パリス ダコスタ ハヤシマ コンペキ(紺碧) ラウンチング レセプション レポート

 By : CC Fan

1月22日
に行われたパリス ダコスタ ハヤシマ(Parris daCosta Hayashima)の処女作、コンペキ(紺碧:Konpeki)のラウンチングレセプション、SIHHのレポートでだいぶ遅れてしまいましたが、レポートをお送りします。
実機の緊急レポートも併せてご覧ください。

もともと全員が時計やラグジュアリー業界出身ではない、他の本業をお持ちの3人の時計愛好家が時計に対する強い情熱から自分たちの理想とする時計を作り出すため、休日や空き時間を使ってプロジェクトを進め、職人や工房と協力しながら2年の時を経てついに初めての作品を作り上げた…と言う愛好家の究極の夢の一つ"自分の理想の時計を作る"を実現したお三方にお会いできると伺い楽しみにしていました。





残念ながらプレゼンテーションには間に合わなかったものの、かなりの来場者数、注目度が伺えます。



クラフトマンシップを説明するために持ち込まれたアリゲーターレザー。
これは時計用ではないそうですが、ベルトを制作している工房のもの。



スペックシートやブランドロゴをあしらったカードなどもちゃんと用意されていました。
以前のレポートでも紹介したように、ボックスは小さめ、中身も完全に取り外せるため、時計を取りだした後は宝石入れや小物入れとしても使えるようなサイズ感です、これは"たくさんの時計があって箱が大きいと邪魔でしょう?"という愛好家目線での配慮です。



なんと専用のトレーも!
ボックスの中敷きと同じく、九州の工房で作られたブランドイメージカラーのコンペキブルーのスエードを貼っています。



スエード生地も持ち込まれていました。



ブランドロゴをあしらった什器。



創業者のお三方。
左からパリス氏、ダコスタ氏、ハヤシマ氏。

前回のレポートでは本業の絡みで"顔出しNG"でしたが、三人とも本業との折衝を経て、顔出してもよくなったとのこと。
三人とも愛好家として日常使いできる自分たちだけの時計が欲しい…という事からスタートし、専門外なので怪訝に思われて断られたりすることもあったそうですが、粘り強くプロジェクトを進め、ついに形になりました。

前回のレポートでは主張しすぎない小さなブランドロゴについて、クロノメーター?と書きましたが、特に意識はしておらず、"3人が同じ高さに平等に並ぶ"という事を最重視してあの形になったとのこと。
ただ、出発点は異なっていても時計として読むときに邪魔にならないことを重視した結果、同じような結論に達した…という事のようです。



もちろん、腕にはコンペキが。
"日常的に使える普通に良い時計"という表現がぴったりだと思います。



時計の写真も何枚か。
インデックスや針に使われた深い青、コンペキブルーはこのように黒く見えたり、以前のレポートのように青が強く見えたり、光の加減で表情が変わります。
この色合いは実機を見てほしいと感じます。



シルバー仕上げの文字盤はどの角度でもマットで、インデックスとのコントラストにより読み取りは非常に容易です。
質感も非常に素晴らしい。



ヴォーシェの薄型ムーブメント、VMF5401ベースのPdCH01。
青焼きではなく、針とインデックスと同じくPVD加工でコンペキブルーに仕上げたネジを持ちます。



宴もたけなわ…
お三方の素晴らしい情熱に圧倒されっぱなしです。



現在はこのようにディスプレイされ、実機を拝見できます。

【関連Web Site】

Parris daCosta Hayashima
https://www.parris-dacosta-hayashima.com/

Instagram
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