GPHG2018 クレヨン エブリウェア ホライゾンが男性用コンプリケーション部門の最終候補に！
By : CC Fan時計業界の年末にかけての風物詩の一つである、GPHG(Grand Prix d'Horlogerie de Genève)、応募作の中から各分野に優れた6作品を選出し、そこから各分野の優秀賞、そして総合賞である金の針賞(AIGUILLE D'OR)を選出します。
先日、各部門の6作品が発表され、その中に個人的に今年に注目していた時計の一つであるクレヨン(Krayon)のエブリウェア ホライゾン(Everywhere Horizon)が見事選ばれましたので、改めて紹介いたします。
クレヨン(Krayon)のエブリウェア(Everywhere)は機械式計算機(Mechanical Calculator)を用い、緯度・経度・日付・UTCからの時差を設定するとその場所での日の出・日の入りの時刻を計算し、24時間表示に重ねて表示するユニバーサル・サンライズ・サンセット(Universal Sunrise Sunset)と名づけられたムーブメントを持ち、日の出と日の入りの時刻の計算という1つの機能を機械の限界まで突き詰めたスーパーコンプリケーションです。
個人的には関連性の薄い機能の数だけは多いグランドコンプリケーションや、代り映えのしないコンプリケーションよりこのような特定の分野、すなわち"一芸"に優れた作品に魅力を感じるようで、なんども取り上げました。
いままでのレポートは以下をご覧ください。
エブリウェア ホライゾンは文字盤をブラックに変更した"夜"をイメージさせる作品ですが、シルバー文字盤で"昼"をイメージさせるノーマルのエブリウェアは去年のGPHG2017のカレンダー部門にエントリーしていました。
惜しくもカレンダー部門賞はグルーベル フォルセイ(Greubel Forsey)の歯車式の"メカニカル・コンピューター(Le Computeur Mécanique)"を搭載した旧来のレバー式とは構造の違う永久カレンダー、QPイクエーション(QP à Equation)でしたが、個人的にはそれに勝るとも劣らない先進性だと思っています。
今年は男性用コンプリケーション(Men's Complication)部門というより範囲が広い分野にエントリー、メジャー級ブランドもエントリーする激戦区です。
ジュネーブのレセプションに先だち、世界各地でプレビューイベントが行われますが、KIHさんが疑問を感じているように日本では行われません…
さて、次はヌーシャテルで！と再会を約束して別れた創業者のレミ・マイヤ(Rémi Maillat)氏、10月にカンタロス(Kantharos)の引き取りと天文台クロノメーター(仮)の引き取りも含め、取材を兼ねたスイス紀行を行い、クレヨン社も訪れる予定です。
マイヤ氏は9月末から12月にかけてエブリウェアと一緒にワールドツアー(こちらも残念ながら日本は予定なし)を行っている多忙な中、お時間を取っていただけました。
さて、文章ばかりなので写真でも…と思うものの、プレス資料はほとんど使い、自分で撮影した写真もイベントレポートで使ってしまったのでどうしようかと悩みました。
YouTubeのクレヨンの公式チャンネルに動画が増えているので、こちらを掲載いたします。
こちらは以前も掲載した公式のプロモーションムービー。
機能と設定方法についての解説動画、ファンクションセレクターによる設定で1つのプッシャーとリュウズのみですべてを操作することができます。
英語吹き替え版？、イントロダクション。
英語吹き替え版？、表示と設定について。
英語吹き替え版？、クラフトマンシップについて。
ヌーシャテル近郊の工房・職人と協力しながら作る伝統的な水平分業スタイルをとっています。
英語吹き替え版？、開発について。
オーナーのイメージに合わせ、究極の1本を作ることができます。
英語吹き替え版？、エブリウェアについて。
今まで見たものはダイヤモンド付きばかりでしたが、"素"のエブリウェアもスイスでは見てみたいです。
詳細は出発直前にまとめますが、10月のスイス紀行ではいくつかの工房を訪れ、以前"独立系メゾン訪問"という形でまとめたようにWMOでご紹介できればと思います。
乞うご期待。
関連 Web Site
Krayon, mécanismes horlogers suisses(英語サイト)
https://www.krayon.ch/en/accueil
参考資料 国立天文台 暦計算室
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
参考資料 海上保安庁 海洋情報部 日月出没計算サービス
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KOHO/automail/sun_form3.html
Noble Styling
http://noblestyling.com/
先日、各部門の6作品が発表され、その中に個人的に今年に注目していた時計の一つであるクレヨン(Krayon)のエブリウェア ホライゾン(Everywhere Horizon)が見事選ばれましたので、改めて紹介いたします。
クレヨン(Krayon)のエブリウェア(Everywhere)は機械式計算機(Mechanical Calculator)を用い、緯度・経度・日付・UTCからの時差を設定するとその場所での日の出・日の入りの時刻を計算し、24時間表示に重ねて表示するユニバーサル・サンライズ・サンセット(Universal Sunrise Sunset)と名づけられたムーブメントを持ち、日の出と日の入りの時刻の計算という1つの機能を機械の限界まで突き詰めたスーパーコンプリケーションです。
個人的には関連性の薄い機能の数だけは多いグランドコンプリケーションや、代り映えのしないコンプリケーションよりこのような特定の分野、すなわち"一芸"に優れた作品に魅力を感じるようで、なんども取り上げました。
いままでのレポートは以下をご覧ください。
エブリウェア ホライゾンは文字盤をブラックに変更した"夜"をイメージさせる作品ですが、シルバー文字盤で"昼"をイメージさせるノーマルのエブリウェアは去年のGPHG2017のカレンダー部門にエントリーしていました。
惜しくもカレンダー部門賞はグルーベル フォルセイ(Greubel Forsey)の歯車式の"メカニカル・コンピューター(Le Computeur Mécanique)"を搭載した旧来のレバー式とは構造の違う永久カレンダー、QPイクエーション(QP à Equation)でしたが、個人的にはそれに勝るとも劣らない先進性だと思っています。
今年は男性用コンプリケーション(Men's Complication)部門というより範囲が広い分野にエントリー、メジャー級ブランドもエントリーする激戦区です。
ジュネーブのレセプションに先だち、世界各地でプレビューイベントが行われますが、KIHさんが疑問を感じているように日本では行われません…
さて、次はヌーシャテルで！と再会を約束して別れた創業者のレミ・マイヤ(Rémi Maillat)氏、10月にカンタロス(Kantharos)の引き取りと天文台クロノメーター(仮)の引き取りも含め、取材を兼ねたスイス紀行を行い、クレヨン社も訪れる予定です。
マイヤ氏は9月末から12月にかけてエブリウェアと一緒にワールドツアー(こちらも残念ながら日本は予定なし)を行っている多忙な中、お時間を取っていただけました。
さて、文章ばかりなので写真でも…と思うものの、プレス資料はほとんど使い、自分で撮影した写真もイベントレポートで使ってしまったのでどうしようかと悩みました。
YouTubeのクレヨンの公式チャンネルに動画が増えているので、こちらを掲載いたします。
こちらは以前も掲載した公式のプロモーションムービー。
機能と設定方法についての解説動画、ファンクションセレクターによる設定で1つのプッシャーとリュウズのみですべてを操作することができます。
英語吹き替え版？、イントロダクション。
英語吹き替え版？、表示と設定について。
英語吹き替え版？、クラフトマンシップについて。
ヌーシャテル近郊の工房・職人と協力しながら作る伝統的な水平分業スタイルをとっています。
英語吹き替え版？、開発について。
オーナーのイメージに合わせ、究極の1本を作ることができます。
英語吹き替え版？、エブリウェアについて。
今まで見たものはダイヤモンド付きばかりでしたが、"素"のエブリウェアもスイスでは見てみたいです。
詳細は出発直前にまとめますが、10月のスイス紀行ではいくつかの工房を訪れ、以前"独立系メゾン訪問"という形でまとめたようにWMOでご紹介できればと思います。
乞うご期待。
関連 Web Site
Krayon, mécanismes horlogers suisses(英語サイト)
https://www.krayon.ch/en/accueil
参考資料 国立天文台 暦計算室
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/
参考資料 海上保安庁 海洋情報部 日月出没計算サービス
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KOHO/automail/sun_form3.html
Noble Styling
http://noblestyling.com/
BRANDS :
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