ジラール・ペルゴ: スリー ブリッジ 150周年記念 イベントレポート その3 - マスタートレーニングクラス経験

 By : KIH
最後ですが、お題は「磨き」。いかに、ジラール・ペルゴが仕上げにこだわっているか、ダンジェリ氏が解説。





そして謎の箱が私の前に。




開けてみると、今日のトレーニングに必要なキットが。




まずはお約束の指サック。




で、これが今日の素材。はい。スリーブリッジのブリッジの裏の部分を磨く、というお題です。部品としては他に真ん中に埋め込むルビーと、締め付けの小さなネジ。




キットの中には、非常に細かい紙やすりが貼ってあるガラスがあり、それで丁寧に均等に磨けるようにスタート。




言うほど簡単じゃないって・・・。




お見事! あ~あ・・・。




次に、非常に軽く柔らかい木の枝を鉛筆状にしてそれに特殊な磨きペーストを付けて磨く作業。
まず、ナイフでこの柔らかくて割れやすい枝を鉛筆状にするのに一苦労・・・。




期せずして、とても短くなった枝でようやくスタート。






おお! 素晴らしい。




なんちゃって。上は、オレンジ色のコーティングを溶かしたあとの表側。そりゃきれいなはずです。
実際の裏側の状態はこんな感じ。時間があればなあ・・・。




でも、結局表しか見えないから、私の腕の良し悪しはわからない。で、このカフリンクをお土産にもらいました!




いやー、楽しいイベントでした。

ジラール・ペルゴさん、本当にありがとうございました!

本当に長い歴史を持ち(実際にずっと時計を作り続けているんですよ - 創業何百年といっても、とちゅういなくなって、つい最近復活してまったく別物のブランドになっているのはたくさんありますけど、ずっと時計を作っているブランドで長い歴史を持つブランドは、ごく少数です)、時計作りの哲学やストーリーがしっかりとあって、仕上げにこだわり、近道を選ばないブランド。私は時計の趣味を始めて以来、ずっと好感を持っているブランドです。個人的意見ですが、本当にいい時計作りをしていますね。

スケルトンが気になってしょうがない。。。