OFF会 IN ベルリン: ドイツにはこだわりの時計好きが多い?

 By : KIH
先月はジュネーブウイーンで今月はベルリン。いったいこいつは何者なんだ?、と言う声が聞こえてきそうですが、どちらもれっきとした仕事の出張でして・・・。今回は、5年ぶりのベルリンでございます。例によって、ベルリン在の時計友達に声を掛け、数人集めてもらいました。まあ、時計の数を見ればいったい何人集まったんだかわからないですが、こだわりやさん達が多く、自分の好きなブランドをだーっと持ってきた人が多かったです。

(唯一お金をくれる)仕事で某自動車メーカーの工場見学もしたのですが、そこで使われている部品や、パートナー企業は韓国企業・中国企業ばかりで、日本企業は1つもなかったので寂しく感じていました。ホテルの朝食もいまや、中国料理あり、中国語の訳がついていて、ふた昔前はこれは日本料理で日本語だったのになあ、とまた一抹の寂しさも感じました・・・。なんて思っていたのですが、やっぱりドイツ人、物作りへのこだわりは日本人と同じ!  ほっとして、コレクションを見てギョッとしたりして。

毎回思いますが、世界のどこに行っても時計好きの仲間というのはいいですね!

さて、どこからご紹介していいものやら・・・。

まずは、パテックのビンテージから。



渋いですね。



昔のですから、女性用というわけでもありません。


お次は、まだ日本ではお目見えしていない、「Ming」という新ブランド。できたばかりです。こちら、中身はセリタですが、このダイヤルはお見事。非常にすっきりとしたデザイン。お値段、なんと米ドルで900ドルくらいだとか。価格帯的にはランディ・ブルーがライバルですかね。若者だけじゃなく、本当の時計好きも惹きつける魅力、という意味で。

















お次は、ハンブルクから駆けつけてくれた友が持ってきた、ハンブルクのブランド、Hentschel(ヘンチェル)2連発。



これはピンクゴールドじゃないんですよ。ブロンズです。でも、船のスクリューにも使われる特別なブロンズの合金で、いわゆる「パティナ」で変色しません。すっきりデザインで青針で好感持てます。



ムーブは他社のだとか。






これまたきれいな青針。やはりドイツ時計に青針はよく似合う・・・。


こちらは自社ムーブ。テンワの部分のカーブが何とも言えません。2/3プレートと言えばその通りですが。。シャトンが特徴ありますね。



さて、ここからがすごいです。ジラール・ペルゴ勢揃い。何しろ、ジラール・ペルゴが大好き、という人がワイマールという場所からやってきてくれました。コレクション箱1つまるまる全部ジラールペルゴ。何がいいのかって、彼に言わせれば、「クオリティーが素晴らしい」とのこと。私も尊敬してやまないブランドですが、これはすごいです。覚悟して以下ご覧ください。


まずはオリンピコの1本目。






今もプッシャーの押し具合などスムースです。


ちょっと変形ケースのオリンピコ2本目。






50年代? レールタイマー。


60年代、スクエアウオッチ







こちらは現代ですね。1966 WW.TC ジョン・ハリソン(1693年イギリス生まれの時計職人、旅と言えば船、という時代に、正しい場所を知るために必須であった「正確な時計を海上で使う」ということを現実のものにした時計史において非常に貢献が大きかった人物 ー H4というモデルの功績から250年という記念で作られた) モデル。エナメル(クロワゾネ)ダイヤル、50本限定モデルです。








下の箱に「スリー・ブリッジ トゥールビヨン」は・・・ありませんでした。このWW.TCが入っていました。。


そしてこちらは、クロノメーター ハイ・フリークエンシー ジャイロデイト





1966 クロノグラフ。最近のモデルですね。





1999 クロノグラフ REF 4946。こちらも比較的最近。モダンビンテージ。いい顔してますよね。プッシャーも渋い。






雰囲気がすんばらしい。



1966 Equation of Time(均時差)。これも割と最近ですよね。よくできてるなあ。












ジラール・ペルゴ 勢揃い。(しまった。一番右のを撮るのを忘れてた。。)




まだまだ続きますぞ。

まずはオメガ。スピードマスター CK2998 復刻版。




ちょっと大きくなりましたかね。




続いてはブランパンにこだわりの方のコレクション。アクアラング。




この Dバックル、ブランパンの特徴ですよね。でしたよね、かな。





そして、レアもの。12本限定のラトラパンテ!









私はこういう非反射コーディング賛成派です。文字盤が見えやすい。








お約束のフィフティーファゾムス。





あらら、懐かしのランゲ 1815クロノグラフ。これはほんとにいい時計だった・・・・。手放すべきではなかった・・・。


ぴったりの大きさ、重量配分、視認性、柔らかなプッシャー。。。





ご存じ、ショパール L.U.C 8HF。



そして全体写真。全員入ってるかな・・・。それにしてもすごい数だ。何人集まったのでしょう?



というわけで、ランチのはずがお店を出たらもう4時半。時計仲間と過ごす時間ってほんとに楽しいですね。皆さんも、是非! そして、もしよかったら、WMOも誘ってください!