BaselWorld 2018 ショパール: L.U.C XP エスプリ ド フルリエ ピオニー タイムピースを昇華させるメティエダール + メイキング画像
From : Chopard (ショパール )タイムピースを昇華させるメティエダール
ほぼ慣例となった特別な決まり事のように、毎年、メゾン ショパールは牡丹の花をテーマとした独自のモデルを発表します。色鮮やかで、香りたち、象徴的で、古代より崇められたこの花を、L.U.C. XP 35mmのなかで自由に表現させました。ショパール マニュファクチュールはこの新しいモデルに、フルリザンヌ彫金による豪華な装飾と、同様の洗練さと繊細さを必要とするカッティングアートと組み合わせました。異なる2つの芸術ですが、望むことはただ一つ、力強く、荘厳ではかない牡丹の花を具現することです。
L.U.C エスプリ ド フルリエ ピオニーは、2015年より発表されているL.U.C エスプリ ド フルリエ ピオニーのラインに属し、そのタイムレスな個性と軽やかで生き生きとしたデザインを受け継いでいます。今年大胆にもショパールは、いっしょになるとは思いもかけない2つの技術を組み合わせました。
牡丹の儚い美しさ
繊細で儚い美しさを持つ牡丹の花。2週間足らずしか開花せず、強い風雨で私たちを楽しませてくれる開花期がさらに短くなってしまうこともあります。そこで、ショパールはデコパージュによって、この儚い牡丹を表現することを決めました。カッティングアートは東洋を起源とし、多数の文明により様々な時代にわたり行われてきました。それは、ユネスコ無形文化遺産に登録される中国 « Jianzhi »、日本の « Kirie » 、インドの« Sanjih » といった技術で、これらすべての影響から受けた« Scherenschnitt »と呼ばれる有名なカッティングアートがヴォー州アルプスあるペイダンオー地方で生まれました。そこでは現在、2つの流派が存在しています。田舎の風景をモチーフとする伝統的な様式、もう一つはよりコンテンポラリーでグラフィック、抽象的なものです。どのようなモチーフ、芸術的な意図や使われるカッティングツールであれ、出来上がったレース紙はそれだけで小さな奇跡なのです。ショパールは東洋と西洋を融合させ、L.U.C XP エスプリ ド フルリエ ピオニーにより、有と無の空間を使い分け、傑出した芸術を具現したスタイリッシな牡丹の花を発表します。黒い紙で象られた花が、グランフーエナメル仕上げのホワイト文字盤の上で威厳を放っています。その周りを囲むベゼル、ラグ、ミドルケースの上には、流れるようなダイヤモンドが、極めて洗練された方法で微細で優雅なこのカッティングを引き立てています。
象徴を賛美するフルリザンヌ彫金
その象徴性の効果を増幅させるように、牡丹は時計の心臓が鼓動する部分に花開きます。アジアでは、牡丹は繁栄と名誉を象徴し、その薬効力により幸せな結婚と健康の証とも考えられています。春に咲き誇る様は、女性の美貌に例えられます。これらの事柄をイメージしながら、ショパールからこの繊細な任務を託された職人は、緻密な動作で18Kローズゴールドのムーブメントの受けを細工していきます。フルリザンヌ彫金と呼ばれるこの技法は、19世紀には中国までも輸出され、長い間フルリエ地方の魅力的な時計を飾ってきましたが、近年はほぼ失われていました。この消えゆく伝統工芸のことを知ったショパールは、それを永続させるため社内で専門職人を養成しました。
L.U.C XP エスプリ ド フルリエ ピオニーの甘美なモチーフに命を吹き込むため、2週間かけてムーブメントを彫金していきます。この立体的な技法の特徴は、際立たせたいモチーフを残すように細工していきます。その後残された表面は彫金され、牡丹の花びらと葉の渦巻の様な曲線が描き出されます。下地は、一点ごと突いてグレイン仕上げが施されます。彫金が完成すると、ムーブメントはロジウム加工され、稀にみるエレガンスを備えたバイカラーのムーブメントが誕生します。
ショパール マニュファクチュールが培う卓越性
類稀なものを想像し、いかなる問題や不可能にみえる挑戦に直面しても、その夢を実現させる・・・、これこそショパール マニュファクチュールが常に自身に与える使命です。垂直統合された独立メゾンであるショパールは、必要な手段を備えて挑戦に打ち勝ってきました。それは、目を見張る審美性を持つ作品や、イノベーションの追求を体現したコンプリケーションウォッチのムーブメントを作り出すということです。1996年、ショパール共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレは、高級時計と認証されるムーブメント製造のためのマニュファクチュールをジュラ地方のフルリエに創設しました。製造面での垂直統合の意志は、正真正銘の哲学となりました。この抜本的な決断により、20年あまりでショパールは、数少ない本当の時計製造マニュファクチュールの一つとなったのです。ルイ-ユリス・ショパールに由来する名を掲げるL.U.C ウォッチコレクションを開発するために、理想的な場所でした。
このように、L.U.Cウォッチすべての製造工程はジュネーブ、またフルリエにあるメゾンのマニュファクチュールで行われます。ムーブメントの開発、デザイン、金の鋳造、ケースの鍛造・切削、ムーブメント部品やメタルブレスレットの製造、研磨、組み立て、ジェムセッティング、調整と品質管理、これらの多様な一連の工程は、メゾンによって極められ、それぞれのタイムピースの製造に駆使されるのです。新しいL.U.C XP エスプリ ド フルリエ ピオニーに搭載されるのは、この類稀ない一連の製造工程の賜物であるキャリバー L.U.C 96.23-L です。このキャリバーは、同軸で重なった2つの香箱(特許取得のツイン®テクノロジー)を備え、65時間のパワーリザーブを蓄えます。このような自動巻きムーブメントを、7.50mmの超薄型ケースに入れるのはまさに偉業であり、これを実現させた巧妙な設計のマイクロローターが、18Kローズゴールド製8本限定で製造される魅惑的なウォッチのシースルーバックからご覧いただけます。
技術仕様
L.U.C XP エスプリ ド フルリエ ピオニー
18Kローズゴールド製8本限定エディション
ケース:
18Kローズゴールド
直径 35 mm
厚さ 7.70 mm
防水性 30 m
L.U.C ロゴ付き18Kローズゴールド製リューズ 5.00 mm
反射・紫外線防止加工の表側クリスタル
ダイヤモンドセッティングのベゼル、サイド、ラグ、ミドルケース
反射防止加工サファイアクリスタルのポリッシュ仕上げケースバック
手作業で彫金したケースバック
ムーブメント:
機械式自動巻きムーブメント L.U.C 96.23-L
22Kゴールド製マイクロローターによる巻上げ
部品数 168
直径 27.40 mm
厚さ 3.50 mm
石数 29
振動数 毎時28,800回
パワーリザーブ 約65時間
18Kローズゴールド製バイカラームーブメント - 彫金後ロジウム加工
手作業でフルリザンヌ彫金 - 牡丹のモチーフ
ツインバレル - ツイン®テクノロジー
平らな外端カーブのひげゼンマイ
文字盤&針:
ペイダンオー地方特有のペーパーカッティングアート技術で作った黒い牡丹モチーフのグランフーエナメルで覆われたゴールド製文字盤。
ゴールド加工のドーフィンフュゼ型時分針
機能:
中央に時、分表示
ストラップ&バックル:
ブラッシュ加工のブラックキャンバスストラップ
ダイヤモンがセッティング、ポリッシュ仕上げの18Kローズゴールド製ピンバックル
Ref. 131944-5003 - 18Kローゴールド製
8本限定エディション、ブティックエクスクルーシブ
メイキング画像
その1フルリザンヌ エングレービング
001 – フルリザンヌ技法は、エングレーブ作業の中でも最も熟練した技能を必要とします
002 – 長期間の繊細な作業であるフルリザンヌ彫金のため、ショパールは社内で人材を養成し、この伝統技能を次世代へ伝承します
確かこの方、この人(記事の真ん中あたりで、2017 GPHGの最終選考に残ったという時計の彫りをした方です)ですよね・・・。
003 – L.U.C 96.23-Lムーブメントの18Kローズゴールド製ブリッジの作業の始まり
004 – 段階的に素材を削り取っていくフルリザンヌ彫金
005 – 18Kローズゴールドが削られる様子
006 – モチーフ周りのベースは、1点ずつ斑点のような跡がつけられグレイン仕上げが施される
007 – 斑点の施された部分が、ムーブメント上の美しい牡丹モチーフを際立たせる
008 – 鋭い先端の工具でモチーフの仕上げをする
009 – 完成したフルリザンヌ技法のエングレーブ
010 – エングレーブ職人が洗練され繊細なフルリザンヌ彫金の仕上がりを最終チェック
011・012 – フルリザンヌ彫金に使用される工具
013 – 牡丹のモチーフを完璧にエングレーブするため、多数の異なった工具を要する
014・015 – ムーブメントの受けの面取り作業
016 – ロジウム加工前に準備されたフルリザンヌ彫金の受け
017 – ムーブメントのすべての受けが一緒にロジウム加工される
018 – ロジウム加工後、バイカラーのL.U.C 96.23-Lムーブメントの受け
その2 エナメル加工
001 – 文字盤の地金にエナメルをのせていく
002 – 熟練エナメル師により文字盤全体にエナメルが施される
003 – エナメルで覆われた文字盤のベース/基礎/地金
004 –台に置かれた文字盤
005 – 800°C以上に熱されたエナメル専用オーブンに文字盤を入れる
006 – オーブンの中の文字盤
その3 ペイダンオー地方特有のペーパーカッティングアート技術で作った黒い牡丹モチーフのグランフーエナメルで覆われたゴールド製文字盤
001 – 熟練職人により牡丹のモチーフが少しずつカットされる
002 – ディテールが繊細にカットされ、美しい牡丹の花や花弁が現れる
003 – この見事な文字盤の製作は、長年にわたる熟達した技術を要する
005 – グランフーエナメルが施された文字盤に、ペーパーカッティングアートを慎重に接着する
いかがだったでしょうか? ものすごく手が込んでますよね。女性用とは限らず、男性も誇りを持って着けられると思います。
素晴らしい!
ショパール ジャパン プレス
03-5524-8922
www.chopard.jp
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