BaselWorld 2018 ショパール: ショパールが全ての製品に 100%エシカルゴールドを使用することを宣言!

 From : Chopard (ショパール )
これは、企業としての社会的責任を率先して果たそうという、ラグジュアリー業界としては異例の試みです。少々長いですが、最後までお読みください。



ショパールが全ての製品に
100%エシカルゴールドを使用することを宣言

ラグジュアリーウォッチ&ジュエリー メゾンのショパールが、
バーゼルワールド 2018にて、重大かつユニークな発表を行いました。

2018年7月までに、メゾンの全てのジュエリーとウォッチに、100%エシカルな
ゴールドを使用することを宣言しました。


3月22日 バーゼル―
2018年7月より、メゾンの全てのジュエリーとウォッチに、100%エシカルゴールドを使用することを発表しました。

ショパールのオーナーであるショイフレファミリーは、「サステナビリティ」を常にメゾンの価値観の中心に据えてきました。30年以上におよぶメゾンの理念が、今ここで、頂点を極めたといえるでしょう。

ショパールの今回の重大な発表は、バーゼルワールド・ウォッチ&ジュエリー・フェアにおいて、多くの観客が見守る中、メゾンの共同社長であるキャロライン&カール‐フリードリッヒ・ショイフレ両氏によって行われました。コリン&リヴィア・ファース夫妻、ジュリアン・ムーア、モデル兼アクティビストのアリゾナ・ミューズ、ノエラ・コルサリス、中国の歌手ロイ・ワンなど、メゾンの長年にわたるサポーターであり、友人でもある面々が、この発表に賛同と支援のために集いました。



ショパールのエシカルゴールド
ショパールが定義する「エシカルゴールド」とは、環境および社会の国際的なベストプラクティス準拠した責任ある供給元から調達したゴールドです。
2018年7月より、ショパールのゴールドは、トレーサビリティが明確な次の2つのルートのうち、いずれかのルートより調達されます:

1. スイス・ベター・ゴールド・アソシエーション(SBGA)のフェアマインド&フェアトレード構想に参画する小規模鉱山採掘者によって採掘されたゴールド
2. 責任ある宝飾のための協議会(RJC)認定の精製所とのパートナーシップを通じてRJC のCoC(加工・流通管理)認証されたゴールド

2017年、鉱山採掘者の処遇改善計画の推進と、エシカルに採掘されたゴールドのさらなる普及を目指して、ショパールはスイス・ベター・ゴールド・アソシエーション(SBGA)に加盟しました。今回のバーゼルワールドで行われたプレスコンファレンスの席上で、共同社長カール‐フリードリッヒ・ショイフレは、次のような発表を行いました。「2018年7月より、私どもショパールの製品に使用する全てのゴールドを責任ある供給先から調達することを宣言いたします。」ショパールの目標は、市場での流通規模の拡大に伴って、メゾンが購入する鉱山採掘者から供給されるゴールドの比率を可能な限り上昇させることです。現在、ショパールはフェアマインドゴールドの調達において最大規模のバイヤーとなっています。さらに次のように続けています。「これは、非常に大胆な決意表明ですが、私どものビジネスに協力していただいている人々の生活を改善するためには、必ず実行すべきことなのです。」

「ショパールは、30年以上かけて、メゾン内における生産の垂直統合化を進めてきました。製造におけるあらゆる技術を自社で習得し、早くも1978年に、社内においてゴールドの鋳造所を設け、ハイジュエリーの職人や時計製造の熟練工を輩出してきました」。ショパールのウォッチおよびジュエリー製品は、全てメゾン内で生産されており、このことは、ショパールが、製造から最終製品にいたるまで、全てのプロセスに対し社内で責任を持って統制管理を行っていることを意味しています。製品に使用されるゴールドもその管理下に置かれているのです。

続いて、ショパールの共同社長兼クリエイティブ・ディレクターを務めるキャロライン・ショイフレが次のように語っています。「私どもファミリーがビジネスを行うにあたって、常に経営哲学の最も重要な位置を占めているのが倫理観です。この倫理観がショパールの企業としての価値観の中心となることは、ごく自然な成り行きでした。」

「真のラグジュアリーとは、原料の供給元を知ることによってこそ叶うものだと思います。それゆえに、私は、ショパールのゴールド調達プログラムを非常に誇りと感じております。ブランドのクリエイティブ・ディレクターとして、お客様とこの美しい製品ひとつひとつにまつわるストーリーを共有できること、そして皆様がプライドを持って、製品と共にこのストーリーを身に着けていただけることをとても光栄に思っています。」

ショパールのエシカルゴールド推進活動の一環として、今回のバーゼルワールドで新たに発表されたハイジュエリー「グリーン カーペット コレクション」、オート・オルロジュリー「L.U.C フル ストライク」、「ハッピーパルム」ウォッチには、フェアマインドゴールドが使用されています。

2013年、ショパールは、鉱山採掘者の採掘するゴールドへ直接的な投資を行い、積極的に市場へ流通させるという長期的な経営計画を決定しました。「公正な採掘のための連盟(ARM)」と提携し、資金および技術を提供することによって、鉱山採掘者のフェアマインド認証取得に向けて直接的な責任を担うこととりました。これにより、鉱山採掘者のコミュニティは、過酷な環境や社会条件に合わせて採掘を行う一方で、最高価格でゴールドを販売することができるようになりました。さらに、ショパールは南米に新たな供給元の鉱山ルートを構築し、トレーサブルな製品をヨーロッパに供給することで、現地のコミュニティにさらなる経済的収益をもたらしました。

今回、ショパールは、ARMと協力して新たな鉱山採掘者に対し、フェアマインド認定取得への支援をすることを発表しました。この鉱山は、ペルーのアンカシュ県にあるCASMAという業者で、今後、彼らに対して、教育・訓練や社会福祉、環境面でのサポートが実施される予定です。これまでに、ショパールの支援によって、コロンビアのCooperativa Multiactiva Agrominera de IquiraやCoodmilla Mining Cooperativeをはじめとするいくつかの鉱山がフェアマインド認証を取得しています。鉱山業者とそのコミュニティの正当化に対しARMと共に投資することで、ショパールは社会の片隅に追いやられ忘れ去られていたコミュニティに希望を与え、彼らの合法かつ威厳ある生活を取り戻す支援を行っています。


国連グローバル・ゴールズ:ショパール、次へのステップ
今回、もう一点ショパールから発表されたのが、国連のグローバル・ゴールズとの提携です。これは、ショパールのサステナビリティ・プログラムである「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」プロジェクトにおいて新たな1ページが開かれたことを意味しています。

社会的責任を担う企業として、ショパールは様々な制約を乗り越え、意欲的かつ現代社会に必須である、国連のグローバル・ゴールズの目標達成へメゾンの貢献を標榜しています。グローバル・ゴールズには、ディーセント・ワーク(人間らしい労働)、不平等の緩和、責任ある資源消費などの目標が盛り込まれています。

ファッションにおけるサステナビリティを目指して設立されたエコエイジ(Eco-Age) の代表を務めるリヴィア・ファースは、国連のグローバル・ゴールズの目標達成へのビジネスコミットメントの重要性について、次のように語っています。「グローバル・ゴールズでは、社会や環境に関連したキャピタルゴールに準じた17の目標を掲げています。これらの目標はどれも大変重要なものであり、これらの目標と人々とを結びつけることは、絶対的に必要不可欠でしょう。サステナブルな未来への道程を見据える中で、その達成に向かって邁進すること、ひいては、ショパールがこのビジョンを共有し、エコエイジ(Eco-Age) がその目標達成に協力できることは、私どもにとって極めてやりがいのある活動といえるでしょう。」

この決意表明に続いて、「ビジネス・オブ・ファッション」創設者および編集長のイムラン・アメッドがパネルホストを務め、グローバル・ゴールズとの提携による事業の活性化や供給元を通じた価値の創造、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」への協力などについてディスカッションが行われました。



編集者各位
「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」の歩み

背景
ショイフレファミリーが、ラグジュアリーウォッチ&ジュエリーメゾンであるショパールの経営を継承したのが1963年。以来、ファミリーは倫理観をメゾンの経営理念の中心に据えてきました。

30年以上前から、ショイフレファミリーは、メゾン内における生産の垂直統合化をビジョンに掲げ、推進してきました。製造におけるあらゆる技術を自社で習得し、早くも1978年に、社内においてゴールドの鋳造所を設け、ハイジュエリーの職人や時計製造の熟練工を輩出してきました。これにより、ショパールは、製造から完成品にいたるまで、全てのプロセスをメゾン内で管理することが可能となりました。

以来、ショパールはサステナビリティへの取り組みを続けてきました。

- ショパールは、責任ある宝飾のための協議会(RJC)に2010年に加盟、2012年より認定メンバーとなっています。
- 2013年、ショパールは「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」プロジェクトを始動し、その影響力を生かして、調達および生産プロセスの改善を行い、採掘から製品にいたるまでの責任ある供給チェーンの構築を行っています。

サステナブル・ラグジュアリーへの旅
「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」は、ショパールがエコエイジ(Eco-Age) と提携して2013年に活動を開始したプロジェクトで、責任ある原料調達、見過ごされがちな供給チェーンの人々の支援を行うことを標榜しています。このチャレンジングで積極的な複数年にわたるプログラムは、ショパールを世界市場のリーダーシップに押し上げ、競合他社とショパールとの明確な差別化をもたらしました。

「旅」は、南アメリカの鉱山コミュニティに影響力を持つNGO団体「公正な採掘のための連盟(ARM)」との慈善提携によって始まりました。ショパールは、採掘者への教育・訓練や社会福祉、環境改善への貢献を精力的に推進し、鉱山コミュニティおよびそのフェアマインド認定取得促進を支援する世界初のラグジュアリーウォッチ&ジュエリーメゾンとなりました。これまで、ラテンアメリカの2つの鉱山(ボリビアとコロンビア)が、ショパールの直接的な支援によって、フェアマインド認証を取得しています。

5年間にわたって、ショパールは継続してこの活動を精力的に行い、いつくかのプロジェクトを成功させてきました。サステナブルに供給されたトレーサブルで貴重な素材を使用した「グリーン カーペット コレクション」、フェアマインドゴールド製初のディフュージョンラインである「パルム・ヴェルテ コレクション」、L.U.Cコレクションにおいて世界初となるフェアマインド認定ゴールドを使用した機械式時計、そして忘れてならないのが、2014年より制作されているフェアマインド認定ゴールドを使用したカンヌ国際映画祭のパルム・ドール トロフィーなどが挙げられます。さらに、2017年には、フェアマインド認定ゴールドを使用したジュエリーのディフュージョンラインである新生「アイスキューブ コレクション」を発表しています。






今日までの「旅」、そのマイルストーン
2013年 カンヌ国際映画祭:
ショパールは「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」の創設を発表。この複数年にわたるプロジェクトは、ラグジュアリー製品における軽視されがちなサプライチェーンの初段階にある採掘の環境とそれに携わる人々の処遇の改善を目標とし、「公正な採掘のための連盟(ARM)」との提携を通じて、鉱山採掘者の支援を行うことから、始動しました。カンヌでは、フェアマインド認定ゴールドと「責任ある宝飾のための協議会(RJC)」認定のダイヤモンドを使用した繊細なカフブレスレットとイヤリングのセットを初の「グリーン カーペット コレクション」として発表。フランスの女優マリオン・コティヤールが、このジュエリーを身に着けて、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに登場しました。

2014年 ゴールデングローブ賞:
主演女優賞を獲得したケイト・ブランシェットが、RJC認定のサプライヤーから供給されたダイヤモンドをフェアマインド認定ゴールドにセットしたハンドクラフトのイヤリングを身に着けて、レッドカーペットに登場しました。

2014年 バーゼルワールド:
世界初のフェアマインド認定ゴールドを使用したオート・オルロジュリー「L.U.C トゥールビヨン QF フェアマインド」を発表しました。

2014年 カンヌ国際映画祭:
ショパールは業界を超えた活動を行っており、今回その対象となったのは、映画界でした。2014年のカンヌ国際映画祭では、フェアマインド認定ゴールドを使用したパルム・ドールを制作しました。

2014年11月 マイアミ:
Bravo Business Awardsにおいて、エコエイジ(Eco-Age) と提携した「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」におけるキャロライン・ショイフレの功績が認められ、リヴィア・ファースより、Environmentalist of the Year Award(環境保護賞)が授与されました。

2014年11月 ニューヨーク:
「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」におけるキャロライン・ショイフレの功績が認められ、コロンビアの大統領夫人より、国連のFashion 4 Development Awardが授与されました。

2015年 バーゼルワールド:
ショパールは、「旅」の活動をさらに展開し、ボリビアの新たな鉱山採掘者の支援を始めました。バーゼルワールドでは、「グリーン カーペット コレクション」で新作ハイジュエリーと、フェアマインド認定ゴールド使用したタイムピース「L.U.C XPSフェアマインド」を発表しました。

2015年 カンヌ国際映画祭:
ショパールは、初めてのフェアマインド認定ゴールドを使用したディフュージョン・ジュエリーを発表。パルム・ドールから発想を得た「パルム・ヴェルテ コレクション」では、18カラットのフェアマインド認定イエローゴールドが使用されました。

2015年 カンヌ国際映画祭:
キャロライン・ショイフレとマリオン・コティヤールが、「グリーン カーペット コレクション」に、二人のクリエイティビティとサステナブル・ラグジュアリーへの情熱を結集させ、ユニークピースジュエリーのデザインをマリオン・コティヤールが手がけました。この作品には、コレクション初となるトレーサブルでサステナブルな供給元であるオーストラリアの家族経営鉱山業者であるオーロラ鉱山から採掘されたオパールが使用されました。

2015年9月:
ボリビアとコロンビアの2か所の鉱山が、ショパールの2年間にわたる支援のもと、フェアマインド認定を取得。ショパールは、これらの採掘先で生産された100%フェアマインド認定ゴールドを購入しました。

2015年9月:
ショパールは、引き続きジュエリー業界を牽引し、スイスの精製業者であるPrecinoxと提携。世界初となるボリビア-ヨーロッパ間のフェアマインド認定ゴールドの安全な輸送ルートを確立しました。

2016年 カンヌ国際映画祭:
ショパールは、ジェムフィールズ(Gemfields)との提携を発表。世界初の責任ある供給元から調達されたエメラルドを使用した「グリーン カーペット コレクション」のカプセルハイジュエリーコレクションを披露しました。

レッドカーペットには、以前グリーン・カーペット・チャレンジでも活躍したジュリアン・ムーアが、壮麗な「グリーン カーペット コレクション」のジュエリーを身に着けて登場。フェアマインド認定ゴールドとジェムフィールズのエメラルド、さらにRJCの実施規則に準拠したIGCグループから供給されたダイヤモンドをフィーチャーした息を飲むほどの美しさを放つイヤリングとリングを披露しました。

2016年 ベネツィア国際映画祭:
ショパールはジェムフィールズとの提携をさらに推し進め、2016年のベネツィア国際映画祭において、責任ある供給元から調達されたエメラルドを使用した「グリーン カーペット コレクション」の新作ハイジュエリーを披露。倫理と美学の融合を見事に成功させました。

2016年11月:
フェアマインド認定18カラットのローズゴールド製、ショパールのミニッツリピーター「L.U.C フル ストライク」を発表。

2017年1月:
ショパールは「グリーン カーペット コレクション」のカプセルコレクションとして、「ガーデン・オブ・カラハリ」を発表。この新作には、カラー等級D、クラリティにフローレスが付けられたボツワナ産のダイヤモンド—カロウェ鉱山の責任ある供給元より調達、「クイーン・オブ・カラハリ」と命名された—とフェアマインド認定ゴールドが使用されています。

2017年 バーゼルワールド:
フェアマインド認定ゴールドを使用したジュエリーのディフュージョンライン「アイスキューブ コレクション」の新作を披露。

2017年 カンヌ国際映画祭、およびオスカー:
シャーリーズ・セロンが「ガーデン・オブ・カラハリ」を身に着けて、レッドカーペットに登場。

2017年 カンヌ国際映画祭:
キャロライン・ショイフレは、コリン&リヴィア・ファースと共に、社会的および環境的価値観を共有するショパールの主要なサプライヤーに、サステナビリティと社会的公正への貢献を称賛するショパールGCC賞を授与しました。
さらに、「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」プロジェクトの一環として、新たなラグジュアリー・パフューム・ハウスの設立を発表しました。

2017年 ミラノファッションウィーク:
ショパール、イタリアの「グリーン・カーペット・ファッション・アワード」授賞式に出席。ヴァレンティノ、プラダ、グッチ、アルマーニなど、受賞者に贈られる小像にフェアマインド認定ゴールドを使用し制作しました。

2017年10月:
ミャンマーで起きたロヒンギャの惨劇を受けて、ショパールはミャンマーからのジェムストーン供給を即刻停止する措置を取りました。

2017年11月:
ショパールは、鉱山採掘者の支援計画をさらに推進し、責任ある供給元から調達されるゴールドの普及を促進するために、スイス・ベター・ゴールド・アソシエーション(SBGA)へ加盟しました。

2018年 バーゼルワールド:
ショパールは2018年7月までに、メゾンの生産する全てのジュエリーとウォッチに100%責任ある供給元から調達されるゴールドを使用することを宣言。さらに、サステナビリティを推進する国連のグローバル・ゴールズの効果測定についても発表しました。


鉱山採掘者によって採掘されたゴールドについて
「鉱山採掘者によって採掘されたゴールド(Artisanal gold)」には、ASM(小規模鉱山業者)から供給されるゴールドも含まれています。これらの小規模な鉱山は、採掘技術や知識が乏しく、これまでは非公開な供給元として扱われてきました。この先入観を変えるべく、ショパールは、いくつかの小規模鉱山業者と提携して、フェアマインド認定の取得を支援しています。

RJC CoC認証ゴールドについて
RJC CoC認証ゴールドとは、トレーサブルなCoC(加工・流通管理)認証を受けた組織が直接生産するゴールドであることを保証するショパールと提携している精製所を通じて供給されるゴールドのことです。

国連グローバル・ゴールズについて
2015年に発表された「持続可能な開発目標(通称グローバル・ゴールズ)」は、国連が採択した相互関連性を持つ17のグローバル・ゴールによって構成されています。これらの目標は2030年までに達成しうる社会的および経済的発展を掲げており、貧困の撲滅、不平等の是正、気候変動の対策などが盛り込まれています。これらの目標に従って、政府、企業、市民社会、一般市民を含む全ての人々が協力し、よりよい未来を構築しようとする活動です。

グローバル・ゴールズが提唱する17の目標については、以下のURLを参照ください。
https://www.globalgoals.org/

ショパールとグローバル・ゴールズについて
「サステナブル・ラグジュアリーへの旅」の活動の一環として、ショパールは、ウォッチ&ジュエリーメゾンとしてサステナブルな発展を促進する熱い思いを持って、グローバル・ゴールズへの貢献度を測定することを目指しています。
ショパールでは、自社について、ジュエリーやウォッチの生産者として、熟練した職人の雇用者として、世界中から貴金属や宝石を調達する企業として、グローバル・ゴールズのどの目標に影響を与えているのかを体系的に評価しています。最初の評価フェーズ後、ショパールは企業として目標のうち最大の影響を与えている可能性のある目標と、2030年の目標達成への自社の貢献を追跡するための指標を定義しました。

今後もショパールは、より広範にわたるサステナブルな発展に寄与する問題への対応と企業としての責任への継続的な取り組みの一環として、自らが定義した指標および目標に対する進捗について報告を行っていく予定です。


*英語ではありますが、動画をどうぞ。


引用
コリン・ファース:
「エシカルゴールドへの取り組みと、鉱山採掘者によって採掘されたゴールドへの継続的支援は、原料供給チェーンの初期段階にいる人々、すなわち忘れ去られた人々へ変化をもたらすことでしょう。私たちを取り巻く商品の多くが目に見えないものであったとしても、ウォッチは実際に目に見えて触れられるものとして残るでしょう。ウォッチの背景にあるストーリーは、常に”人間の手” と深い関係があります。それは、ゴールドを採掘する手から、ウォッチを製造する時計職人の手に渡り、そのウォッチを身に着ける人の手へとつながっていくのです。」


ジュリアン・ムーア:
「レッドカーペットで素敵なドレスやジュエリーを身に着ける機会がある者にとっては、そのアイテムがエシカルなものであれば、本当に素晴らしいことです。気持ちよく身に着けることが叶い、なによりもそれを身に着けることによって、責任ある選択についてのストーリーを語れることができます!」

アリゾナ・ミューズ:
「ショパールのエシカルなジュエリーを身に着けると、自分らしくなれるような、さらにワンランクアップした自分になれるような、そんな気がします。」

カール-フリードリッヒ・ショイフレ(ショパール共同社長):
「2018年7月より、私どもショパールの製品に使用する全てのゴールドを責任ある供給先から調達することを宣言いたします。」

「これは、非常に大胆な決意表明ですが、私どものビジネスに協力していただいている人々の生活を改善するためには、必ず実行すべきことなのです。」

「ショパールは、30年以上かけて、メゾン内における生産の垂直統合化を進めてきました。製造におけるあらゆる技術を自社で習得し、早くも1978年に、社内においてゴールドの鋳造所を設け、ハイジュエリーの職人や時計製造の熟練工を輩出してきました。」

キャロライン・ショイフレ(ショパール共同社長・クリエイティブ・ディレクター):
「私どものファミリーがビジネスを行うにあたって、常に経営哲学の最も重要な位置を占めているのが倫理観です。この倫理観がショパールの企業としての価値観の中心となることは、ごく自然な成り行きでした。」

「真のラグジュアリーとは、原料の供給元を知ることによってこそ、叶うものだと思います。私は、ショパールのゴールド調達プログラムを誇りに思っております。ブランドのクリエイティブ・ディレクターとして、お客様とこの美しい製品ひとつひとつにまつわるストーリーを共有できること、そして皆様がプライドを持って、製品と共にこのストーリーを身に着けていただけることをたいへん光栄に思っています。」

リヴィア・ファース(エコエイジ(Eco-Age) CEO/創設者):
「グローバル・ゴールズでは、社会や環境に関連したキャピタルゴールに準じた17の目標を掲げています。これらの目標はどれも大変重要なものであり、これらの目標と人々とを結びつけることは、絶対的に必要不可欠でしょう。サステナブルな未来への道程を見据える中で、その達成に向かって邁進すること、ひいては、ショパールがこのビジョンを共有し、エコエイジ(Eco-Age)がその目標達成に協力できることは、私どもにとって極めてやりがいのある活動といえるでしょう。」

============================================

*(WMO 注)このような取り組みは、投資家の世界では世界的に取り組みが盛り上がっていますが、企業が動かなければなんともなりません。ショパールは上場企業でいないにも関わらず、積極的に社会のために、ということの優先順位をはっきりと上げました。他のラグジュアリー業界や、そしてそれを購入する人々にも、口だけではなく、意識と行動の変革が求められています。「国連のグローバルゴール」とは、正式にはSustainable Development GoalsまたはSDGsと呼ばれるものです。