MB&F レガシーマシン フライングT 史上初のレディース用MB&Fマシンにラピスラズリの文字盤プレートを採用したエディションをはじめとした3種類が追加

 From : MB&F (エムビー アンド エフ )

どんなに豪快で大胆な人生でさえ、距離を置いてよく見ると、何らかのパターンを形成してサイクルに入るものである。これは個人であるか集団であるかを問わず、どんな人生にも共通する普遍の真実だ。マキシミリアン・ブッサーとMB&Fのクリエイティブなエネルギーにとって、このサイクルの周期は7年である。MB&Fが7周年を迎えた年にはレガシーマシン・コレクションの発表、ジュネーブでの初M.A.D.ギャラリーのオープン、そしてMB&F共同制作の開始が続いた。



14周年目にはオロロジカルな探求で新天地を開拓し、創設者とブランドはクリエーションに別の境地を見出すこととなった。それが2019年に初めて登場したレガシーマシン フライングTである。こうしてMB&F史上初のレディース用立体型オロロジカルアート作品が誕生した。

ゴールドまたはプラチナ製ラウンドケースはアーチを描くベゼルと細長いラグを備え、ダイヤモンドをフルセッティング。ベゼルからはドーム状に高く盛り上がったサファイアクリスタルが堂々とそびえている。ドーム裏の緩やかにカーブした文字盤プレートには、艶やかに光るラッカー層のブラック、ギヨシェ彫り、ラピスラズリの輝き、眩いホワイトダイヤモンドのグリッターの煌めきといった様々な仕上げが施されている。



アシンメトリー状の開口部をもつ文字盤プレートにはLM フライングTの心臓部が収められている。振動数2.5Hz(18,000vph)で映画のワンシーンのように脈打つフライングトゥールビヨンだ。トゥールビヨンはキネティックでダイナミックな柱がムーブメントから高く突き出しており、サファイアクリスタルのドーム先端の直前まで伸びている。トゥールビヨンケージ上部にセッティングした一石の大型ダイヤモンドはトゥールビヨンに合わせて回転し、最高峰のストーンが誇る壮麗な輝きを放つ。

7時位置(LM フライングTの根底を流れる数字、というテーマを意図)には、ブラックまたはホワイトラッカー(またはラピスラズリ)の文字盤が配置されており、美しいサーペントハンド(蛇型針)が時と分を表示している。文字盤は着用者だけに時間を読み取れるように50度に傾斜させているが、これはLM フライングTの個人を重視する姿勢が強調された親密なコミュニケーションである。

裏側のレッドゴールド製の自動巻きローターは、立体的な太陽をかたどり、陽の光が彫刻されている。LM フライングTのパワーリザーブは4日だ。

レガシーマシン フライングTのデザインは、女性と母性がマキシミリアン・ブッサーの人生に与えた影響を色濃く反映している。ブッサーは次のように述べる。「LM フライングTでは女性らしさを表現しようと思いました。私の人生に現れた女性、特に母が体現しているそれです。本作の重要な点は究極のエレガンスと底知れないバイタリティーを組み合わせること。私は女性のことを人類の柱だと固く信じています。フライングトゥールビヨンの構造を柱型にするのは極めて重要なポイントでした。また、太陽を模したローターには、太陽は生命の源であり、私たちは太陽を中心に生命を維持しているという意味も込めています。」

2019年に発表されたレガシーマシン フライングTには3種類のエディションがあり、全てのモデルがホワイトゴールド製で、ダイヤモンドがセッティングされている。ブラックラッカー仕上げの文字盤プレートを備え、ブリリアントカットのダイヤモンドをセッティングしたケース、ブリリアントカットのダイヤモンドを全体にセッティングした文字盤プレート&ケース、バゲットカットのダイヤモンドを全体にセッティングした文字盤プレート&ケースがある。

2020年には、ダイヤモンドをなくし、限定モデルとして登場したギョーシェ彫りの文字盤プレートを備えたレッドゴールド製とプラチナ製のエディション、ダイヤモンドセッティングの18Kホワイトゴールドケースに新しいディープブルーのラピスラズリの文字盤プレートを採用したエディションの、新しく3種類が加わった。



レガシーマシン フライングTの詳細


LMフライングTのインスピレーション




レガシーマシン フライングTの制作開始は4年前まで遡る。当時のマキシミリアン・ブッサーは、自身の人生に影響を与えた女性にインスピレーションを得た作品を作りたいと考え始めていた。彼は次のように語る。「私がMB&Fを創設したのは、自分が信じていることを実現するため、つまり立体的で彫刻のようなキネティックアート作品を制作して時間を刻むためでした。制作を行ったのは全て自分のためです。そうでなければ何年間もあんなに風変わりで大胆な作品を作り続けられなかったでしょう。しかしある時点まで来ると、自分の家族で特に女性に向けた作品を制作したくなりました。人生を通じて女性から影響を受けてきたので、女性のために何か作ろうという課題を設定したのです。」

インスピレーションの源は、マキシミリアン・ブッサーの人生に大切な女性たちの、一見相容れない性格の組み合わせに由来する。エレガンスが重要なのはもちろんだが、周囲の人々を残らず魅了するような溢れるエネルギーも重要だった。レガシーマシン フライングTのラインと構造はこうした性質を体現したものであり、他のレガシーマシンに劣らず洗練された純粋さを備えながらも、中央のフライングトゥールビヨンには溢れんばかりのダイナミズムが満ちている。

LM フライングTでは内に秘めた個人的性質を特徴としていることから、時間表示は文字盤プレートの7時位置に配置され、文字盤は着用者に向けて50度傾いている。そこには些細ではあるがはっきりとしたメッセージが込められている。レガシーマシン フライングTの所有者や着用者が誰であろうと、時間は本人たちだけのものだというメッセージだ。

MB&Fの女性らしさを解き放つ


「私が一番避けたかったのは、メンズ用のタイムピースを一本選び、サイズとカラーを変えてレディース用ウォッチと呼び変えることです」とマキシミリアン・ブッサーは説明する。MB&Fの作品はどれも複雑なプロセスを経ており、マキシミリアン・ブッサーの独創的なコンセプト、エリック・ジルーの精巧なデザイン、そして自社内技術チームの誇る機械技術が融合して誕生する。作品はデザインと哲学に一貫性があってこそ完成するのであり、それは冒険的なオロロジカル・マシン N°5「オン・ザ・ロード・アゲイン」から、技術的な挑戦である複雑機構のレガシーマシン パーペチュアルまでずっと変わらない。

レディース用LM フライングTに一味違った趣を添えるために、レガシーマシーンのケースはゼロからデザインし直された。ケースは高さと直径を縮小し、ドーム状に大きく盛り上がったサファイアクリスタルへと焦点が移っている。ラグはスリム化させつつ曲線を強調し、幅広の面取り加工でエレガントな輪郭を演出した。

LM フライングTはラインが厳格で輪郭もはっきりしているため、これを和らげるための工夫が至るところに凝らされた。例えば時針と分針はうねるような形を取り、太陽を模した自動巻きローターの波線にも同じ形状が認められる。

LM フライングTのデザインでは、7時位置に配置された時間表示から、文字盤プレートの中央窓に見えるトゥールビヨンまで、アシンメトリーが強調されている。アシンメトリーはトゥールビヨンケージにまで及んでおり、MB&Fの他のトゥールビヨンはシンメトリーの斧型パーツで覆われているのに対し、同ケージにはカンチレバー型の二重アーチになった上部ブリッジを採用した。

レガシーマシン フライングT全体には、マキシミリアン・ブッサーと深く共鳴する女性らしさがそれとなく織り込まれている。太陽をモチーフにした自動巻きローターや、トゥールビヨンの柱構造は、生命の源や支え手といったコンセプトを体現している。

エンジンについて




レガシーマシン フライングTは、オロロジカル・マシン・コレクションの作品、とりわけHM6シリーズとHM7 アクアポッドの機械的な特徴を広く踏襲した。

最新ウォッチでは構造を面で捉えて放射状にアプローチするムーブメントが主流だが、LM フライングTのムーブメントは軸を中心に垂直方向のアプローチを採用している点が異なる。フライングトゥールビヨンはLM フライングTの文字盤プレートから大胆に突き出た姿が映画のようで、回転する脱進機の様子を視覚的に美しく見せた好例であり、文字盤の内部側に収まっている通常のフライングトゥールビヨンと一線を画している。

フライングトゥールビヨンはその名からも分かる通り底部にしか固定場所をもたず、支えとなるブリッジがないので横方向の動きを制御することができない。すると全体を強く固定する必要が出てくるので、フライングトゥールビヨンはムーブメント内という目立たない位置に配置されていることが多い。レガシーマシン フライングTはムーブメント保護に必要なこの制約を解決しているため、トゥールビヨンの姿を存分に堪能できるようになっているのだ。

LM フライングTの構造から持ち上がったもう一つの大きな課題は、トゥールビヨンケージ上部の形状だった。トゥールビヨンの一方がもう一方よりも大きくなってしまうのだ。機構のバランスを調整して保つ解決策として、トゥールビヨンケージ上部の反対側に当たるトゥールビヨンキャリッジの下に釣り合い錘を忍ばせた。

文字盤を50度も傾斜させながら表示時刻の精度を追求するために、円錐形の歯車を用いることで面から面へのトルク伝達を最適化している。この解決策はまずHM6で使用され、続いてHM9 フローでも採用されたものである。

280個もの部品で構成されたレガシーマシン フライングTのエンジンは、MB&Fでも最長クラスとなる4日間(100時間)のパワーリザーブを誇っており、自社内で進化する技巧と経験を物語っている。

LM フライングT – 技術仕様




ブラックラッカー文字盤、ダイヤモンドパヴェセッティング、バゲットカットダイヤモンドセッティング、ラピスラズリの 、ダイヤモンドセッティング18Kホワイトゴールド製ケースのエディション。
ギヨシェ彫りが施された文字盤プレートを備えたレッドゴールド製とプラチナ製の限定エディション。


エンジン
MB&F社内で考案・開発された立体的な垂直構造の自動巻きムーブメント
中央に配置された60秒フライングトゥールビヨン
パワーリザーブ:100時間
テンプの振動数:2.5 Hz / 18,000 bph
太陽を模した立体構造の18k 5N レッドゴールド、チタン、プラチナ製自動巻きローター
部品数:280
石数:30

機能 / 表示
垂直方向に50度傾斜した時分表示の文字盤、2本のサーペントハンド
2つのリューズ:左側は巻き上げ用、右側は時刻合わせ用

ケース
素材:18Kホワイトゴールドとダイヤモンド、18Kレッドゴールド、プラチナ
表面の高いドーム型サファイアクリスタル、裏面のサファイアクリスタルはともに両面反射防止加工済み
サイズ:38.5 mm x 20 mm
部品数:17
防水性能:30 m / 90フィート / 3気圧

ブラックラッカーとラピスラズリのエディション
168石(ケース120石、バックル21石、トゥールビヨンケージ上部1石、リューズ26石)1.7カラット。

ダイヤモンド パヴェセッティングエディション:
558石(文字盤390石、ケース120石、バックル21石、トゥールビヨンケージ上部1石、リューズ26石)。3.5カラット。

バゲットカットダイヤモンドエディション:
バゲットカットダイヤモンド294石、ジュエル3石(文字盤にはバゲットカットダイヤモンド134石、ケースにはバゲットカットダイヤモンド124石、バックルにはバゲットカットダイヤモンド12石、リューズにはバゲットカットダイヤモンド24石とジュエル2石、トゥールビヨンケージ上部にはジュエル1石)。8.2カラット。

ストラップ&バックル
ケースに合わせたホワイトゴールド製ピンバックル付きのカーフまたはアリゲーターレザーのストラップ

LM フライングT担当の「フレンド」たち




コンセプト:マキシミリアン・ブッサー(MB&F)
デザイン:エリック・ジルー(Through the Looking Glass)
技術・製造管理:セルジュ・クリクノフ(MB&F)
研究開発:シモーヌ・ブレット、ロバン・アンヌ、トマ・ロレンザト、ジョーイ・ミズレズ、ジュリアン・ピーター(MB&F)

ケース:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(STG Creation)
ホイール、ピニオンおよび軸のプロファイル研削:ポール=アンドレ・タンドン(Bandi)、Decobar Swiss、Gimmel Rouages、Le Temps Retrouvé
ゼンマイ、ジャンパー:アラン・ぺレ(Elefil Swiss)
主ゼンマイと香箱:ステファン・シュワブ(Schwab-Feller)、Atokalpa
トゥールビヨン:アンドレアス・クルト(Precision Engineering)
プレートとブリッジ:バンジャマン・シニュード(AMECAP)、ロドリグ・ボーム(Horlofab)、DEM3
ブラック文字盤プレート精密仕上げ:ハサン・シャイバ、ヴィルジニー・デュヴァル(Les Ateliers d’Hermès Horlogers)
ダイヤモンドとバゲットカットダイヤモンドのセッティング(ケース、文字盤プレート、リューズ):ジュゼッペ・ディ・ステファノ(STG Creation)
ラピスラズリ文字盤:Groh Ripp
太陽を模した巻き上げローター:ナタリー・ギルボー(Cendres et Métaux)
ボールベアリング:パトリス・パリエッティ(MPS Micro Precision Systems)
ムーブメント部品手仕上げ:ジャック=アドリアン・ロシャ、デニス・ガルシア(C.-L. Rochat)
サファイアガラス:Sebal
サファイアクリスタルの反射防止加工:アントニー・シュワブ(Econorm)
サーペントハンド:イザベル・シリエ(Fiedler)
文字盤(時・分ディスク):ハサン・シャイバ、ヴィルジニー・デュヴァル(Les Ateliers d’Hermès Horlogers)
ムーブメント組み立て:ディディエ・デュマ、ジョルジュ・ヴェイジー、アン・ギテ、エマニュエル・メートル、アンリ・ポルトブフ(MB&F)
社内機械加工:アラン・ルマルシャン、ジャン=バティスト・プレト(MB&F)
品質管理:シリル・ファレ(MB&F)
アフターサービス:トマ・インベルティ(MB&F)
バックル:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(STG Creation)
リューズ:Cheval Frères
ストラップ:Multicuirs
化粧箱:オリヴィエ・ベルトン(Soixanteetonze)
プロダクションロジスティックス:ダヴィッド・ラミー、イザベル・オルテガ、アシュレイ・ムシエ(MB&F)

マーケティングおよび広報:シャリス・ヤディガログルー、ヴィルジニー・トラル、アルノー・レグレ(MB&F)
M.A.D.ギャラリー:エルヴェ・エスティエンヌ(MB&F)
販売:ティボー・ヴェルドンク、ヴィルジニー・マルション、セドリック・ルーセル、ジャン=マルク・ボリー(MB&F)
グラフィックデザイン:シドニー・ベイ(MB&F)、アドリアン・シュルツ&ジル・ボンダラ(Z Z)
製品撮影:マールテン・ファン・デル・エンデ、アレックス・トイスチャー
ポートレート撮影:レジス・ゴレ(Federal)
ウェブマスター:ステファン・バレ(Nord Magnétique)、ヴィクトル・ロドリゲス、マチアス・ムンツ(Nimeo)
映像:マルク=アンドレ・デシュー(MAD LUX)
テキスト:スザンヌ・ウォン(Worldtempus)

MB&F – コンセプトラボの誕生




2005年に設立されたMB&Fは、世界初の時計コンセプトラボです。 20個におよぶ驚異的なキャリバーにより、絶賛に値するオロロジカルマシーンとレガシー・マシーンのベースを構築するMB&Fは、伝統的な時計製造の枠を超え、3Dキネティックアートを制作する、創始者兼クリエイティブディレクターのマキシミリアン・ブッサーのビジョンを継承しています。

マキシミリアン・ブッサーは高級腕時計ブランドで15年管理職を務めた後、2005年ハリー・ウィンストンのマネージングディレクターを辞任、MB&F(マキシミリアン・ブッサー&フレンズ)を創立。MB&Fは、ブッサーが尊敬し、働く喜びを分かち合うことのできる才能あるオロロジカル職人を集め、先鋭的なコンセプト・ウォッチのデザインと小規模生産を行う芸術的なマイクロエンジニアリング・ラボなのである。

2007年、MB&Fは初のオロロジカルマシンHM1を世に送り出した。HM1の彫刻のような立体的なケースと美しく仕上げたエンジン(ムーブメント)は、同社の風変わりなオロロジカルマシンの基準となり、その後、時を告げるためというより、「時を語る」マシンが数多く生み出されていく。こうして製作されたオロロジカルマシンでは、宇宙(HM2、HM3、HM6)や大空(HM4、HM9)、道(HM5、HMX、HM8)、そして動物の世界(HM7、HM10)を探索するマシンがイメージされている。

2011年には、MB&Fはラウンドケースのレガシー・マシン コレクションを発表。これらはMB&Fにとってよりクラシカルなもので、現代的な芸術品を創作するために往年の偉大な時計製造革新者とは異なる視点で複雑機構を解釈し、19世紀の腕時計製造の卓越性への敬意を払っている。LM1及びLM2に続いて発表されたLM101は、全て自社開発したムーブメントを搭載する初のMB&Fマシン。そして、コレクションの幅をさらに広げるレガシー・マシン・パーペチュアル、レガシー・マシン・スプリットエスケープメント そしてレガシー・マシン・サンダードームの登場。2019年は史上初のレディース用MB&Fマシン「LM フライングT」の制作によりターニングポイントを迎えた。MB&Fは創設以来、現代的で型破りのオロロジカルマシンと、歴史からインスパイアしたレガシー・マシンを交互に発表している。

MB&Fの「F」が「フレンズ」(Friends)を表していることから分かるように、優れたアーティストや時計職人、デザイナー、様々な分野の製造業者をブランドにとっての「フレンド」と考え、協力関係を築くことはごく自然な成り行きだった。

そうした姿勢がブランドにもたらしたのが、パフォーマンスアートとコラボレーション作品という新たな2つのジャンルだった。パフォーマンスアート・モデルは、創造性豊かな社外のフレンドがMB&Fのマシンをベースにしてアレンジを加え、新たな形で表現した作品だ。一方、コラボレーション作品は、腕時計ではなく別のタイプのマシンで、MB&Fのアイデアとデザインに基づいて独創的なスイスのマニュファクチュールが設計、製造する。レペ1839と共同で製作されたクロックなど、コラボレーション作品の多くは時を語るマシンだが、リュージュやカランダッシュとのコラボレーションでは別の種類のメカニカル・アートが創作された。

ブッサーは、こうして誕生したあらゆるマシンに、その魅力を発揮できる舞台を与えるため、従来型のブティックに陳列するのではなく、他のアーティストによる多彩なメカニカル・アートとともにアートギャラリーに展示することを思いついた。このアイデアにより、ジュネーブに最初のMB&F M.A.D.ギャラリーが設立され(「M.A.D.」はMechanical Art Devices:メカニカル・アート・デバイスの略)、その後台北、ドバイ、香港にもM.A.D.ギャラリーがオープン。

MB&Fがこれまでに成し遂げた革新的な成果に対しては、いくつもの権威ある賞が与えられてきた。全てを網羅することはできないが、名高い「ジュネーブ ウォッチ グランプリ」においては5つもグランプリを獲得している。2019年にはLM FlyingT(LM フライングT)が「ベストレディースコンプリケーション賞」を、2016年にはLM Perpetual(LM パーペチュアル)が「ベストカレンダーウォッチ賞」を受賞。2012年にはLegacy Machine No.1(レガシー・マシン No.1)が「パブリック賞(時計ファンによる投票)」と「ベストメンズウォッチ賞(プロの審査員による投票)」をダブル受賞。また2010年の同グランプリでは、HM4 Thunderbolt(HM4 サンダーボルト)で「ベストコンセプト&デザインウォッチ賞」を受賞。そして2015年には、HM6 Space Pirate(HM6 スペースパイレート)が、国際的な「レッドドット・デザイン賞」において最優秀賞である「レッドドット:ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞した。





詳細についてはこちらまでお問い合わせください
シャリス・ヤディガログルー cy@mbandf.com/アルノー・レジュレ arl@mbandf.com
MB&F SA, Rue Verdaine 11, CH-1204 Genève, Switzerland
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