SIHH 2019 Day 1: オーデマ ピゲ 新作実機 - 「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の誕生
By : KIH「CODE 11.59」というコードネームというか、新たなコレクションの話題はすでに数日前からネットで騒がれていたので、読者の皆さんも多くの方は実際に写真を見たり、ファンの間での評判を聞いたりしていると思う。
筆者もその存在は耳に入ってきていたが、写真などはあえて見ずに今回の実機撮影に臨んだ。予断をもって実機を見たくなかったからだ。2月から発売開始されるという13のリファレンスすべてを見ることはできなかったが、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、今後のオーデマ ピゲの多様な方向性を期待させるものであった。
ブースの中は去年までとガラっと変わっていた。
もちろん、ロイヤルオーク、ロイヤルオーク オフショアも多く並んでいる。
そして、個室へ。
まず、この「CODE 11.59」について説明を受ける。CODEは、Challenge、Own、Dare、Evolveの頭文字を取ったものである。もちろん、後付けではあるがそれぞれ意味がある。
Challenge - クラフツマンシップの限界に挑戦する。(Challenging the Limits of Craftsmanship)
Own - メゾンのルーツとレガシーを継承して。(Owning Legacy)
Dare - 確固たる信念に従って。(Daring to Follow Firm Convictions)
Evolve - 弛まない進化。(Never Standing Still)
そして、「11.59」とは、12時の1分前、日付が変わる直前、これから新しい日が始まる、という意味が込められている。
オーデマ ピゲの現在の年間生産は40,000本。そのうち、2,000本をこの「CODE11.59 バイ オーデマ ピゲ」にする。生産量が限られているため、販売もブティックのみとなる。
ちなみに、正式なコレクション名は「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」と、後ろに必ず「バイ オーデマ ピゲ」が付くことをお忘れなく。
それでは、実機を見ていこう。
一番ベーシックなモデル、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・オートマティック」のピンクゴールド、ホワイトラッカーダイヤルモデルである。直径41㎜、厚さ10.7㎜。予価 3,204,000円(税込)
ご覧の通り、「ただの丸い」時計ではないのである。クリスタルガラスにかなりの工夫がなされている。内部はドーム形状ながら、外側は12時と6時側が下がっており、そのために見る角度によって波打っているかのように、不思議な見え方をする。相当の苦労があったようである。
ホワイトゴールドモデル。
ケースのセンターピースが特徴的。最上層と最下層は「丸」だが、センターピースは「八角形」なのだ。目立たないが、ここにオーデマ ピゲのDNAを見ることができよう。念のため付言するが、八角形はロイヤルオークから始まったものではない。1917年にすでにオーデマ ピゲは八角形ケースのモデルを発表している。
オフィシャルデザイン画。実機はもう少し角が丸まった感じ。
次に「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・クロノグラフ」。
ケースは三層構造。ラグは最上層から出ているが、最下層にはくっついていない。
とても「らしい」ムーブメントの美しさ。
クリスタルガラスのイタズラによる見え方の変化。
おわかりになるだろうか。ラグは三層構造のケースの最下部には「触れていない」。薄い紙が1枚通るくらいの隙間が空いている。
こちらはホワイトゴールド、ブルーダイヤルモデル。
この角度が一番幻想的だろうか。
ラグが離れているところにご注目。
そして、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・パーペチュアルカレンダー」。ダイヤルはアヴェンチュリンだ。ピンクゴールドケースのみ。予価 8,370,000円(税込)
やはり、凝っている。
最後にリストショットをいくつか。
41㎜でベゼルがほとんどないので、実際のサイズよりは大きく見える。が、オリジナル ロイヤルオークとさして変わらない感覚。
センターピースの八角形を見てほしい。
そして、このクリスタルによる見え方の変化は、時計を眺めるのに飽きない。
筆者が一番気に入ったのはこれ。ホワイトゴールドモデルのクロノグラフであるが、予価4,806,000円(税込)。機構的にはオフショアと変わらないが、防水は30mと生活防水程度という違いはあるものの、お買い得感がある。
新旧2ショット。
いかがだっただろうか。かなり面白いラインになると筆者は感じた。今までのオーデマ ピゲのイメージとはだいぶ違うので、とっつきにくいというか、しっくりこないというのは仕方がないことだと思う。しかし、考えてみれば、ロイヤルオークだって、発売当初から人気爆発だったわけではないのだ。写真や評論に惑わされることなく、実際にブティックで手に取って時間をかけて触らせてもらうことが大事だと思う。
上記に紹介したモデルのほかに;
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・ミニッツリピーター・スーパーソヌリ」
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・フライング トゥールビヨン」
そして、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・トゥールビヨン・オープンワーク」
がある。
以上、リファレンスは13種類のラインナップだ。
https://www.audemarspiguet.com/jp/watch-collection/code1159byap/#!/welcome
筆者もその存在は耳に入ってきていたが、写真などはあえて見ずに今回の実機撮影に臨んだ。予断をもって実機を見たくなかったからだ。2月から発売開始されるという13のリファレンスすべてを見ることはできなかったが、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、今後のオーデマ ピゲの多様な方向性を期待させるものであった。
ブースの中は去年までとガラっと変わっていた。
もちろん、ロイヤルオーク、ロイヤルオーク オフショアも多く並んでいる。
そして、個室へ。
まず、この「CODE 11.59」について説明を受ける。CODEは、Challenge、Own、Dare、Evolveの頭文字を取ったものである。もちろん、後付けではあるがそれぞれ意味がある。
Challenge - クラフツマンシップの限界に挑戦する。(Challenging the Limits of Craftsmanship)
Own - メゾンのルーツとレガシーを継承して。(Owning Legacy)
Dare - 確固たる信念に従って。(Daring to Follow Firm Convictions)
Evolve - 弛まない進化。(Never Standing Still)
そして、「11.59」とは、12時の1分前、日付が変わる直前、これから新しい日が始まる、という意味が込められている。
オーデマ ピゲの現在の年間生産は40,000本。そのうち、2,000本をこの「CODE11.59 バイ オーデマ ピゲ」にする。生産量が限られているため、販売もブティックのみとなる。
ちなみに、正式なコレクション名は「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」と、後ろに必ず「バイ オーデマ ピゲ」が付くことをお忘れなく。
それでは、実機を見ていこう。
一番ベーシックなモデル、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・オートマティック」のピンクゴールド、ホワイトラッカーダイヤルモデルである。直径41㎜、厚さ10.7㎜。予価 3,204,000円(税込)
ご覧の通り、「ただの丸い」時計ではないのである。クリスタルガラスにかなりの工夫がなされている。内部はドーム形状ながら、外側は12時と6時側が下がっており、そのために見る角度によって波打っているかのように、不思議な見え方をする。相当の苦労があったようである。
ホワイトゴールドモデル。
ケースのセンターピースが特徴的。最上層と最下層は「丸」だが、センターピースは「八角形」なのだ。目立たないが、ここにオーデマ ピゲのDNAを見ることができよう。念のため付言するが、八角形はロイヤルオークから始まったものではない。1917年にすでにオーデマ ピゲは八角形ケースのモデルを発表している。
オフィシャルデザイン画。実機はもう少し角が丸まった感じ。
次に「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・クロノグラフ」。
ケースは三層構造。ラグは最上層から出ているが、最下層にはくっついていない。
とても「らしい」ムーブメントの美しさ。
クリスタルガラスのイタズラによる見え方の変化。
おわかりになるだろうか。ラグは三層構造のケースの最下部には「触れていない」。薄い紙が1枚通るくらいの隙間が空いている。
こちらはホワイトゴールド、ブルーダイヤルモデル。
この角度が一番幻想的だろうか。
ラグが離れているところにご注目。
そして、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・パーペチュアルカレンダー」。ダイヤルはアヴェンチュリンだ。ピンクゴールドケースのみ。予価 8,370,000円(税込)
やはり、凝っている。
最後にリストショットをいくつか。
41㎜でベゼルがほとんどないので、実際のサイズよりは大きく見える。が、オリジナル ロイヤルオークとさして変わらない感覚。
センターピースの八角形を見てほしい。
そして、このクリスタルによる見え方の変化は、時計を眺めるのに飽きない。
筆者が一番気に入ったのはこれ。ホワイトゴールドモデルのクロノグラフであるが、予価4,806,000円(税込)。機構的にはオフショアと変わらないが、防水は30mと生活防水程度という違いはあるものの、お買い得感がある。
新旧2ショット。
いかがだっただろうか。かなり面白いラインになると筆者は感じた。今までのオーデマ ピゲのイメージとはだいぶ違うので、とっつきにくいというか、しっくりこないというのは仕方がないことだと思う。しかし、考えてみれば、ロイヤルオークだって、発売当初から人気爆発だったわけではないのだ。写真や評論に惑わされることなく、実際にブティックで手に取って時間をかけて触らせてもらうことが大事だと思う。
上記に紹介したモデルのほかに;
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・ミニッツリピーター・スーパーソヌリ」
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・フライング トゥールビヨン」
そして、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・トゥールビヨン・オープンワーク」
がある。
以上、リファレンスは13種類のラインナップだ。
https://www.audemarspiguet.com/jp/watch-collection/code1159byap/#!/welcome
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