シチズン 前人未踏の年差±1秒の精度を実現したCaliber 0100 (延長) 続・第十二回~ 【私も買いました】再調整と「ご先祖さま」

 By : CC Fan

充電切れで止めてしまい、合わせ直したCal.0100
、しばらく使っていましたが、分が60秒ちょうど(正分?)の時にインデックスに載ってない気がしてきたので改めて調整しました。

これによって今後の精度測定基準となる「再起動して合わせ直した時の誤差」もリセットされたため、改めて測定する必要があり、記録のために続・第十二回としてブログにします。



前回は特に工夫なく、リュウズを引くことによって秒針を60秒の位置で停止させ、その状態で正面から見て長針を適当なプリントインデックス(1分毎)に重ねる、という方法で合わせました。

が、この方法だと比較的針の高さが高いザ・シチズンの文字盤では視差が大きくなり、キチンと重なっているかの確認が困難になります。
かといって5分毎のアプライドインデックスは幅があり厳密に合わせるのには不向き…と考えていたところ、よくよく見ると15分(クオーター)毎のアプライドインデックスはプリントインデックスに相当する細い溝が切ってあり、かつ高さもあって視差が相対的に減る、これを使って合わせればいいのでは?と思いつきました。

さらに、クロノメーターの天体観測のノウハウ、から「斜めから覗きこめば視差の影響を抑えられるのでは」と考えて試行します。



これが正解で、正面から見るよりも視差も減らすことができ、針の先端と溝の誤差も確認しやすくなりました。
デメリットは合わせるチャンスが減ることで、秒針が重なったり邪魔になる60分と30分は使いづらいため、15分と45分で合わせることとなります。
すなわち、1時間に2回しか合わせられず、合わせた後に誤差を測定してうーん…となると30分待機して合わせ直す必要があります。

何回か試行して、正直な所は初期の精度としては追い込みが足りない…とは思っているのですが、力尽きたのでとりあえず様子見とします。
大晦日か元旦、もう少し頑張ります。

というわけで、いつものプログラムで精度の測定を。



スーパースロー(240fps)でも撮ってみました。



最初はアスタリスク(*)を30ミリ秒ごとに出力し、正秒から200ミリ秒前になると数字での表示を開始、30ミリ秒ごとに「秒_マイクロ秒」のフォーマットで現在時刻を表示します。
そして正秒には正秒の表示とその直後に取得したマイクロ秒の表示で表示処理にかかった時間の概算を求めています。
正秒の後、250ミリ秒経過するまでは30ミリ秒ごとに「秒_マイクロ秒」のフォーマットで時刻を表示、その後は画面左上に戻って再びアスタリスクの表示に戻る、を繰り返します。

プロプラムが180ミリ秒を描画しているあたりで針が動いているため、約180ミリ秒の遅れ、ぐらいでしょうか。
出来れば絶対値で100ミリ秒ぐらいにしたかったのですが、「やりなおしたら悪化した」が何回かあった結果、ここらへんで…と言う形になりました。
リュウズをゲート信号とPPSに同期して押し戻す、「時刻合わせ君」が必要かな…と思いつつ。

ここら辺は初期のクオーツにあった「秒単位微調整機能」が欲しくなる…と思ったら、書いていないことに気が付いたので簡単にご紹介。

Watches & Wondersの時に入手したのが…



個人的に「ご先祖さま」と呼んでいるオメガのメガクオーツ・マリンクロノメーター、「メガ」の名前からも推測できるかもしれませんが、クリストロン・メガと同様に4.19MHzのATカット水晶を使った高周波クロノメーターです。
ATカットは「素」の温度特性が音叉型より優れているため、より高い性能が出せる!というのがクリストロン・メガやオメガの方向性でしたが、温度を測定して打ち消し(補償)を行ってやれば音叉型でも年差できたし…という歴史の証人です。

小さい字で書かれているようにヌーシャテル天文台でクロノメーター検定を通過しており、当時の検定書もついていました(証書は写真撮り忘れ)。



左下にあるネジを外すと開き、電池とコントロールパネルにアクセスできます。
針を動かしている機械としてのムーブメントは通常の32KHzのイモフ(Imhof)のものらしく、内蔵されている基板の代わりにオメガ設計の高周波クロノメーターモータードライバー基板を組み合わせてクロノメーターに仕立てています。

で、通常のリュウズによる時合わせも行え、初期設定はそれで行いますが、細かい調整は秒操作用のスイッチで行います。
通常動作のノーマルでは1秒に1回針が動きますが、ダブルに合わせると倍の速度で針が進み、ストップでは止まります、これによって秒単位の調整が容易…と言う機能で、個人的にはこれが今のクオーツにもついていればいいのに…と思います。
まあ、一部を除いて残ってない、ってのが「そういう事」なのかもしれませんが…

このマリンクロノメーターもおよそ半年動かしていますが、年差数秒?ぐらいは出ているため、来年から精度レースに参加ですかね、とは。
後ちゃんとした紹介も…

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