H.MOSER & CIE. 「エンデバー・センターセコンド コンセプト ライムグリーン」発表~H. モーザー社がフュメダイアルを一新

 From : H. Moser & Cie. (H. モーザー)




伝統的な技術と専門性を重んじる H. Moser & Cie. が、エナメル加工技術に敬意を表して、古くから受け継がれてきたこの技法と現代的なセンスを組み合わせてフュメダイアルを一新し、独自の質感を備え、槌目仕上げの美しさが際立つ、活力に満ちたフレッシュで鮮やかな新色が誕生しました。自動巻ムーブメントを搭載した 40 mm ステンレススチール ケースの Endeavour Centre Seconds Concept Lime Green(エンデバー・センターセコンド コンセプト ライムグリーン)は、クラシックなエレガンスと完璧に調和の取れた美しさ、そして際立つカリスマ性を兼ね備えた3針モデルです。




時計製造の基本である 3 針モデルの魅力をより強めているのは、さまざまなディテールです。それらを実現するためには極めて高度な専門技術が欠かせません。本当に優れた作品にするためには、その美観、バランスが完璧でなくてはなりません。非の打ちどころのないプロポーション、調和のとれたフォルム、ハイエンドな仕上げ。それこそが、H. Moser & Cie. がエンデバー・センターセコンド コンセプト ライムグリーンで表現する魅力ですが、さらにまったく新しいカラーとテクノロジーをダイアルに採用することで、静謐なエレガンスに力強さを添えています。H. Moser & Cie. は今回、伝統的な技法を見直して現代的な要素を取り入れ、今風でありながらも本来の魅力が失われることのないよう仕上げ、ブランドを象徴する時計へと変貌させました。この技術は、ゴールドのベースに打痕模様を打ち出す作業から始まり、色の異なる 3 つの顔料を湿らせて細かく砕いてから塗布して濃淡を出します。一つひとつの顔料を慎重に加え、炉で熱して酸化させ、むらなく溶融させるまでの工程は細心の注意を要し、熟練のエナメル加工職人であっても 1 時間近くかかります。透明感のある「グラン・フー」(高温焼成)エナメルに仕上げるまでに計 12 回もの焼き入れを行い、ようやく H. Moser & Cie. を象徴するフュメダイアルが完成します。こうして生まれるダイアルにはひとつとして同じ物はありません。質感がひと際すばらしく、ライムグリーンと名付けられた鮮やかな色合いの仕上げは極めて現代的な息吹を感じさせ、ロゴもインデックスも排しながら、シャフハウゼンを拠点とするマニュファクチュール H. Moser & Cie. を強く印象付けます。



40 mm のステンレススチールケースの中心部で時を刻むのは自動巻キャリバー HMC 200 です。完全に自社で設計、開発、製造されたこのムーブメントは H. Moser & Cie. の系列会社 Precision Engineering AG の調速機構を備え、パープルの秒針とブルーのバランスブリッジからもすぐにそれとわかるダブルヘアスプリングが組み込まれています。名高いモーザー ダブルストライプで装飾されたキャリバー HMC 200 にはエングレービングが施された大型ローターが収められ、約 3 日間のパワーリザーブを保証します。



さらに、グレーのクーズー レザーストラップが、フレッシュでユニーク、そして現代的な感性を大胆に組み合わせたこのモデルをいっそう引き立てています。



このように、H. Moser & Cie. スタイルのユニークな高級時計に仕上がっています。













【技術仕様】
エンデバー・センターセコンド コンセプト ライムグリーン
リファレンス :1200-1233
ステンレススチールモデル、ライムグリーン フュメダイアル、グレーのクーズー レザーストラップ



ケース
ステンレススチール
直径:40.0 mm
厚さ:11.2 mm
サファイアクリスタルおよびシースルー ケースバック
「M」で装飾されたリュウズ

ダイアル
槌目仕上げを施した「グラン・フー」エナメルのライムグリーン フュメ
リーフ型針の時針および分針
パープルのセンターセコンド針

ムーブメント
HMC 200 自動巻きキャリバー
直径:32.0 mm(14 1/4 リーニュ)
厚さ:5.5 mm
振動数:21,600 振動/時
27 石
ラチェット式両方向自動巻きシステム
H.Moser & Cie. の刻印が施されたローター
パワーリザーブ:約 3 日間
オリジナルのシュトラウマン・ダブル・ヘアスプリング®
ブルーのバランスブリッジ
モーザーストライプ仕上げ、ダイヤモンド研磨仕上げ

機能
時針および分針
センターセコンド

ストラップ
手縫いのグレーのクーズー レザー
ステンレススチールのピンバックル

税込予定価格 357万5000円
年内発売予定


[H. MOSER & CIE.(H. モーザー)]
H. モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在、約 60 名を超える従業員を擁し、15 つの自社製キャリバーを開発し、年間に 1,500 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H. モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。 Heinrich Moser の子孫たちに設立された Moser 基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、Heinrich Moser 家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding はH. モーザー、Hautlence という企業を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。