NH Watch, Naoya Hida & Co.の作品を拝見! by haru

 By : Guest Blog


ゲストブロガーのharuです。

以前から気になっていた方の時計をやっと拝見出来ました!  
今回はそのレポートです!

ご存じの方がほとんどと思いますが、NH Watch, Naoya Hida & Co.、飛田直哉氏の時計です!
(経歴は、こちらをご参照ください。業界では も! も! 物凄~いお方です! )


まずはプロトタイプから!
ヴィンテージ・ウォッチ好きの飛田氏がこだわり制作したプロトタイプ!

ケースは高い耐食性を持った、加工が困難な904Lステンレス スチールを採用。この素材が、ごく一部のメーカーにしか採用されないのは、工作機器が高額で加工が困難なため。
しかしビンテージウオッチを長く見てきた飛田氏が、これを採用した理由は、日本で普段使いしても錆がでない904Lが1番と思ったからだそうです!
また、針の太さと立体感に注目してください。(後ほど紹介する、製品版の「NH TYPE 1B」との違いを見てください!)



プロトタイプではケースのエッジが恐ろしく立っていました!



尾錠もエッジが立ったデザインと仕様になっていました!


そして、製品版の「NH TYPE 1B」です!


超高精度微細加工機によって削り出された針は、手作業で研磨されブルースチールとなります。
長針の先端は手作業で曲げられ文字盤にセット、文字盤上のブレゲ インデックスは職人による手彫りで、合成漆(カシュー)を流し込み立体感溢れる仕上げです。
プロトタイプと比べるとさらにシャンプーに細く綺麗な線が出ています。(職人でも失敗は許されない手間の掛かる仕上がりです。)
NAOYA HIDA & Co. TOKYO のロゴは、超高精度微細加工機によって彫刻されインデックスと同じ手法で仕上げされています。そして、針はより一層シャンプーに、インデックスもより細く、より作業の困難なものにとバージョンアップされています!



ケースサイズは37mm、 904Lステンレス スチールで、試行錯誤の上、日本人にあうサイズに決められました。
また、ラグの形状・リューズの大きさ位置なども細かく見直されています!

ムーブメントは 自動巻きクロノグラフのヴァルジュー Cal.7750から自動巻き機構を取り除き、ブリッジ等を再設計することで理想的なムーブメントに仕上げられています。

実際に巻き上げてみると… カリカリ(!)と、懐中時計の様なしっかりとした手応えの巻き上げの感覚の良さを感じます。
市販している時計の中でも一、二の感覚、これは普段、店頭などではまず味わえない感覚だど思います!
スモセコの位置も普通に見えますが… 物凄くこだわった設計になっています!

幅16mmのピンバックルも、904Lステンレス スチールの研磨仕上げ、形状は曲線で構成されています。

ストラップは 手縫い。表面の素材はベジタブル タンニング カーフ。
飛田氏が日本で最高のベルトを作成してくれると思うところで制作されています!

ビンテージウオッチと、現代ウオッチを知り尽くす飛田氏が作り上げた「NH TYPE 1B」は最高の出来栄えだと思いますが、残念なことに… 生産予定本数の9本は既に完売になっています…!

しかし今後、飛田氏の構想では「TYPE 8」までの構想が出来ているそうですので、来年以降も順次発表出来れば…! とのこと。
ご興味ある方はチェックを怠りなく注目しておいて頂ければと思います!



(参照)
https://watch-media-online.com/blogs/2034/


NH WATCH
http://naoyahidawatch.com/