夫婦で時計の趣味を楽しむための秘訣 by shinya_xx

 By : Guest Blog


30代のゲストブロガー shinya_xxです。
私がインスタグラムを行う中で、夫婦で時計の趣味を楽しむための秘訣を教えてほしいという依頼が多かったので、今回はその事を中心に書きます。

男性で時計が好きな方は多くおられますが、夫婦で楽しむ場合、女性にも時計を好きになってもらう必要があります。
女性に機械式時計の魅力を理解してもらうために何をすべきかについては以前にも記載しました。今回はその応用編として、実際に夫婦で機械式時計を活用して楽しむために何をすべきかをまとめてみました。

私は夫婦共働き家庭で、1歳の子どもと一緒に暮らしています。このような家族構成で実態に則した内容を妻と一緒に検討しました。まず大前提として、男性側の意識と行動を大きく変える必要がある事については、ご了承いただければ幸いです。少し長くなりますが、最後までお付き合いいただければと思います。




1. 事前の対応

(1) 妻のお金と時間の不安を解消する。
お恥ずかしい話ですが、私は妻を何度も怒らせています。時計の趣味について、最初から妻の理解を得られるような状態ではありませんでした。また現在も努力している最中です。そもそも根本的に、男性はロマンチストであるケースが多く、女性は特に結婚後(出産後はさらに)リアリストだと感じます。

男性が夢ばかり語っていると、女性はお金や時間の浪費を疑ってしまい、その男性と日常生活を送るのが不安になるようです。女性の「そんなのにお金使ってどうするの」「そんなお金どこにあるの」「そんなもの買ってどうするの」というような言葉は全て不安からきているのです。

そこで、お金の面では家計簿を用いて夫婦で貯蓄や収入、支出を見える化して確認し合う事で、将来の不安を解消していきました。また時間の面では家事や育児の分担を決めた上で、余った時間をお互いの趣味に利用する事を合意していきました。

それ以外の面では、妻が困っている事や愚痴を聞く事を大切にしています。
これらを日々継続していく事で、妻の不安が解消され、精神的な余裕が生まれてきました。お洒落をしたり、身の回りを気遣えるような精神的な余裕を与えないと、ドレスアップしてお洒落な場所へ女性が一緒に出掛けようとは、なかなか思えない傾向にあります。


(2) 妻に企画を提案する
季節をイメージした企画等、漠然としたものを妻に提案し、大枠で合意します。例えば、クリスマスやバレンタイン、誕生日、結婚記念日等のイベントを覚えておき、一緒に祝いたいと提案すれば基本的に合意してもらえるはずです。なぜ企画を提案する必要があるかというと、女性は近い将来に楽しい予定があると、その日までを楽しみに充実して過ごされる方が多いと感じるからです。


(3) 事前に具体的なスケジュールを決め、共有する。
必ず事前に相談した上で、具体的なスケジュールを決める必要があります。スキンケアやへアセット、ファッションの検討時間、家事や育児の調整も必要なので、必ず事前に共有することが必須です。突然、旅行や外出の予定を提示されても困ると考える女性は意外と多いと、妻は言っています。


(4) 場を設定する。
パーティーやイベントへの参加予定があれば、自動的に場が設定されます。もしそういった催しがなかったとしても、レストランやバーは探せばいくらでもあるので、一緒に行く女性が喜びそうな場所を選び、予約します。女性はそれぞれ好みが異なるので、日頃からさりげなく好みを調べておくことがベターです。

ちなみに、女性は現実的な方が多いので、実際に使用できるシーンやライフスタイルが伴っていないと時計を必要としない傾向があります。そのため、場の設定が一番重要です。(1)でも述べましたが、女性はリアリスト、男性はロマンチストが多い事を念頭に置いて行動する必要があります。


(5) 場に合わせた時計を選択する。
今回は、私と妻の時計を中心に、使用シーンや用途を下の表に整理してみました。
ご自身のお持ちの時計で比較的似ているものがありましたら参考にしていただければと思います。



私のような日本で生活する一般人が遭遇するフォーマルのシーンは結婚式くらいです。ドレスコードが求められるパーティーは限られています。またスマートカジュアルを敢えて載せたのは、最近はホテルでもちょっとしたパーティーでもスマートカジュアルでほとんどOKだからです。
近年流行しているラグジュアリースポーツもフォーマル以外全てのシーンに対応できるので、汎用性が高くなっています。この表だとカルティエのパシャがラグジュアリースポーツになります。シーンに最適なものを選ぶべきですが、高級時計は汎用性が高いので結局好きなもの選んで問題ありません。



2. 当日の対応

女性の求めるシーンに応じた服装で行き、出来るだけ男性からエスコートする必要があります(欧米では常識です)。外出時には妻がゆっくりと食事を楽しめ、リラックスできる時間を多く確保できるよう、妻が話したいテーマや内容に合わせると、満足感が高くなります。


3. 事後の対応

今回の良かった点、悪かった点を踏まえた感想を、その日の帰りに振り返る事が大切です。さらに、次にやってみたい事や行きたい場所をさりげなく聞き、覚えておけば、次回以降の参考になります。
私は、上記1~3を最低でも月1回は実践しています。これを何度も継続すれば、女性が時計を使用するシーンやライフスタイルをイメージする事ができ、夫婦で時計の趣味を容易に楽しむ事が可能になります。


4. 最後に

現代は時計が人を選ぶ時代ではなく、人が時計を選ぶ時代です。もし機械式時計を所有する機会に恵まれたら、それに応じたライフスタイルに格上げしてみてはいかがでしょうか?
家族構成や夫婦関係は十人十色ですが、何か一つでも今回の記事で参考になる事があれば幸いです。



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もしご興味をお持ちいただけましたら、よろしくお願いします。

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