、そしてLM スプリットエスケープメント エディ・ジャケ「Around The World in Eighty Days」が「アーティスティック・クラフト賞」を受賞。2019年にはLM フライングTが「ベスト レディース コンプリケーション賞」を受賞し、2016年にはLM パーペチュアルが「ベスト カレンダー ウォッチ賞」を、2012年にはLM No.1が「パブリック賞(時計ファンによる投票)」と「最優秀メンズウォッチ賞(プロの審査員による投票)」をダブル受賞しました。また2010年には、HM4サンダーボルトで「最優秀コンセプト&デザインウォッチ賞」を受賞。さらに2015年には、HM6スペースパイレートが国際的な「レッドドット・デザイン賞」において最優秀賞である「レッドドット:ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞しています。