パネライ 特別な"体験"をセットにした3つのスペシャルバージョン

 By : CC Fan
すでにニュースという形で掲載しておりますが、今回のSIHHでパネライが発表した新作の中でも、特にユニークと感じた3つのスペシャルバージョンについてレポートします。
通常のスペシャルバージョンといえばケースや文字盤の素材や仕上げが異なり、限定数が少ないというのが一般的ですが、今回のパネライが発表したものは、それに通常ではできない"体験"をセットにしたものとなります。
これは時計だけではなく、ブランドとゆかりの深い海にまつわるかけがえの無い"体験"をオーナーと共有し、ブランドのと関係をより深いものにしたいという考えです。



まずはブランドのアンバサダーであり、フリーダイビングの世界記録を持つダイバー、ギョーム・ネリーエディションのスペシャルバージョンです。



今回はプレス発表会にギョーム・ネリー氏本人も駆けつけてくれました。



ノーマルバージョンとの違いはDLCコーティングが施されたこと、文字盤がターコイズブルーになったこと、そしてギョーム・ネリー氏が住むフレンチボリネシアのモーレア島とシングルブレス潜水の世界記録126mが裏蓋にエングレーブされていることですが、それに加え"体験"として、モーレア島への招待とギョーム・ネリー氏とともにダイビングを行う体験がセットになっています。







彼とともに美しいボリネシアの海を体験し、時計を見るたびに思い出す…とても魅力的な提案です。



"体験"の人数制限があり、限定数は全世界でわずか15本、日本では1本のみ入荷予定だそうです。



次はイタリア海軍特殊部隊Comsubinとのコラボレーション、マリーナミリターレスペシャルバージョンです。



なんと、ダイビングを含むリアルな海軍のトレーニングセッションを体験することができます。



ノーマルバージョンとの違いはよりミリタリー色が強くなったグリーンのストラップとスーパールミノバ、そしてケースバックにエングレーブされたComsubinのロゴです。





限定数は33本、これは、Gold Medals for Military Valour(1793年に起源をもつイタリアの軍事勲章)の歴代Comsubinメンバーの受賞者数に由来するそうです。
日本では2本の入荷予定ですが、非常にハードな"体験"ため、事前の健康診断を行う必要があるそうです。

最後は、長年パネライのアンバサダーを務める、偉大な冒険家マイク・ホーンエディションのスペシャルバージョンです。



オーナーはマイク・ホーンとともに、北極の流氷間で数日間の集中トレーニングを通じ、大自然と大自然が抱える問題と対峙することで、人間が環境に対して引き起こす危機を自らの目で認識できます。



環境保護を訴えるこのモデルは、航空機のチタンをリサイクルしたEcoチタンとペットボトルのPET素材をリサイクルしたストラップを特徴としますが、スペシャルエディションではストラップとルミノバ、逆回転防止ベゼルのルミノバがパネライが愛する海をイメージしたブルーにされています。







限定数は19本、日本には1本のみとなるそうです。

ブランドのルーツである海を思わせる"体験"をセットにした3つのスペシャルバージョン、時計だけではなくよりオーナーの思いに根差したパネライらしい提案だと思います。

どのモデルも時計本体の価格に"体験"のためのフライト・滞在費も含まれており、全世界で価格は共通なので日本からは相対的にお得といえるかもしれません。

https://www.panerai.com/ja/home.html