【中止】10月17日クリストフ・クラーレ イベントのご案内とカンタロスの里帰り・クラーレ社についての個人的感情

 By : CC Fan

2019/10/9追記 :本国担当者の事情により、イベントが中止となりました。

ノーブルスタイリングさんからのお知らせを掲載いたします。

いつもお世話になりありがとうございます。

先週ご案内した17日開催のクリストフ・クラーレ イベントにつきましては、開催を取りやめることになりましたのでお知らせいたします。

このイベントは、アジアツアーの一環として日本でも開催することを計画していたものでございます。しかしながら、来日予定の担当者急病のためツアーそのものを延期するとの知らせが届きました。したがって弊社としても、誠に勝手ながら中止せざるを得なくなりました。

お忙しい中、参加をご検討してくださっていた皆様には大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。深くお詫びを申し上げます。

-----------------


突発的スイス取材紀行
で引き取ってきた、我がカンタロスですが、今度は自動巻き機構が巻き上げない問題が再発…手巻きすれば問題なく(問題とは…)なく動くので、この状態で運用しています。



スイス本国に存在する同じく最新リビジョンの比較個体と。
正直な話、自動巻きにかなり無理があるのは事実で、いっそ手巻きにモデファイしてもいいのよ?というのも含めて検討・相談中です。
実は設計上は手巻きモデルも…!?

さて、ちょうどよいタイミングで日本に来ることになったマネージャーの二コラに渡すついでに、"代車"出して?ということと、持参してきたコレクションを日本のコレクターに紹介したいということでイベントを行うことになりました。

いつもと同じく、ノーブルスタイリングさんのご協力により、恵比寿のウェスティンホテル内、ノーブルスタリングギャラリーで出入り自由のイベントとして気軽に参加できる方式で行います。
予約などは不要ですので、お気軽にご参加ください。

さて、クラーレに関しては世間の評価はさておき、オーナーとしてはできる限り応援したい…と言うスタンスはことあるごとに伝えてきましたが、正直なところここ数年はオーナーの立場から見ても、最悪の最悪と言っても言い足りないほどの醜態を晒してきたと思います。
詳細は差し控えますが、正直カンタロスがなければ、私ですら見捨てていたかもしれません。

そのような暗黒があり日本語での情報がほとんどない(雑誌にも掲載されない)時期が続きましたが、2月の”Get Together"イベントとこのイベントにて改めて再始動したい…という気持ちで一念発起してやっていきたいと思っています。
特にカンタロスはウクライナ人のボクサーVasyl Lomachenko氏とコラボレーションで新作を作ったので、頑張らなくてはいけないね…と。

また、マニュファクチュールクラーレ30周年、クリストフ・クラーレブランド10周年を記念し、発表されたデテントトゥールビヨン アンジェリコ(Angelico)はクラーレが”やりたいようにやった”と感じられるクレイジーな作品で、ぜひ見ていただきたいと思います。



マエストロで採用され、ブランドの特徴としようとしているベゼルレス・ドーム型風防によりムーブメントそのものを見せるデザインです。
マリンクロノメーターのようなトゥールビヨンケージが回転することで、360度の全方位からデテント脱進機を堪能することができます。
チェーンにかわり、ダイマーニ(高分子ポリエチレン)のハイテクワイヤーを用いた”現代的”なコンスタントフォースフュゼ機構も同じく全方位から見ることができます。



マエストーゾも機構は見やすかったですが、通常のベゼルあり時計のコンストラクションなので、横からのぞき込むことは不可能でした。



ピンボケ気味ですが、高さのあるデテント脱進機を乗せたトゥールビヨンとケーブルにより巻き数が多いフュゼと高さのある香箱を横から見ることができます。



SIHHで“再会”した兄弟機と。
私の個体は左で、オールチタンケースのためラグがシルバー、通常のWGモデルはセンターケースがPVDチタンなので黒色です。



関連 Web Site (メーカー・代理店)

CHRISTOPHE CLARET
http://www.christopheclaret.com/

Noble Styling Inc.
http://noblestyling.com/