バーゼル開幕 ~ ROLEX 

 By : KAIROS
ついにBasel Worldが開幕した。各ブランドにとっては売り上げに関わる大きなイベントであり、また仕入れるバイヤーも同じだ。その売り上げ次第では、中~長期的な商品開発にも大きな影響を及ぼしかねない重要なイベントである。
一方、スイスでは国を挙げての大きなお祭りとして行うのが通例になっており、近隣各国も毎年そのお祭りを楽しみに大いに盛り上がる。

そんな真剣な商談の場で、ブランドによっては情報開示を前もってオープンにする戦略や厳戒態勢で挑み、インパクトを大事にするブランドがある。そのインパクトを大事にする一社がROLEXだ。今年も限られたメディや取引先バイヤーがブースに入り、取材や商談が行われている。そして情報は一気に世界を駆け抜ける。

毎年ビックブランドやグループブランドは会場を入って、すぐの位置にブースを構えている。ROLEXも例外ではない。大きなブースを構え、その外壁には商品(既存商品含む)を多数展示している。
日ごろ、あまりお目にかかれないものや入荷待ち状態になってしまうものもあるので、当然のようにブースの周りではシャッター音が鳴り響き、いつも人だかりができている。
こちらも勝手ではあるが、外に飾られていたものを速報として掲載する。既存品も含まれるがそこはご了承願いたい。







コスモグラフ デイトナ

50周年を迎えたードゥエラー




そして新作で大きな目玉の1つであるチェリーニ ムーンフェイズ







スカイドゥエラー



ヨットマスターⅡ






まだまだ新作はあるが、この辺で切り上げたい。 
いつの日か筆者も堂々とブースに入っていき、取材をしてみたいものだ。
時計界において冠をかぶる王は、今年も写真を見るだけで外装・内装どれをとっても秀逸だと判断できる。

しかし筆者は1つ気になることがある。
それは3針の機械に他の機能を付けて、ケーシング後に-2秒~+2秒という精度が実現できるのだろうかという事。
ひねくれている筆者はいつも要らぬ心配をする。が、商品発売後のマーケットの反応を見るとそんな不安も“計算済み”だと言わんばかりに、毎回打ち消してくれる。

ジュネーブの巨人は、常に追われる立場でありながら決して後ろを振り向かず、未来へ確実に前進している。
さすがはROLEX。筆者も常にそうでありたいと、この時計を見るたびに強い思いが湧き出てくる。

https://www.rolex.com/ja