Baselworld 2017: グランドセイコー 新作 実機レビュー (グランドセイコー ファースト、ブラックセラミック、ハイビート ダイバーズ)
By : KIHこれはもう文句なしに注文が殺到するだろう、と思いました。特に海外のGSファンからの注文はすごいんだろうな、と。何しろ、叡智2は海外の友人たちしか持っていない(笑)。
上段はさておき、今の時計業界で、Grand Seiko(グランドセイコー)ほど、コストパフォーマンスが高い時計はないのだ。手をかければいくらでも精度を追い込めるムーブメントなのです。さらに、ケースに至ってもここまで「叩いて」作っているブランドも珍しい。鏡のよう、というのは大げさではなく、そうならなくてはならない作り方をしているだけなのです。
今回、バーゼル新作を拝見しにセイコー本社を訪れた時に並べられた新作を見て、まずはこのグランドセイコー ファーストを見て、息が止まりそうになった。最近、本当に「グランドセイコー ファーストの程度のいい中古品はないか」という海外の友人からの問い合わせがいくつも重なっていたし、ステンレス製のグランドセイコー ファーストは存在したのか否か、という議論も海外の時計フォーラムでちょこちょこと議論されているタイミングだったのでした。
ほんとにビックリですよ。SDマークまで入っていて、復刻版としてはほぼ正確に復刻しています。とはいうモノの、サイズ自体はオリジナルの35㎜から38㎜にサイズアップ。ここはちょっと私的には小さい方が良かったかも・・・。
どのダイヤルのバージョンか、などという質問も来そうですが、12時のロゴはそれぞれ(プラチナ、18KYG、SS)のモデルによって違うようです。
では、まずはプラチナから。プラチナの重さを感じます・・・。プラチナ950ではありません。プラチナ999です。初代にも少数作られたとか・・・。
このSDマークが憎いですよね。インデックスまでもが18Kゴールド、ってことです。で、このプラチナバージョンだけ、ダイヤルは18Kゴールド製で、凹方に加工したGrand Seikoのロゴを、その18Kゴールドのダイヤルに彫刻することで、初代モデルを上回る凹型ロゴを実現、とのこと。
中身は、9S64をさらにチューンアップして、平均日差を 5秒から-1秒に特別調整。これは、プラチナモデルのみ。
やっぱり、グランドセイコーファーストのイメージよりはちょっと大きい?
こちら、小生のSS初代グランドセイコー ファースト。こっちの方がしっくりくるかな・・・。ま、それぞれのお好み次第です。38㎜も、今新品で買うのであれば、日本人にはちょうどよい大きさであることは確かですね。使い慣れたらきっと慣れてくるでしょうね。
もちろんバックルもプラチナ。
販売は、全国のセイコープレミアムブティックおよびセイコープレミアムウォッチサロンのみ、だそうです。
原点本数は136本。136周年、ってことですね。
裏は金の獅子ではありません。
お次は、初代と同じ18K YGバージョン。
こちらのロゴは、凸型に加工したGrand Seikoのロゴを「新たな手法(?)」で再現、とのこと。見た目にはちょっとわかりにくいです。こちらも、SDマーク付き。
限定数は353本。なぜ353なのか? 1960年、オリンピックの年にオリジナルモデルは発売されました。その日付は12月18日。12月18日は、その年の353日目だったからです! まあ、それくらいのお遊びはお許しください・・・。
では、多くの方が狙うであろう、SSモデルです。
こちらは、1960年に初代が出たから、ということで、1960本限定。ライオンマークは18K YGを採用。
いずれにせよ、お値段は安くありませんぜ。でも、今まで安すぎた感はありましたね、性能対比。だから妥当かな、まだ安いかな。プラチナが320万円+税、YGが180万円+税、SSが60万円+税、でございます。
で、最近のヒストリカルコレクションには必ずついてくる「現代版」。よく意味はわかりませんが、現代風に解釈したデザイン、ということ。こちらもなかなかすっきりしたデザインでいいです。
気が付きました? なんか、ダイヤルがすっきりしていることに。前は、SEIKOがあって、GSがあって、Grand Seikoがあって、Automaticがあって、となんかロゴが多すぎ、でしたが、グランドセイコーという新しいブランドにしたことにより、SEIKOが1つ減って、すっきりしたのです。。。
なぜ968本限定か? それは・・・。
新ムーブ、「9S68」だからです! わかりやすいですね。しかし、虹色に輝いていて、Attention to detailですねえ。すばらしい。
グランドセイコー ファースト、復刻版、集合写真。
確か、今までのGSのD-バックルは、12時に付いていたと思うんですが、最近はパテックみたいに6時なんですかね。
お次は、「グランドセイコー ブラックセラミックコレクション」長くて申し訳ありませんが、これの次はさらに長いです・・。
軽いですね。これでいて、硬度はステンレススチールの約7倍とのこと。スポーツウォッチにはこれくらいの硬度が欲しいところですよね。いいところついてます。ちょっと大きいんですが。
GSクロノのファンではありませんが、やはり、美しい裏側です。
私の「やわ」な手首にはちょっと大きいかも。
ポイントはここ。GSロゴが12時からずれてますね! 今後もこういうモデルが出るのかどうか・・・。
他のモデル。
全員集合。
そしてお次は「グランドセイコー メカニカルハイビート 36000 プロフェッショナル ダイバーズ 600m」。やっぱり長い名前ですよね。
ごついけど、かっこいい。これくらいのをして砂浜を歩いてみたいものです。
よくご覧ください。模様じゃないんです。立体ドットなんです。
青い限定版ダイヤルはとても美しいです。
そりゃ分厚いですけど、夏は半そでだし。
やはり選ぶなら青かな・・・。
造りはしっかりしてますよね、やっぱり。
ということで、駆け足でしたが、今年のバーゼル新作の実機を実際に触ってきたレポートでした。
セイコーPRの皆さま、ありがとうございました!
上段はさておき、今の時計業界で、Grand Seiko(グランドセイコー)ほど、コストパフォーマンスが高い時計はないのだ。手をかければいくらでも精度を追い込めるムーブメントなのです。さらに、ケースに至ってもここまで「叩いて」作っているブランドも珍しい。鏡のよう、というのは大げさではなく、そうならなくてはならない作り方をしているだけなのです。
今回、バーゼル新作を拝見しにセイコー本社を訪れた時に並べられた新作を見て、まずはこのグランドセイコー ファーストを見て、息が止まりそうになった。最近、本当に「グランドセイコー ファーストの程度のいい中古品はないか」という海外の友人からの問い合わせがいくつも重なっていたし、ステンレス製のグランドセイコー ファーストは存在したのか否か、という議論も海外の時計フォーラムでちょこちょこと議論されているタイミングだったのでした。
ほんとにビックリですよ。SDマークまで入っていて、復刻版としてはほぼ正確に復刻しています。とはいうモノの、サイズ自体はオリジナルの35㎜から38㎜にサイズアップ。ここはちょっと私的には小さい方が良かったかも・・・。
どのダイヤルのバージョンか、などという質問も来そうですが、12時のロゴはそれぞれ(プラチナ、18KYG、SS)のモデルによって違うようです。
では、まずはプラチナから。プラチナの重さを感じます・・・。プラチナ950ではありません。プラチナ999です。初代にも少数作られたとか・・・。
このSDマークが憎いですよね。インデックスまでもが18Kゴールド、ってことです。で、このプラチナバージョンだけ、ダイヤルは18Kゴールド製で、凹方に加工したGrand Seikoのロゴを、その18Kゴールドのダイヤルに彫刻することで、初代モデルを上回る凹型ロゴを実現、とのこと。
中身は、9S64をさらにチューンアップして、平均日差を 5秒から-1秒に特別調整。これは、プラチナモデルのみ。
やっぱり、グランドセイコーファーストのイメージよりはちょっと大きい?
こちら、小生のSS初代グランドセイコー ファースト。こっちの方がしっくりくるかな・・・。ま、それぞれのお好み次第です。38㎜も、今新品で買うのであれば、日本人にはちょうどよい大きさであることは確かですね。使い慣れたらきっと慣れてくるでしょうね。
もちろんバックルもプラチナ。
販売は、全国のセイコープレミアムブティックおよびセイコープレミアムウォッチサロンのみ、だそうです。
原点本数は136本。136周年、ってことですね。
裏は金の獅子ではありません。
お次は、初代と同じ18K YGバージョン。
こちらのロゴは、凸型に加工したGrand Seikoのロゴを「新たな手法(?)」で再現、とのこと。見た目にはちょっとわかりにくいです。こちらも、SDマーク付き。
限定数は353本。なぜ353なのか? 1960年、オリンピックの年にオリジナルモデルは発売されました。その日付は12月18日。12月18日は、その年の353日目だったからです! まあ、それくらいのお遊びはお許しください・・・。
では、多くの方が狙うであろう、SSモデルです。
こちらは、1960年に初代が出たから、ということで、1960本限定。ライオンマークは18K YGを採用。
いずれにせよ、お値段は安くありませんぜ。でも、今まで安すぎた感はありましたね、性能対比。だから妥当かな、まだ安いかな。プラチナが320万円+税、YGが180万円+税、SSが60万円+税、でございます。
で、最近のヒストリカルコレクションには必ずついてくる「現代版」。よく意味はわかりませんが、現代風に解釈したデザイン、ということ。こちらもなかなかすっきりしたデザインでいいです。
気が付きました? なんか、ダイヤルがすっきりしていることに。前は、SEIKOがあって、GSがあって、Grand Seikoがあって、Automaticがあって、となんかロゴが多すぎ、でしたが、グランドセイコーという新しいブランドにしたことにより、SEIKOが1つ減って、すっきりしたのです。。。
なぜ968本限定か? それは・・・。
新ムーブ、「9S68」だからです! わかりやすいですね。しかし、虹色に輝いていて、Attention to detailですねえ。すばらしい。
グランドセイコー ファースト、復刻版、集合写真。
確か、今までのGSのD-バックルは、12時に付いていたと思うんですが、最近はパテックみたいに6時なんですかね。
お次は、「グランドセイコー ブラックセラミックコレクション」長くて申し訳ありませんが、これの次はさらに長いです・・。
軽いですね。これでいて、硬度はステンレススチールの約7倍とのこと。スポーツウォッチにはこれくらいの硬度が欲しいところですよね。いいところついてます。ちょっと大きいんですが。
GSクロノのファンではありませんが、やはり、美しい裏側です。
私の「やわ」な手首にはちょっと大きいかも。
ポイントはここ。GSロゴが12時からずれてますね! 今後もこういうモデルが出るのかどうか・・・。
他のモデル。
全員集合。
そしてお次は「グランドセイコー メカニカルハイビート 36000 プロフェッショナル ダイバーズ 600m」。やっぱり長い名前ですよね。
ごついけど、かっこいい。これくらいのをして砂浜を歩いてみたいものです。
よくご覧ください。模様じゃないんです。立体ドットなんです。
青い限定版ダイヤルはとても美しいです。
そりゃ分厚いですけど、夏は半そでだし。
やはり選ぶなら青かな・・・。
造りはしっかりしてますよね、やっぱり。
ということで、駆け足でしたが、今年のバーゼル新作の実機を実際に触ってきたレポートでした。
セイコーPRの皆さま、ありがとうございました!
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