ショパール: ブティック巡り ー ロンドン編
By : KIH今月も昼間の仕事の出張でございます。

久しぶり(と言っても半年?)のロンドンでございます。たまたま運がいいのか悪いのか、ロンドンは東京より遙かに蒸し暑く、夏用のジャケットとズボンで歩いていましたが、訪問先は駅から歩くところが多く、汗だくの毎日でありました。
今回は、仕事の合間を縫って(本当か?)ロンドンに3つある、それぞれ特徴のあるショパールブティックを訪ねてきました。アレンジしていただいたショパールジャパンのドベリ社長、そしてお付き合いいただいたショパールUKのケルセンブロック マネジングディレクターにまずは御礼申し上げます。
まずは、ロンドンの銀座といいましょうか、ラグジュアリーブランドのブティックが建ち並ぶ、ボンドストリートの、と言いたいところですが、そこにあるショパールブティックは現在新装開店準備中でして、その間の臨時ブティックのある(すぐそば)、クリフォードストリートのブティックで待ち合わせました。
こちら。

右側に「Chopard」のサインが見えるでしょうか。あそこです。

007のような守衛さんが、ドアの前でにらみをきかせています。最近、白昼堂々と時計店を狙った強盗が頻発しており、この辺でも起きたようで、注意が必要です。ユーチューブにも動画が載っているくらい、堂々とした強盗です。

テンポラリーなので、やや狭めですが、一番奥の机を整理しているのが、ケルセンブロック社長。この方、ドイツ人ですが、ロンドン生まれ。おまけに、子供の頃は父上の仕事でけっこう長い間日本に住んでいて、大森にあったドイツ学園に通っていたそうです。
さて、店内を見てみましょう。
壁の写真は、どこのブティックでも見かけますね。男性コーナーには一貫した「ショパール」のアイデンティティーですね。


では、ちょっと時計を拝見。

L.U.C XPS Poinçon de Genève (ポワソン ド ジュネーブ)。ハンサム! ダイヤルにまでジュネーブシールです。

ケースにもジュネーブシール。ムーブメント以外にもジュネーブシールが施されるようになったのは最近ですが、それだけ高品質が保障されているということですね。


やはり漆・蒔絵シリーズはここでも人気だそうです。日本の匠が創り出す美、流石です。



これもやっぱりかっこいい・・・。


そしてこれが、2針のL.U.Cで、ストラップはカシミア。ネイビーの革バンドもついてくるそうです。

これまた珍しい、MOPダイヤル+バゲットベゼル。女性用ですが、中身はしっかりとL.U.C 96キャリバーです。是非、時計へのご興味が深いご婦人にしていただきたい。私なら、彼女または奥さんに持って欲しいですね(ただし、自分で買って頂きたい :-)。


L.U.C GMT ワン ローズゴールド。やはり、ロンドン=GMTかな、と・・・。




こちらが、現在工事中の本来のブティック。けっこう広いです。

今年の9月オープンのようです。次回の出張が楽しみです。

さて、次に連れてきていただいたのは、セルフリッジ、というデパートの中にあるお店。これもブティックと呼びます。



こちらでは時計ブティックは1階にあるのが普通みたいです。いろんなブランドが入っていますね。

はい。見つけました、ショパールブティック。

こちらはオフィシャル写真。デザイン的にも中がよく見えるようにできていて、なおかつ外側のショーケースを十分活かした造りになっていますね。

路面店のブティックとはだいぶイメージが違いますね。

外に向かってディスプレイボックスを見せています。スペースを有効に使っていますね。


入り口を入って正面には最新のモデルが。

やや細長い作りにはなっています。入り口を入って左を見たところ。奥の右に部屋があります。2個下の写真をご覧ください。

こちら、上記写真左側のショーケース。

目立つところに女性モノの時計やジュエリーが置いてあるようですね。

こちらは男性用、L.U.C、ミッレミリアが中心。入り口を入ってすぐ右です。

男性用コーナーにはレースの写真が。

L字型の店舗で、この席でお客様がじっくりと見るようにできています。カーテンを閉めれば、他のお客さんの目を気にすることはありません。

こちら、上の写真の左下にあるディスプレイボックスです。ハイ・ジュエリーの女性用時計が入っています。このブティックはやや女性用が多いように感じます。顧客層を意識してのことだと思います。

外のショーケースにはこんなものが・・。ハイ・ジュエリー + 時計。

最後は、次の日に行ったハロッズのお店。


今日は1人できましたので、とにかく広くて、迷うこと15分。いろんな人に聞きながらようやく到着。
ここもまただいぶ違うイメージ。壁が赤いのが目立ちますね。

なんとなく広々とした雰囲気です。

中は割と広いです。右手を奥に入ると、じっくりと時計を見せてもらえる机があります。

非常に落ち着いた雰囲気のお店になっていますね。ショーケースも効率的に配置されています。

オフィシャル写真はこちら。

右手奥がじっくり時計を見せてもらうスペース。


さて、時計を見せていただきましょう。ここも女性モノが多めにあるとのことでしたが、品揃えは男性モノもかなり揃っています。イギリスというのは、中東からのお客も多く、もちろん中国やアジアからの観光客も多いのです。何しろ、ハロッズ自体がカタール投資庁がオーナーですから。


これは出た時に本当にいいなあ、と思ったのですが、まだありました! もちろん、腕時計にするには大きいですが、ポケットウオッチとしてはかっこいいですねえ。


おお、カリテ・フルーリエ! これも素晴らしい時計です。

L.U.C GMT ワン ステンレスと、L.U.C タイムトラベラー ワン ローズゴールド。

おお、スーパーファスト! 軽くていいなあ・・・。


これまた珍しい、男性用サイズのMOP+バゲットベゼル。ブラックタイのパーティー用かな・・・。



というように、それぞれのお店でいろいろお話をうかがいましたが、それぞれ微妙に客層も違い、店構えも替えているような印象でした。しかし、ショパールの哲学のようなものは一貫して流れていて、どれもショパールのブティックと一目でわかるようになっています。
日本のデパートにもショパール ブティックはありますが、いずれも何となく同じようなデザインの店ばかりで、何となくもう少し自由に差別化してもいいのではないかな、とは感じました。
いずれにせよ、東京同様、デパートは観光客が一杯、という感じでした。でも、日本と比べて、ショパールが時計ブランドである、という認知度は高いように感じました。日本はやはり未だに「女性ジュエリーブランド」のイメージが強いんですかねえ。
日本の皆さん、しつこいようですが、ショパールは女性アクセサリーブランドではありません。立派な時計ブランドであり、女性用のジュエリー「も」やっているブランドです。そのあたり、誤解のないようにお願いいたします。
ショパールジャパンのドベリ社長、ショパールUKのケルセンブロック社長、本当にありがとうございました!
来月もGW終わったら出張だ・・・。ショパールブティックはあるだろうか・・・。

久しぶり(と言っても半年?)のロンドンでございます。たまたま運がいいのか悪いのか、ロンドンは東京より遙かに蒸し暑く、夏用のジャケットとズボンで歩いていましたが、訪問先は駅から歩くところが多く、汗だくの毎日でありました。
今回は、仕事の合間を縫って(本当か?)ロンドンに3つある、それぞれ特徴のあるショパールブティックを訪ねてきました。アレンジしていただいたショパールジャパンのドベリ社長、そしてお付き合いいただいたショパールUKのケルセンブロック マネジングディレクターにまずは御礼申し上げます。
まずは、ロンドンの銀座といいましょうか、ラグジュアリーブランドのブティックが建ち並ぶ、ボンドストリートの、と言いたいところですが、そこにあるショパールブティックは現在新装開店準備中でして、その間の臨時ブティックのある(すぐそば)、クリフォードストリートのブティックで待ち合わせました。
こちら。

右側に「Chopard」のサインが見えるでしょうか。あそこです。

007のような守衛さんが、ドアの前でにらみをきかせています。最近、白昼堂々と時計店を狙った強盗が頻発しており、この辺でも起きたようで、注意が必要です。ユーチューブにも動画が載っているくらい、堂々とした強盗です。

テンポラリーなので、やや狭めですが、一番奥の机を整理しているのが、ケルセンブロック社長。この方、ドイツ人ですが、ロンドン生まれ。おまけに、子供の頃は父上の仕事でけっこう長い間日本に住んでいて、大森にあったドイツ学園に通っていたそうです。
さて、店内を見てみましょう。
壁の写真は、どこのブティックでも見かけますね。男性コーナーには一貫した「ショパール」のアイデンティティーですね。


では、ちょっと時計を拝見。

L.U.C XPS Poinçon de Genève (ポワソン ド ジュネーブ)。ハンサム! ダイヤルにまでジュネーブシールです。

ケースにもジュネーブシール。ムーブメント以外にもジュネーブシールが施されるようになったのは最近ですが、それだけ高品質が保障されているということですね。


やはり漆・蒔絵シリーズはここでも人気だそうです。日本の匠が創り出す美、流石です。



これもやっぱりかっこいい・・・。


そしてこれが、2針のL.U.Cで、ストラップはカシミア。ネイビーの革バンドもついてくるそうです。

これまた珍しい、MOPダイヤル+バゲットベゼル。女性用ですが、中身はしっかりとL.U.C 96キャリバーです。是非、時計へのご興味が深いご婦人にしていただきたい。私なら、彼女または奥さんに持って欲しいですね(ただし、自分で買って頂きたい :-)。


L.U.C GMT ワン ローズゴールド。やはり、ロンドン=GMTかな、と・・・。




こちらが、現在工事中の本来のブティック。けっこう広いです。

今年の9月オープンのようです。次回の出張が楽しみです。

さて、次に連れてきていただいたのは、セルフリッジ、というデパートの中にあるお店。これもブティックと呼びます。



こちらでは時計ブティックは1階にあるのが普通みたいです。いろんなブランドが入っていますね。

はい。見つけました、ショパールブティック。

こちらはオフィシャル写真。デザイン的にも中がよく見えるようにできていて、なおかつ外側のショーケースを十分活かした造りになっていますね。

路面店のブティックとはだいぶイメージが違いますね。

外に向かってディスプレイボックスを見せています。スペースを有効に使っていますね。


入り口を入って正面には最新のモデルが。

やや細長い作りにはなっています。入り口を入って左を見たところ。奥の右に部屋があります。2個下の写真をご覧ください。

こちら、上記写真左側のショーケース。

目立つところに女性モノの時計やジュエリーが置いてあるようですね。

こちらは男性用、L.U.C、ミッレミリアが中心。入り口を入ってすぐ右です。

男性用コーナーにはレースの写真が。

L字型の店舗で、この席でお客様がじっくりと見るようにできています。カーテンを閉めれば、他のお客さんの目を気にすることはありません。

こちら、上の写真の左下にあるディスプレイボックスです。ハイ・ジュエリーの女性用時計が入っています。このブティックはやや女性用が多いように感じます。顧客層を意識してのことだと思います。

外のショーケースにはこんなものが・・。ハイ・ジュエリー + 時計。

最後は、次の日に行ったハロッズのお店。


今日は1人できましたので、とにかく広くて、迷うこと15分。いろんな人に聞きながらようやく到着。
ここもまただいぶ違うイメージ。壁が赤いのが目立ちますね。

なんとなく広々とした雰囲気です。

中は割と広いです。右手を奥に入ると、じっくりと時計を見せてもらえる机があります。

非常に落ち着いた雰囲気のお店になっていますね。ショーケースも効率的に配置されています。

オフィシャル写真はこちら。

右手奥がじっくり時計を見せてもらうスペース。


さて、時計を見せていただきましょう。ここも女性モノが多めにあるとのことでしたが、品揃えは男性モノもかなり揃っています。イギリスというのは、中東からのお客も多く、もちろん中国やアジアからの観光客も多いのです。何しろ、ハロッズ自体がカタール投資庁がオーナーですから。


これは出た時に本当にいいなあ、と思ったのですが、まだありました! もちろん、腕時計にするには大きいですが、ポケットウオッチとしてはかっこいいですねえ。


おお、カリテ・フルーリエ! これも素晴らしい時計です。

L.U.C GMT ワン ステンレスと、L.U.C タイムトラベラー ワン ローズゴールド。

おお、スーパーファスト! 軽くていいなあ・・・。


これまた珍しい、男性用サイズのMOP+バゲットベゼル。ブラックタイのパーティー用かな・・・。



というように、それぞれのお店でいろいろお話をうかがいましたが、それぞれ微妙に客層も違い、店構えも替えているような印象でした。しかし、ショパールの哲学のようなものは一貫して流れていて、どれもショパールのブティックと一目でわかるようになっています。
日本のデパートにもショパール ブティックはありますが、いずれも何となく同じようなデザインの店ばかりで、何となくもう少し自由に差別化してもいいのではないかな、とは感じました。
いずれにせよ、東京同様、デパートは観光客が一杯、という感じでした。でも、日本と比べて、ショパールが時計ブランドである、という認知度は高いように感じました。日本はやはり未だに「女性ジュエリーブランド」のイメージが強いんですかねえ。
日本の皆さん、しつこいようですが、ショパールは女性アクセサリーブランドではありません。立派な時計ブランドであり、女性用のジュエリー「も」やっているブランドです。そのあたり、誤解のないようにお願いいたします。
ショパールジャパンのドベリ社長、ショパールUKのケルセンブロック社長、本当にありがとうございました!
来月もGW終わったら出張だ・・・。ショパールブティックはあるだろうか・・・。
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