クリスティアン・ホイヘンス 350周年を記念した特別展示を日本橋三越で11月19日から開催~国際時計博物館と連携した歴史資料を展示

 By : CC Fan

機械式時計の基本構造の一つであるテンワとひげゼンマイ、テンワにひげゼンマイを組み合わせることで振り子時計と比較できる精度を確立したのが現在のオランダに生まれた科学者であるクリスティアン・ホイヘンスでした。

振り子時計を研究する中で、物理学と数学を用いて表現と理想化し、数学的にバネ(ひげゼンマイ)と慣性モーメント(テンワ)を組み合わせたものが重力と振り子を組み合わせたものと等価な共振現象を起こすことを発見、トルク安定化のためにフュゼを省いても安定する懐中時計を作り出しました。



ホイヘンスがひげゼンマイを発明したのが1675年、今年2025年はそこから数えて350周年にあたり、国際時計博物館(MIH)ではホイヘンスをテーマとした特別展も行われていました。

日本橋三越が取り組んでいる「時計の起源=天文学」の特別企画としてMIHと連携し、ホイヘンスの発明を分かりやすく紹介する「時の起源=天文学」特別企画 星が時を語るーホイヘンスと時計の起源、そして未来へ The Origins of Time in the Stars Huygens, Horology, and the Future of Watchmakingが、11月19日から開催されます。

MIHから提供された資料パネルにより、時計だけに留まらない数学者・物理学者・技術者・天文学者としてのホイヘンスの業績の数々を紹介します。


ホイヘンスが発明した振り子運動を利用した時計の図【ハーグ時計財団(SHT)所蔵】


ひげゼンマイとテンワを用いた脱進機構、テンワとひげゼンマイは現在から見ても似ている【ハーグ時計財団(SHT)所蔵】

350年でテンワやひげゼンマイの素材や作り方は進化してきましたが、バネ(ひげゼンマイ)と質量(テンワ)が位置(ポテンシャル)と運動(キネティック)エネルギーをやり取りすることで一定の周波数で「共振」する、という「原理」はホイヘンスが数学的にまとめたものから変わっていません(原理とはそういうものではあります)。


MIHで展示された脱進機模型。【国際時計博物館(MIH)所蔵】


ひげゼンマイが発明される前、バージ脱進機搭載の懐中時計。【国際時計博物館(MIH)所蔵】


この記念の年にホイヘンスに思いを馳せてみてはいかがでしょう。
ホイヘンスの故郷のオランダに位置し、天文時計を専門に手掛ける独立系マニュファクチュール、<クリスティアン·ヴァン·デル·クラーウ>がホイヘンス350周年を記念して製作した「CVDKプラネタリウムクリスティアン·ホイヘンスリミテッドエディション」も入荷し展示も行われるそうです。



エナメルダイヤルにハンドペイントされたホイヘンスのシルエットをプラネタリウムキャリバーに組み合わせました。



センターセコンドはオランダを象徴する「ダッチオレンジ」で仕上げられています。



ホイヘンスが土星の環と衛星タイタンを発見した功績を称え、土星もセンターセコンドハンド同様のオレンジカラーで仕上げられています。



このショットがオレンジが伝わりやすいかもしれません。
振り子時計ではドイツのクロックメーカー<エルウィン·サトラー>の精密振り子時計がピックアップされています。



大気圧・温度補正を備えた高性能振り子による高精度時計です。



天文学との繋がりを想起する、立体ムーンフェイズ。



くヘルムレ>の天体運行儀が搭載された置時計。


更なる詳細は、
11月12日10時に当サイトで公開予定の、シェルマン SHOP NEWSをご覧ください。


【イベント概要】
「時の起源=天文学」特別企画
星が時を語るーホイヘンスと時計の起源、そして未来へ
The Origins of Time in the Stars Huygens, Horology, and the Future of Watchmaking



◆日本橋三越本店 本館6階 ウォッチギャラリーでは、科学者クリスティアン·ホイヘンスが「ひげゼンマイ」を発明してから350周年を記念し、「時の起源=天文学」特別企画として、『星が時を語るーホイヘンスと時計の起源、そして未来へ The Origins of Time in the Stars Huygens, Horology, and the Future of Watchmaking! を2週間限定で開催します。
開催期間:2025年11月19日(水)~12月2日(火)
会場:日本橋三越本店本館6階ウォッチギャラリー/cal,BAR、
・プロモーションスペースにクリスティアン·ホイヘンスの功績と共に、「時=天文学」の歴史をご紹介。
・現代の独立時計師&スモールメゾンの作品を、直筆の手紙と共に紹介。購入者には、各時計師から「Dear
Watch Lover,」と題したメッセージレター(直筆サイン入り)を進呈致します。

◆協力団体
ラ·ショー·ド·フォン国際時計博物館(MIH)
ハーグの時の財団-Stichying Haegsche Tijd (SHT)
明石市立天文科学館
名古屋市科学館
一般社団法人日本時計輸入協会
◆企画背景と目的
2025年はクリスティアン·ホイヘンスが「ひげゼンマイ」を発明してから350周年にあたります。この発明は、振り子時計と並び「精密な機械式時計の基礎」となり、現代の腕時計にも不可欠な要素です。人類が時間を知る最初の手がかりであった太陽や月、星々の運行といった「天体のリズム」を、大航海時代(約350年前)の科学者ホイヘンスが時計の中に写し取り、精密な計時の技術を未来へと導きました。本展は、その歴史とその系譜を受け継ぐ作品を紹介し、天文学と時計、そして人類の挑戦の歴史をたどることで、「時の起源」と「時の未来」を感じていただける特別な展示です。


【お問い合わせ】
〒103-8001東京都中央区日本橋室町1-4-1
日本橋三越本店本館6階 ウォッチギャラリー/シェルマン
Tel:03-6225-2134 直通

シェルマン「DearWatch Lover,」公式HP
https://shellman-dearwatchlover.com