H. MOSER & CIE.(H.モーザー社)が黒を超越した漆黒の「ストリームライナー」を発表

 From : H. Moser & Cie. (H. モーザー)




H. Moser & Cie.を象徴するフュメダイアルを備えたストリームライナーの魅惑的なマトリックスグリーンと著名なファンキーブルーは、いずれも大きな成功を収めたモデルです。




H. Moser & Cie.は今回の「Watches & Wonders Geneva」にて、時計だけでなく、他の産業分野においても Vantablack®の限界を押し上げることを目指し、「ステルスモード」をコンセプトにした革新的なモデル「ストリームライナークロノグラフ」を発表いたします。ご来場された皆様にこのユニークピースを Watches & Wondersのスタンドで直接ご覧いただけるよう、特別なショーケースで展示する予定です。

H. Moser & Cie.は時計を愛する方々の間で、時計製造の世界でも絶え間なく革新を続けるブランドとしてよく知られています。 Vantablack®についても、何年にもわたる経験と専門技術を積み重ねてきました。ダイアルに Vantablack®を用いたモデルを複数作り上げ、「黒よりもさらに黒い」モデルを生み出すべく、ストリームライナー・フライバッククロノグラフオートマティックの全体に使用し、素材の限界に挑んでいます。このストリームライナークロノグラフは、人工的に製造されたものの中で最も黒いとされるこの素材でダイアルからケース、さらに一体型のブレスレットまでコーティングされています。
同じ Vantablack®を使用したスタンドに展示された様子は、まるで無限のブラックホールに消えてゆくかのような雰囲気を醸し出しています。流れるようなラインと、一切の装飾を排した H. Moser & Cie.ならではの際立つ個性を特徴としたモデルは、かなりの大胆さを感じさせてくれます。



カーボンナノチューブで構成され、光を 99.965%吸収する Vantablack®は、感度が高く、取り扱いが難しい物質でもあります。この素材自体は非常に脆いため、そのままでは手首に着けることはできませんが、 H. Moser & Cie.は、将来的に Vantablack®の構造を強化して十分な耐衝撃性を備えられるよう、さまざまな手法の研究を続けています。そしていずれは、日常生活で想定されるさまざまな場面に対応でき、普段使いできるような時計を作り上げたいと考えています。



このように、 H. Moser & Cie.スタイルのユニークな高級時計に仕上がっています。




[H. MOSER & CIE.(H.モーザー)]
H.モーザーは Heinrich Moserにより 1828 年に創設されました。ノイハウゼンアムラインファルを拠点とするこのブランドは現在、約 60 名を超える従業員を擁し、 15つの自社製キャリバーを開発し、年間に 1,500 個以上の時計を製造しています。
H.モーザーは、その姉妹会社である Precision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。
H.モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、 Heinrich and Henri Moser基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。 Heinrich Moserの子孫たちに設立された Moser基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、 Heinrich Moser家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB HoldingはH.モーザー、 Hautlenceという企業を擁するに至っています。MELB Holdingは伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。