「NAOYA HIDA & Co. 」のトランクショー at カミネ旧居留地店 レポートby haru
By : Guest Blog
緊急事態宣言が解除後、カミネ旧居留地店で初のイベント「NAOYA HIDA & Co. 」飛田直哉氏のトランクショーが開催されました、そのレポートです。
右から、1A (プロトタイプ) 、1B (前回の製品版・飛田さんが所有) 、1C (今回の新作モデル・1Bの改良版) 2A (今回の新作モデル) 2A(今回の新作モデルの初期段階モデル製品にはなりません。)
飛田さんがプレゼンテーション資料を作られ初のトランクショー、自己紹介を兼ねて会社の成り立ちと「NAOYA HIDA & Co. 」製作する時計の説明が15分程度、マスク着用「3密」は避けて、個別に対応する形式で当日は何度も繰り返しされていました。
飛田さんの経歴から、ビンテージウオッチに興味を持つていた事、そしてチームを作り製作に至る経緯、ケース・尾錠への『こだわり』の説明です。( 写真・左上→右上が説明の順序、以下同じ。)
そして、素材への『こだわり』の理由、デザイン、文字盤、針の説明と続きます。
文字盤製作、ムーブメント選び、そして手巻きに改良し如何にビンテージウオッチ風の巻き上げにし耐久性を持たしていくかの話になります。
ムーブメントはETA 7750 ( Valjou7750) クロノ+日付表示の、自動巻きムーブメント。
クロノ・日付を取り払い手巻きに改造した物で、クロノグラフのモジュールを取り払うと、非常に頑丈・堅牢にできたムーブメントでケースサイズ(37mm)いっぱいに搭載できる大きさ(ムーブメント30mm)が飛田さんの理想に叶った物で、手巻きに改造するにあたりコハゼを追加し、カリカリ感いっぱいの仕様に!
また、巻き上げ感を重視するため巻き芯を太い仕様にし、リューズも大き目の歯数の大きなものに設計されています。
右が1B、左が1C ( 全て iPhone で撮影、照明の関係でハイライトのみ抑え、その他は無加工です )
ラグ幅が0.5mm細く、ロゴ位置が0.37mm上に変更されました。インデックスの彫師は同じ方です!
以下、1C を詳しく♪
洋銀製のダイヤルは前回と同じですが製造工程が見直しされ繊細な顔つきに!
今回のモデルから片面無反射コーティング仕様に変更。
スモールセコンド針の形状が厚みのあるストレート針に変更されました。
1B との比較です!
1Cの裏蓋
リューズは今回から1段引きに変更されています!
尾錠も微細加工機で作られています!
2A
ムーブメントはセンターセコンド様に改良されていますが基本は1Cと同じムーブメントです。
2Aの針はステンレス製を掘り出したもの、重量があるので裏側は肉抜きされています。 製造過程・使用過程で変形しない強固を求めてステンレスを採用しています。
ストラップは、ガルーシャテイルさんが製作。
ケースサイドの仕上がりも切れ切れ状態、オーナーになられた方は、生半可な工具を使って傷つけないでくださいね!
2A(製品版でない方)も参考に!
ストラップはジャンルソー製、なお、ストラップについて選ぶ事ができます!
最後は時計ケースです!
今年度限りの生産(各10本予定)になりますので、気になった方は早い目にお問い合わせください。
飛田さん・カミネスタッフの皆様ありがとうございました。
カミネ旧居留地店
https://kamine.co.jp/shop/maison/
【問い合わせ】
NHウォッチ株式会社
www.naoyahidawatch.com
info@naoyahidawatch.com
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