ジラール・ペルゴ、ユリス・ナルダン ー フェアを アワーグラス 銀座店で見てきました

 By : KIH

WMOでも既報の通りアワーグラス銀座において、「ジラール・ペルゴ」と「ユリス・ナルダン」のSIHH2018新作ウォッチフェアが開かれました。

共に歴史ある実力派のブランドだけあって、揃ったモデルはいずれも唸らせるものばかり。特にエナメルダイヤル工程のディスプレイや、日本ではなぜかまだなじみのうすいユリス・ナルダンのいわばフラッグシップモデルである「フリーク シリーズ」、ジラール・ペルゴもスケルトン ロレアート(通常ムーブ、フライングトゥールビヨンモデルとも)、コンスタント エスケープメント、ミニッツリピーター、トリプルブリッジ トゥールビヨンを一気にご覧いただける機会となりました。これだけのものが揃う機会もそうそうあるものではなく、皆さん、この機会を逃さず行かれたのであれば、きっとご満足いただけたはず。

無論、いつもの通り、アワーグラスさんの歓迎ぶりもとても心地よく(筆者は、行く暇がなく、実に久しぶりの訪問となりましたが、皆さん前と変わらず、とてもよくしてくれました)、日曜午後のまったりとした時間を過ごさせていただきました。

では、早速レポートに参りましょう。


ウィンドウディスプレイ











店内





まずは、ジラール・ペルゴから

ミニッツリピーター



美しいです。やはり鳴り物はいいですね。永遠の夢ではありますが・・・。



ネオブリッジ
(ちょっと日本人には大きいかな・・・)でも、ものすごく軽いのに驚きます。





こちらは、ロレアート、スケルトン フライング トゥールビヨン
最初はステンレスの通常スケルトンかと思い軽いと想像していましたが、こちらはとんでもない! WGケース・ブレスレットで、フライングトゥールビヨンではありませんか! 初めて拝見いたしました。すごいです。













そして、コンスタント エスケープメント。ちなみに、雑学ですが、コンスタント・ジラールという人が、ジラール・ペルゴというブランド名になった時の人物なんですよ。で、ここでは、コンスタント フォース(香箱内のバネのトルクとは関係なく、すなわち8日巻きのこの時計が残り何日分のエネルギーが残っていようが、トルクを一定に、すなわち、コンスタントに動力を伝えることにより8日間にわたり精度を一定に保つ、という機構)の「コンスタント」とかけた「しゃれ」なんですね。発表当時にジラール・ペルゴの方がおっしゃっていました。

さらに、もう1つ雑学を加えると、ジラール・ペルゴ社は、日本に最初に参入してきたスイスの時計会社で、フランソワ・ペルゴは日本に移り住み同社の時計を広める努力をしていました。フランソワ・ペルゴは結局日本で亡くなり、そのお墓は横浜の外人墓地に今もあり、命日には訪れる時計ファンが多い、とのこと。フランソワ・ペルゴ、並びに、ジラール・ペルゴ社が、日本とスイスの今に至る関係の基礎を築いた、と言っても過言ではないでしょう。











左右対称を「美」ととらえる、ジラール・ペルゴらしいデザイン。



https://www.girard-perregaux.com/ja


さて、ではユリス・ナルダンに参ります。

まずは、展示されていた「エナメル工程」をご覧いただきましょう。ご存知の通り、ユリス・ナルダンは、超有名なエナメル工房、「ドンツェ・カドラン」を傘下に持ち、そのエナメル技術は世界屈指の超一流です。







































こちらが、新作「武蔵と小次郎」ダイヤルの「アワーストライカー」。



こちらは、「ストレンジャー」




エナメルだけではなく、ものすごいグランドコンプリケーションまでお手のものです。

こちらは、「エグゼクティブ スケルトン トゥールビヨン ハイパースペース」。すでにWMOではお知らせ済みですね。






そして、フリーク







今年の新作フリークは:



















いやー、ちょっと見て行こうと思っただけですが、そのモデルの充実ぶりと、やはり触り始めたら面白くなって時間がどんどん過ぎて行きました。本当に実力派のブランドが2つ集まり、素晴らしい展示会だったと思います。サイズ感や、お好みはそれぞれですが、機構や、エナメルの実力、そしてコストパフォーマンスなど、これからも引き続き注目していくべきブランドだと思いました。

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#freakmeout



ソーウインドさん、アワーグラスさん、ありがとうございました!