MB&F「レガシー・マシン 101 エヴォ」~ LM101の真髄がエヴォで登場
From : MB&F (エムビー アンド エフ )レガシー・マシン 101 エヴォ、LM101の真髄がエヴォで登場
レガシー・マシン101(LM101)シリーズは2014年に発表されました。ケース径40mmのLM101は、レガシー・マシンの中でも最も小さく薄いモデルでありながら、非常に立体的なムーブメントを備えています。そのムーブメント上には、14mmの堂々たる「フライング」テンプが浮かぶように設置され、時計の精度を司っています。
「101」の名が示すように、このタイムピースは機械式腕時計の本質に焦点を当てています。すなわち、精度を調整するテンプ、主ゼンマイの残量と巻き上げが必要なタイミングを表示するパワーリザーブ、そしてもちろん時刻表示です。

LM101ムーブメントは、MB&Fの社内エンジニアリングチームによって完全に自社開発された初のキャリバーです。受賞歴を持つ独立時計師カリ・ヴティライネンが、デザインと仕上げの仕様において極めて重要な役割を果たしました。その構造と19世紀のスタイルを継承した手作業による仕上げ技術は、伝統的な高級時計製造の最高基準を満たし、歴史的な時計製造の規範を忠実に踏襲するものとなっています。
過去10年間、LM101はホワイトゴールド、ローズゴールド、イエローゴールド、プラチナ、パラジウム、ステンレススティールなど、さまざまな素材で展開されてきました。さらに、ダイヤルも多彩なカラーや仕上げが施され、どのバリエーションも同じように魅力的です。
LM101は現在、MB&Fの中でも最も人気の高い作品の一つとなっており、近年ではコレクターやファンから「エヴォ バージョンを出してほしい」という声が多く寄せられていました。ブランドは2025年のMB&F創立20周年を記念し、この要望に応える形でLM101 エヴォを発表することをついに決定しました。これは、MB&Fの20年にわたる時計製造芸術へのオマージュであり、このモデルを愛するファンたちへの感謝のメッセージでもあります。

エヴォ効果とは?
エヴォ シリーズは2020年に、受賞歴のあるLM パーペチュアルを進化させたLM パーペチュアル エヴォとして発表されました。続いて2022年にはLM スプリットエスケープメント エヴォ、LM シーケンシャル エヴォが登場しました。
エヴォ仕様とは、レガシー・マシンの一部モデルに一連のデザインとエンジニアリング上の改良を施すことで、日常的な着用やアクティブなライフスタイルに適したタイムピースへと生まれ変わらせることです。エヴォ モデルの主な特徴は、80mの防水性能、ねじ込み式リューズ、一体型ラバーストラップ、そしてケースとムーブメントの間に配置されたMB&Fの特許取得済みFlexRingショックアブソーバーが挙げられます。これにより、アクティブな使用中にも時計を保護します。さらに耐久性と装着感を高めるため、ジルコニウムやチタンなどの先進素材が採用されています。

デザイン面では、エヴォ モデルは人間工学に基づいたケースデザインと一体型ストラップによって際立っており、従来のベゼルを排除することで、ドーム型サファイアクリスタルを通じてスーパールミノバで強化された表示部を妨げることなく視認できる点も注目です。ムーブメント側では、ダークトーン処理が施され、スポーティでコンテンポラリーな美しさを際立たせています。
20周年記念 LM101 エヴォ エディション
MB&Fの20周年を祝う2025年に、2モデルのLM101 エヴォ エディションが発表されます。いずれもチタン製ケースを採用し、サーモンまたはピーコックグリーンの文字盤プレートが組み合わされています。これらの文字盤のカラーはCVD(化学気相成長法)と呼ばれる技術によって仕上げられています。文字盤がムーブメントの構造の一部を成していることから、その技術的な利点を評価されて採用されました。ピーコックグリーンのバージョンは、グリーン、ブルー、パープルの光が表面で反射し、移り変わる色合いが特に魅力的です。サーモンバージョンは、MB&Fでは比較的珍しい色であるため、同様に注目に値します。

目の肥えた方なら、これらのエヴォ エディションに多くの新しいディテールが施されていることに気づくでしょう。文字盤プレート上に浮かぶ2つのブラックのサブダイヤルは、細やかな円形のフレームで縁取られています。右上には、視認性の高い新デザインのホワイトゴールド製の針が時・分を表示。下部のサブダイヤルに配されたパワーリザーブ表示には、重要な改善点が施されています。キャリバー LM101 エヴォのパワーリザーブは従来の45時間から60時間に延長され、スポーティなテーマにふさわしい実用性が加わりました。
フライングテンプを支える優美なツインアーチは健在で一塊の金属から削り出され、鏡のような光沢を実現するために何時間もかけて手作業で仕上げられています。このエヴォ バージョンでは、ベース部分がより流れるような洗練されたデザインとなっており、クラシックなLM101バージョンとのさらなる差別化が図られています。脱進機もまた再設計されており、MB&Fのアイコンでもあるバトルアックス(戦斧)モチーフからインスピレーションを得たデザインが施されています。

手巻きムーブメントLM101 エヴォには、シュトラウマン社製エダブルヘアスプリングと信頼性の高いスリッピング式主ゼンマイ香箱が搭載されています。LM101 エディションの新機能として、EVO仕様の一環として導入された、MB&F独自の革新的なFlexRingが採用されました。どのタイムピースも裏面にはボックスサファイアクリスタルが施され、その下にあるダーク仕上げの手作業で仕上げられたムーブメントの美しさを際立たせています。波打つようなジュネーブ仕上げ、手作業で磨き上げられた面取り部、ゴールドのシャトン、皿型に打ち抜かれた青焼きのネジ、官能的なカーブを描く地板とブリッジはすべて、高級懐中時計に見られる伝統的なスタイルへのオマージュであり、MB&Fが歴史的正統性を重んじていることを物語っています。
デザインを完成させるため、ラバーストラップはホワイトとグレーの2色から選ぶことができます。正式な限定バージョンではないものの、生産能力に応じて、年間に数十点しか製造できない限られたコレクションとなります。
【技術仕様】
LM101 エヴォ
LM101 エヴォは2つのエディションで発売
チタン製、サーモンCVD文字盤プレート

グリーンCVD文字盤プレート

[エンジン]
三次元オロロジカルムーブメント(MB&F自社開発)
ムーブメントデザインと仕上げ仕様:カリ・ヴティライネン
手巻き式、スリッピング機構付きの主ゼンマイ香箱を搭載
パワーリザーブ:60時間
テンプ:ムーブメントの上に浮かぶように設置された、カスタムメイドの14mmテンプ(伝統的な調整ネジ4個付き)
ヒゲゼンマイ:シュトラウマン®ダブル・ヘアスプリング
テンプの振動数:18,000振動 / 2.5Hz
部品数:233
石数:23石
シャトン:ゴールドシャトン(研磨した皿穴付き)
精巧な仕上げ:全体に19世紀のスタイルを踏襲した最高の手仕上げ、面取り加工を施した内部の縁(手作業で研磨)、研磨した面取り部、コート・ド・ジュネーブ仕上げ、手彫り文字、ブラックNACブリッジ
[機能]
時、分、パワーリザーブ表示
大ぶりのテンプを文字盤上に懸架
[ケース]
素材:衝撃保護システム「フレックスリング」付きチタン
直径:40.0 mm
厚さ:16.5 mm
部品数:42
ラグ幅:17 mm
ラグとラグの間:49 mm
表側にハイドーム型サファイアクリスタル、裏側にボックス型サファイアクリスタルを採用、いずれも両面反射防止加工済み
防水性能:80m / 8ATM / 270フィート
ねじ込み式リューズ
[ストラップ]
チタン製フォールディングバックルを備えたグレーまたはホワイトのラバーストラップ
LM101 エヴォのフレンズ
コンセプト:マキシミリアン・ブッサー(MB&F)
製品設計:エリック・ジルー(Eric Giroud Design)
技術・製造管理:セルジュ・クリクノフ(MB&F)
ムーブメントデザインと仕上げ仕様:トマ・ロレンザト(MB&F)
ムーブメント開発:トマ・ロレンザト(MB&F)
研究開発:トマ・ロレンザト、ロバン・コトレル(MB&F)
メソッドとラボ:ヤニック・ジュルヌ、ニコラ・エライユ、マエル・メンデル、アントニー・ミュニエ(MB&F)

歯車、ブリッジ、ピニオン、軸:ポール=アンドレ・タンドン(Bandi)、マルク・ボリス(2B8)、アルノー・オリヴィエ(Le Temps Retrouvé)、ルイ・ダ・コスタ(D-CoJoux)、オリヴィエ・ルドー(Roud'Or SA)
テンプ:セバスチャン・ジャンヌレ(Atokalpa)
ゼンマイ、ジャンパー:アラン・ペレ&ジュリアン・ボッソン(Elefil Swiss)
香箱:アルベルト・シッコ(Général Ressort)
ルビー:Pierhor、Crelier、La Pierrette
ムーブメント手彫り:Glypto
ムーブメント部品手仕上げ:ジュゼッペ・アントニオ・ドナート、デニス・ガルシア(C-L Rochat)、フローラン・ボリス(DSMI Electronics SA)、ビクトル・カルサダ(CV Décor)、ムジャク・ガフル(MBG Watch Décor)、ホルヘ・ダ・コスタ(DC-polyjoux)
PVD/CVD処理:ピエール=アルベール・ステインマン(Positive Coating)、ステファン・グレコ(Rhodior)
ムーブメント組み立て:ディディエ・デュマ、ジョルジュ・ヴェイジー、アンヌ・ギテール、エマニュエル・メートル、マチュー・ルクルトル、アマンディーヌ・バスクル、ロイック・ロベール=ニクー、ミシュリー・セールス、クレマン・エラール、ミシェル・パパラルディ、オリヴィエ・マリック(MB&F)
ケースとムーブメント部品:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(STG Creation)
アフター・サービス:アントニー・モレノ(MB&F)
社内機械加工:アラン・ルマルシャン、ジャン=バティスト・プレト、ヨアン・ジョイヤール、ステファニー・カヴァロ、アルセーヌ・フートン、クビライ・コルクット(MB&F)
品質管理:シリル・ファレ、ジェニファー・ロングペ、アデリーヌ・カンディグ、シモン・ドゥエール(MB&F)
ケース装飾:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(STG Creation)
文字盤と文字盤上のスーパールミノバ:Metalem
バックル:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(STG Creation)
リューズとコレクター:イヴ・ニクラウス(Boninchi)
針:イザベル・シリエ(Fiedler)
サファイアクリスタル:アレクサンドル・グロ(Novocristal)
サファイアクリスタルの反射防止加工:アントニー・シュワブ(Econorm)
ストラップ:Multicuirs
化粧箱:オリヴィエ・ベルトン(Soixanteetonze)
プロダクションロジスティックス:アシュレイ・ムシエ、ティボー・ジョアナール、マリリン・ルヴェック、エミリー・ビュルニエ、ダヴィド・ガヴォット、ジャン=リュック・リュエル、キャロリーヌ・ウヴラール、エティエンヌ・マルカデ(MB&F)
マーケティングおよび広報:シャリス・ヤディガログルー、ヴァネッサ・アンドレ、アルノー・レジュレ、ポール・フレッス、タルヤ・ラカン(MB&F)
グラフィックデザイン:ブノワ・ロシャ(MB&F)
M.A.D.ギャラリー:エルヴェ・エスティエンヌ、ルアン・ド・ペレッティ(MB&F)
セールス:ティボー・ヴェルドンク、セドリック・ルーセル、バティスト・ウール、オーギュスタン・シヴォ、リシャール・レオクル、ジャン=マルク・ボリー、ヴィルジニー・マルション、クレール・ジャメ(MB&F)
テキスト:ソフィー・フュルレイ
製品撮影:ネフタリ・ノタリオ、アレックス・トイスチャー、ルノー・クリッツィンガー
映像:マヌイル・カラペティス(Brosky Media)、マルク=アンドレ・デシュー(The WatchesTV)
ポートレート撮影:エリック・ロシエ(MB&F)
ウェブサイト:タリヤ・レイキン(MB&F)、ステファン・バレ(Idéative)
【お問い合わせ】
シャリス・ヤディガログルー - cy@mbandf.com/ アルノー・レジュレ - arl@mbandf.com
MB&F SA, Route de Drize 2, CH-1227 Carouge, Switzerland
電話番号: 41 22 786 36 18
[MB&F]~コンセプトラボの誕生
2005年に設立されたMB&Fは、世界初の時計製作専門コンセプトラボとして傑出した創造性を誇ります。ブランドはこれまでに20種類以上の秀逸なキャリバーを開発し、それらをベースにして製作されたオロロジカル・マシンとレガシー・マシンは高い評価を得てきました。そして現在も、創業者でありクリエイティブディレクターでもあるマキシミリアン・ブッサーのビジョンに基づき、従来の時計作りの殻を破ってキネティックアートを思わせる立体感豊かな作品を生み出し続けています。
マキシミリアン・ブッサーは15年間にわたり高級腕時計ブランドをマネージング。2005年ハリー・ウィンストンのマネージングディレクターの職を辞し、MB&F(マキシミリアン・ブッサー&フレンズ)を創立しました。MB&Fは、ブッサーが尊敬し、働く喜びを分かち合うことのできる才能あるオロロジカル職人を集め、先鋭的なコンセプト・ウォッチのデザインと小規模生産を行う芸術的なマイクロエンジニアリング・ラボです。
2007年、MB&Fは初のオロロジカル・マシンであるHM1を世に送り出しました。HM1の彫刻のような立体的なケースと美しく仕上げたエンジン(ムーブメント)は、同社の風変わりなオロロジカル・マシンの基準となり、時を告げるためというより、「時を語る」マシンが数多く生み出されました。こうして製作された奇想天外なオロロジカル・マシンを通じて、宇宙やSF、大空、スーパーカー、動物王国、建築といった多様なテーマを探求してきました。
2011年には、MB&Fはラウンドケースのレガシー・マシン コレクションを発表。MB&Fとしてはクラシカルなスタイルを採用したこれらのモデルは、19世紀の腕時計製造の卓越性に敬意を払いながら、往年の偉大な時計製造革新者とは異なる視点で複雑機構を解釈することにより、現代的な芸術品に仕上がっています。また、一部のレガシー・マシンには、コレクターのアクティブなライフスタイルに合わせて防水性と耐衝撃性を高めたEVO(エヴォ)エディションも誕生しました。MB&Fは現代的で型破りなオロロジカル・マシンと、歴史からインスピレーションを得たレガシー・マシンを交互に発表しています。
MB&Fの「F」が「フレンズ」(Friends)を表していることから分かるように、優れたアーティストや時計職人、デザイナー、様々な分野の製造業者をブランドにとっての「友人たち」と考え、協力関係を築くことはごく自然な成り行きでした。
そうした姿勢がブランドにもたらしたのが、パフォーマンスアートとコラボレーション作品という新たな2つのジャンルでした。パフォーマンスアート・モデルは、創造性豊かな社外のフレンドがMB&Fのマシンをベースにしてアレンジを加え、新たな形で表現した作品。一方のコラボレーション作品は、腕時計ではなく別のタイプのマシンで、MB&Fのアイデアとデザインに基づいて独創的なスイスのマニュファクチュールが設計、製造を行います。レペ1839と共同で製作されたクロックなど、コラボレーション作品の多くは時間を知らせるマシンとなり、リュージュやカランダッシュとのコラボレーションでは別の種類のメカニカル・アートが創作されました。
ブッサーは、こうして誕生したあらゆるマシンにその魅力を発揮できる舞台を与えるため、従来型のブティックに陳列するのではなく、他のアーティストによる多彩なメカニカル・アートとともにアートギャラリーに展示することを思いつきました。このアイデアにより、ジュネーブに最初のMB&F M.A.D.ギャラリーが設立され(「M.A.D.」はMechanical Art Devices:メカニカル・アート・デバイスの略)、その後、ドバイにもM.A.D.ギャラリーがオープン。また、シンガポール、台北、パリ、ビバリーヒルズには、より小規模なスペースに限られた数の作品を展示するMB&Fラボが誕生しました。
MB&Fがこれまでに成し遂げた革新的な成果に対しては、いくつもの権威ある賞が与えられてきました。いくつか例を挙げると、名高い「ジュネーブ ウォッチ グランプリ」においては、その年の最も優れた時計に授与される最高賞「金の針賞(エギュイユ・ドール)」を含めた、9つものグランプリを獲得しています。2022年、LM シーケンシャル エヴォが「金の針賞」を受賞。またM.A.D.1 レッドが「チャレンジウォッチ賞」を受賞しました。2021年にはLMXが「ベスト メンズ コンプリケーション賞」を、そしてLM スプリットエスケープメント エディ・ジャケ「Around The World in Eighty Days」が「アーティスティック・クラフト賞」を受賞。2019年にはLM フライングTが「ベスト レディース コンプリケーション賞」を受賞し、2016年にはレガシー・マシン・パーペチュアルが「ベスト カレンダー ウォッチ賞」を、2012年にはレガシー・マシン No.1が「パブリック賞(時計ファンによる投票)」と「最優秀メンズウォッチ賞(プロの審査員による投票)」をダブル受賞しました。また2010年には、HM4サンダーボルトで「最優秀コンセプト&デザインウォッチ賞」を受賞。さらに2015年には、HM6スペースパイレートが国際的な「レッドドット・デザイン賞」において最優秀賞である「レッドドット:ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞しています。
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