SIHH2018 グルーベル フォルセイ ノベルティ 実機速報!

 By : CC Fan
新たに3つのクリエーションを加えたグルーベル フォルセイ(Greubel Forsey)、当サイトでもすでにニュースを掲載しています。
プレスカンファレンスや、個別取材に先立ち、実機を拝見し、写真撮影をする機会が得られましたので、実機速報と簡単なコメントを掲載いたします。

まずはGMTアースです。



正面から見ると以前のGMTのバリエーション違いにしか見えません。
一見して特徴的なアシンメトリック(非対称)形状の風防はベゼル部分までサファイアの一枚板が覆っている構造で、どうやって取り付けているのかが謎です。
また、サファイヤとケースの接触面にグルーベル フォルセイの碑文が彫られていますが、これで気密が大丈夫なのかも気になります。



ケースバック側から見ると違いが分かります。
以前のGMTでは地球儀を駆動する用のギアがあった部分に、南半球用の地球儀が備えられています。
これにより、北半球だけではなく、南半球の時差も直感的に見ることができます。



地球儀はトゥールビヨン 24セコンド ビジョン(Tourbillon 24seconds Vision)のトゥールビヨンケージのようにドーム状のグラスバックの盛り上がりによって逃がされています。



地球儀の存在感が伝わりますでしょうか…



どの角度から見ても、地球儀の存在感はすごいです。

続いて一種のコンスタントフォース機構を搭載したディファレンシャル イクアリティーです。



4時位置の大きめのスモールセコンドはステップ運針で1秒ごとに動き、6時位置で一段下がった位置にある小さなスモールセコンドはスイープ運針します。





ムーブメント裏面のハンマー機構でスモールセコンドをリセットする機能を備えるそうですが、リュウズが引けなかったため試せませんでした。

最後はダブルテンプ(DOUBLE BALANCIER)です。
以前発表されたピースのケース・文字盤違いですが、色が変わることによって印象がガラッと変わっています。



立体構造のムーブメントは撮影が非常に困難です…



二つのテンプの平均を求める作動歯車機構を可視化したデザインです。



いつ見てもムーブメントの中にここまでの段差を作りこむのはすごい。



文字盤側に機構を集中させているため、ケースバック側は極めてシンプルです。

技術詳細や細かい点は追加の取材後に掲載します。

http://www.greubelforsey.com/en/