ファーブル・ルーバがブランド創業以来初となるトゥールビヨン「チーフ・トゥールビヨン」を発表~マスター・ウォッチメーカー、ジャン=フランソワ・モジョンとのコラボレーションによる開発

 From : FAVRE-LEUBA (ファーブル・ルーバ)

復活したファーブル・ルーバが、ジャン=フランソワ・モジョンとのコラボレーションによる「Chief Tourbillon」サブリエ(砂時計)・ダイヤルを発表

ファーブル・ルーバは、1737年のブランド創業以来初となるトゥールビヨン機構を搭載した「チーフ・トゥールビヨン」を発表しました。この時計は、マスター・ウォッチメーカー、ジャン=フランソワ・モジョンとの緊密なコラボレーションによって開発されました。チーフ・トゥールビヨンは、ファーブル・ルーバの砂時計のエンブレムがエンボス加工された、印象的で立体的なサブリエ(砂時計)・ダイヤルを備えています。この新たな傑作は、25本の限定で発売されます。



覚えておいてください。
ファーブル・ルーバが2024年に復活したことを。

2024年はファーブル・ルーバの歴史において極めて重要な年でした。約3世紀にわたる時計製造の歴史を経て、ファーブル・ルーバは新たなビジョンを掲げて再登場しました。1737年にル・ロックルで創業したこのブランドは、長年にわたり、技術の創意工夫と大胆なデザインの代名詞となってきました。経験豊富な業界プロフェッショナルからなる新しいチームは、過去への敬意と革新への意欲を両立させながら、この伝統を蘇らせるという挑戦に挑みました。彼らの合言葉は何でしょう? それは、伝統と復活です。

Watchbox Switzerlandの元副社長であり、ユリス・ナルダンの元CEOでもあるパトリック・ホフマン(Patrik Hoffmann)が指揮を執るファーブル・ルーバは、新たな活力とブランド・アイデンティティを刷新し、チーフ、シースカイ、ディープブルーという3つの柱を軸に明確に構成されたコレクションで復活しました。そして451,000円から902,000円(いずれも税込)の価格帯で展開する22種類のモデルを通じて、これまで以上に価値ある時計を提供することに尽力しています。

この変革をけん引し、新たな勢いをもたらすのは、熟練した専門家チームです。そのチームには、デザイナーのアントワーヌ・チュミ(Antoine Tschumi)とローラン・オーベルソン(Laurent Auberson)もいます。

2025年の今、ファーブル・ルーバは、今日もっとも独創的なムーブメントメーカーのひとり、ジャン=フランソワ・モジョンを迎え入れます。彼の専門知識は、MB&F、チャペック、エルメスなど、時計界で最も尊敬されるブランドの作品に反映されてきました。



ファーブル・ルーバとモジョンのアトリエであるクロノードは、チーフ・トゥールビヨンを共同で開発しました。限定生産となるファーブル・ルーバ初のトゥールビヨンは、ブランドの技術的かつ美的感覚を体現すると同時に、この種のコンプリケーション機構としては驚くほど手ごろな価格を実現しています。


エンボス加工されたサブリエ・ダイヤル
「ダイヤルこそが、時計の個性を表現する鍵です」とパトリック・ホフマンは語ります。ファーブル・ルーバは、チーフ・トゥールビヨンにおいて、この節目の意義を讃えるダイヤルを開発しました。このモデルのために特別にデザインされたダイヤルは、従来の仕上げの技法を超越し、真に独創的な作品として誕生しました。

ファーブル・ルーバのアイデンティティの中核をなすのは、象徴的な砂時計(サブリエ)のエンブレムです。チーフ・トゥールビヨンのエンボス加工ダイヤルにおいて、そのエンブレムはもっとも際立った表現力を発揮しています。この優美なダイヤルは、従来の常識を大胆に覆す、魅力的な立体的デザインを表しています。大胆なレイアウトは、伝説のエンブレムを自然体でありながら調和のとれた配置で表現し、文字盤を革新の私的なダンスへと変貌させます。

熟練のクラフトマンの手によって、特別に設計されたツールを用いて生命を吹き込まれたサブリエ・ダイヤルは、精密なスタンピングを幾段階にも重ねることで、独特の重層的な深みと複雑さを表現しています。精巧なパターンは、見るものを無数の反射に誘います。

しかし、この大胆な創造的アプローチは単なるフォルムにとどまらず、深みへと及んでいます。三角形のパターンは、表面から0.30mm下まで、3つの異なる層に広がっています。その視覚的なインパクトは瞬時に伝わります。よく見ると、その芸術性が明らかになります。それぞれのモチーフは、3つの異なる層に繊細に刻まれており、文字盤の上には繊細なサンバーストの三角形が優雅にそびえたち、文字盤の下にはマット仕上げの三角形が優しく鎮座しています。この2つの要素の間にある空間が文字盤の土台となり、光と質感の魅惑的な相互作用を生み出しています。

その結果、精密に施された三角形のモチーフ、奥行きに応じた仕上げ、そしてそれぞれの面が持つ独特の輝きによって、光にダイナミックな反応をする文字盤が誕生しました。この緻密な職人技により、どの三角形も全く同じ光を捉えることはありません。


ジャン=フランソワ・モジョン製作のムーブメント(クロノード社製)
チーフ・トゥールビヨンの心臓部には、定評のあるキャリバーFL T01(ベース: クロノードC502)が搭載されています。



これはジャン=フランソワ・モジョンがファーブル・ルーバのためにゼロから改良したムーブメントです。

クロノードは、ムーブメントの構造にファーブル・ルーバのDNAを融合させることに成功しました。トゥールビヨン・ケージ上部のブリッジは、砂時計を想起させ、ブランドのエンブレムを彷彿とさせます。このブリッジは、スモールセコンド・ダイヤルのフランジも支え、その中央には炎のようなブルーの秒針を配置。3つの機能が、精密なエンジニアリングと仕上げの複雑さを極めたコンポーネントに融合されています。



直径14.85mmのトゥールビヨン・ケージからは、ムーブメントの動きを間近に眺めることができます。細部へのこだわりは極限まで行き届いており、トゥールビヨン・ブリッジの上面には、3時と9時の軸と平行に水平方向のブラッシュ仕上げがなされており、セコンド・トラックには、サーキュラー・グレイン仕上げが施されています。

ケースバックは、レーザー・エングレービングされた背景にらせん状の砂時計をあしらった装飾で魅了します。この装飾は、洗練されたサテンのような質感を生み出しています。ブルーのネジは、1737年に遡るファーブル・ルーバの長年にわたる時計製造の伝統に敬意を表しています。

チーフ・コレクションが拡大します。
「チーフ・コレクションは、ファーブル・ルーバ復活の礎です」とCEOのパトリック・ホフマンは述べています。「初代チーフは、四隅が優しく柔らかな曲線を描くクッション・ケースで人々を魅了しました。チーフ・トゥールビヨンは、当社史上最も精巧な複雑機構を搭載し、新たなチャプターを開きます。このコレクションは、当社の技術と美的探求への情熱、厳格な基準、そしてこのレベルの高度な技術と仕上げを比類ない価格で提供できる能力を実証しています。」

「スイス時計産業の発祥地として知られるこの地域において、ファーブル・ルーバは長年にわたり最も歴史があり、尊敬を集めるブランドのひとつであり、自社製ムーブメントの輝かしい歴史を誇ります。」とクロノードの創業者兼オーナーであるジャン=フランソワ・モジョンは述べています。「ブランドの歴史におけるこの新たなチャプターに貢献する機会を得られたことは、誠に名誉であり光栄です」と続けました。
チーフ・トゥールビヨンサブリエ・ダイヤルは、25本の限定生産で、価格は5,280,000円(税込予価)です。



【仕様】
チーフ・トゥールビヨン
価格:¥5,280,000.-(税込予価)
限定:25本の限定生産

ケース:ステンレススティール
・10気圧防水
・トップとボトムは反射防止加工がなされたサファイア・クリスタル
・ケースサイズ: 径41mm x  厚11.45mm
ムーブメント:キャリバーFLT01(ベースはChronodeC502・手巻き)
・トゥールビヨン
・振動数:21,600bph
・約60時間のパワーリザーブ
・23石
・コート・ド・ジュネーブ
・アントラサイトの仕上げ
・ブルー・スクリュー
・角穴車にファーブル・ルーバのロゴを刻印
・機能:時・分表示/ワンミニット・トゥールビヨン
ダイヤル:3層構造
・0.15mm隆起したサーキュラー・サンレイ・ブラッシュ仕上げのトライアングル
・マット仕上げ0.15mmの深さのトライアングル
・センターにベースとなるレイヤー
・センターに3D仕上げのブランドロゴ
・ロジウムプレイトされたポリッシュ仕上げのインデックス(スーパー・ルミノーバC1X1)
・ロジウムプレイト、サテンブラッシュとサンドブラスト仕上げの時分針(スーパー・ルミノーバC1X1)
・ブルースティールの秒針
ブレスレット:ブラッシュ&ポリッシュ仕上げのステンレススティール製一体型ブレスレット
・インターチェンジャブル
・フォールディング・クラスプ
・ピンバックル付きブラックのラバーストラップが付属
ボックス:高級木製ボックス/ラバーストラップ、メダリオン、ルーペが付属


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Watches & Wondersシーズンに、ジュネーヴのホテルにて実機を拝見しました。



ホテルでは自然光で、という事でベランダにて撮影。
ブランドアイコンの砂時計マークを彫りこんだ立体的な文字盤が見えます。



モジョンによる堅牢なムーブメント、こちらも巻き上げ車に砂時計マークが。