SIHH 2018: オーデマ・ピゲ 実機写真 - 今年もAPの勢いは止まらない!

 By : KIH
(*追加情報がありましたので再掲載いたしました)

大変お待たせいたしました。オーデマ・ピゲ新作の実機写真でございます。印象としては今年も目玉商品は素晴らしく、勢いは止まらない、と感じました。そして、オフショアの25周年を記念して、オリジナルの復刻モデルや、大きな進化を遂げたモデルなど例年通り数多くの新モデルが登場しました。



それでは手袋をして、新モデルを拝見しましょう。

まずは、ロイヤル オーク コンセプト・フライング・トゥールビヨン GMT
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リューズ位置の表示は6時位置に。これは、時刻調整機能を示している。


こちらはリューズを押し込んだ状態でニュートラル。


そしてこれは手巻きができる状態。


毎回コンセプトモデルには圧倒されるが、今年は初めてフライング・トゥールビヨンを搭載。


そして今年の目玉はこちら。ロイヤル オーク RD#2
(ちなみに、RD#1は2015年のコンセプトミニッツリピーター)





薄さ6.3mm(ムーブメントの薄さは2.89mm)。世界最薄のセンターローター自動巻永久カレンダー腕時計。
薄くするならセンターローター自動巻ではなく、ハーフローターとか、あるいは手巻きにする手もあるのでは?
というもっともなご意見もあると思います。しかし、永久カレンダーで手巻きは(あるにはありますが)、ちょっとしんどい、というのと、ロイヤルオークとしてのデザインでのバランスがこれ以上薄くなると崩れるため、との説明。なるほど。ごもっともです。










なぜこんなに薄くすることが可能になったか? 日を刻むギアとカム、そして月を刻むギアとカムが、それぞれ1枚の「カムの機能も取り入れた」ギアに置き換わったからです。薄型化への技術進歩が今は盛んですね。しかし、この「カムとギア」を1枚のギアでやらせる、というアイデアはまさに「コロンブスの卵」的発想の転換です。説明を聞いて納得。


発売時期は未定です。ちなみに、このモデルはプラチナで、ブレスレットは重いですが、本体が薄く軽くできているのでそれほど気になりません。

(追記)ロイヤルオークシリーズは他にも新モデルが多く、特に15202のチタン、プラチナモデルは見たかったのですが、他の部屋の商談で使われており、時間切れで見ることがかなわず・・・。ロイヤルオークのグランドコンプリケーションも非常に魅力的なモデルですが、今回は見ることはできませんでした。



では、オフショアに参りましょう。


ロイヤル オーク オフショア・トゥールビヨン・クロノグラフ

これが25周年の進化形。45mm。オフショアにしては珍しく手巻き、ですね。
時計の奥に回転していくようなデザイン。









さすがに大きいですが、オフショアですから。


7月発売開始予定。価格未定。

1993年の初めてのオフショアモデルの復刻版。SSケース・ブレスレット。今のオフショアと違って、プチタペストリー模様です。ジャンボ復刻の15202ロイヤルオークと同じサイズの模様ですね(ちなみに、今はこの2つのロイヤルオークのみに採用されています)。その他のロイヤルオークにはメガタペストリーと呼ばれる、ちょっと大きな模様です(ギョーシェ)。






ちなみに、雑学ですが、最初のオフショアは裏には「Royal Oak」としか書いてなかったのです。しかし、101本目から、Offshoreと入るようになりました。1番から100番まではRoyal Oakだったのですね。それをお持ちの方、かなりのレアモノですよ。










オフショア25周年の上記3モデル(ロイヤル オーク オフショア・トゥールビヨン・クロノグラフ ステンレスとローズゴールド、そしてオフショア オリジナルモデル 復刻版)はいずれも、世界50個限定です。


ロイヤル オーク オフショア・ダイバー
今年も多数のカラーが用意されています。

その中で、日本限定モデル!
ピンクゴールドケース、チタンベゼル、グレーラバーベルト、グレーダイヤル。













グリーン





ベージュ







ターコイズブルー








(追記)この他、パープルカラーも存在するが、ジュネーブ ブティック限定ということですので、写真は撮れませんでした。悪しからず。。。


レディーズ ミレネリー

今年は3種類。特にブレスレットにご注目。ビンテージ感のある、ポーランド編みのブレスレット。

1つめはホワイトゴールド、ホワイトMOP、ベゼルにダイアをあしらったモデル。








調整無しで私の腕にぴったり・・・。









2本目は、今回一番高いモデル。ピンクゴールドケース。ホワイトオパールダイヤル。フロステッドゴールド仕上げケース。










3本目はピンクゴールドケース、ホワイトMOP。








そして、再びロイヤル オーク オフショア。

オールピンクゴールドとオールチタン。
まずは、オールピンクゴールドから。

メガタペストリーですね。現代版です。


リューズ、プッシュボタンはセラミック。











断然軽い・・・。













最後もオフショア・クロノグラフ。これ以外に使いようがないだろうと思うようなカモフラージュ模様のストラップ。。。














オフショアが豊富な25周年であると同時に、今年もイノベーションで世界最薄のセンターローター自動巻永久カレンダーのロイヤルオークを目玉に、非常に充実したラインアップです。

https://www.audemarspiguet.com/jp/new/