ジャケ・ドローのピエール-ジャケ・ドロー生誕300周年記念フェアにて「プティ・ウール ミニット “ドラゴン”」「 グラン・セコンド ムーン」実機レポート

 By : CC Fan


現在、ブランドの祖であるピエール-ジャケ・ドローの生誕300周年を記念したフェアを開催中のジャケ・ドロー ブティック銀座にて、2021年新作のプティ・ウール ミニット ドラゴン(PETITE HEURE MINUTE DRAGON)ピエール-ジャケ・ドローにオマージュを捧げた生誕300周年記念のグラン・セコンド ムーン(Grande Seconde Moon)を拝見させていただくことができましたのでレポートします。



プティ・ウール ミニット ドラゴンはレッドゴールドケースが、グラン・セコンド ムーンはレッドゴールドケースに高温焼成アイボリーエナメルのモデルとマットブラックダイヤルの両モデルが到着していました。



プティ・ウール ミニット ドラゴン、どちらかと言えば東洋的なモチーフ(ドラゴンで言えば、龍)が多かったプティ・ウール ミニットのミニアチュールペイントに西洋的なドラゴン(竜)が組み合わされました。

ファンタジーアートの巨匠で、《ロード・オブ・ザ・リング》および《ホビット》三部作のイラストレーター&コンセプチュアル・アーティストのジョン・ハウが描きあげたドラゴンを、ミニアチュールペイントでブルーカラーの高温焼成エナメルダイヤルに忠実に再現しました。

ドラゴンは時分ダイヤルにダイナミックに重なり、その存在を主張しています。

ブルーカラーのエナメルダイヤルは青というより藍色と言った色合いで、角度によってはブラックエナメルにも見えます。



少しブルーに…?
ドラゴンが持つドラゴン・ボールがちょうど時計の中心に配置され、その底知れぬパワーを感じさせます。



エナメル特有の柔らかさを感じる表面の質感と、ミニアチュールペイントで立体感を感じるドラゴンの鱗の表現が良いコントラストを生んでいると感じました。
モノトーンのドラゴンの口と舌の鮮烈な赤、ドラゴンパールの白い輝きがアクセントになっています。



自動巻きローターも世界観に合わせ、ドラゴンの尻尾を模したデザイン。
多数の鱗が手作業によるエングレーブで表現されています。

ケースサイズは41mm、見ごたえと使いやすさのバランスとしてちょうどいい塩梅ではないでしょうか。



懐中時計をイメージさせる丸みを帯びたケースは歪みなく仕上げられています。



伝説的なドラゴンのパワーを腕元に!



グラン・セコンドの8のデザインにムーンフェイズとカレンダーを巧みに融合させたグラン・セコンド ムーン、こちらは高温焼成アイボリーエナメルのモデル。
時分秒表示はエナメルに描かれたインデックス、日付表示はレッドゴールドのリングと種類ごとにインデックスが分けられ、視認性を確保しています。
大きなムーンフェイズのディスクはブルースティールのディスクにゴールド彫金の星と月を組み合わせています。
光の当たり方によって鮮烈なブルーを見せます。



ケースバックには、手作業で刻まれた「Pierre Jaquet-Droz, 300ème Anniversaire(ピエール-ジャケ・ドロー、生誕300周年記念)」の文字が。
ローターはグラン・セコンド・スケルトンと同様の大きな開口部が設けられ、遮られることなくムーブメントの動きを堪能することができます。



マットブラックダイヤルはローマンインデックスの代わりにゴールドアプライドのバーインデックスでより現代的なイメージです。
ラージ・セコンドの秒インデックスも数字ではなくアプライドにすることにより、シンプルにまとめています。



ムーンディスクまでマットで、黒と金のモノトーンでまとめることでアイボリーエナメルとはまた違った表情を見せています。
マットダイヤルの質感は写真に写し込むのが困難、ぜひ実機をご覧になっていただきたいです。



こちらも直径は41mmで使いやすいサイズだと思います。



貴重なオートマタコレクション展示された300周年記念イベントは8月1日(日)まで!

【お問い合わせ】
ジャケ・ドロー ブティック銀座
03-6254-7288 
www.jaquet-droz.com