Kurono Tokyo クロノトウキョウ 新作 Diver's:ダイバーズ~実機がお披露目されたWATCH MEDIA ONLINE オフ会イベント・レポート付

 From : KURONO BUNKYŌ TOKYO  (クロノブンキョウトウキョウ)
Kurono Tokyo クロノトウキョウ
新作 Diver's:ダイバーズ



Kurono Tokyoはこの度、新作「Diver's:ダイバーズ」を発表いたします。



本作はダイバーズウォッチの構造を再定義し、35mmの腕時計本体を専用のダイバーズケースに格納しました。洗練された日常の装いから本格的なダイビングまで、シーンを選ばずシームレスにお使いいただけます。
各個体の実施済み防水テストは100メートル水圧となりますが、300メートル水圧にも耐えうる高度な設計を採用しています。



本作は全世界のお客様を対象に、厳正なる抽選方式による販売とさせていただきます。
抽選申込は、2026年3月5日午後7時から2026年3月11日午後23時59分まで、公式ウェプサイトにて承ります。
また、Kurono Tokyo青山サロンでは、実機プレビューを行います。さらに、オンライン抽選枠とは別に、サロン抽選枠へのお申し込みを店頭にて承ります。青山サロン抽選申込は日本国内にお住まいの方限定とさせていただきます。


Diver's:ダイバーズについて–浅岡肇

このダイバーズウオッチを見て、先ずお気づきになるのはリュウズが無いということだと思います。このリュウズこそダイバーズウオッチのウイークポイントでした。したがって、ネジ込みにしたりレバーで抑えるなどの工夫がされてきました。しかし、一番良いのはこのようにリュウズをなくしてしまうことです。
幸い、現代の自動巻き腕時計はその巻き上げ効率も高く、着用していればほぼ止まりませんし、時間も正確です。したがって、一度時間を合わせてしまえば、リュウズ操作は殆ど必要がありません。そこで、私は通常の腕時計全体を厳重な防水ケースで覆えば良いと思ったのです。

ダイビングをする時、あるいは、何かしっかりとした防水が必要な状況では、この防水ケースに時計を入れることで、水深300mの耐水性能をもつ時計に変身できる。これが、クロノダイバーズの一番の特徴です。

操作方法は非常に簡単です。ベゼルはネジ蓋になっており、専用のオープナーを用いて反時計回りに回すと容易に外すことが出来ます。併せて、このベゼルはダイバーズウオッチに必須の逆回転防止機構を備えており、ダイビング時間のセットとともに、不意にベゼルが緩んでしまうことも防いでいます。なお、ベゼルを強く締めていない場合は、オープナーを使わなくても、手だけで開閉が可能です。この場合、逆回転防止ベゼルを反時計まわりに回して、緩まないことが確認できれば、10気圧相当の防水が得られます。ベゼルは超々ジュラルミン製で硬質アルマイト処理によって深い赤色に仕上げました。この赤は水中において、白で刻まれたインデックスとのコントラストを強調します。



腕時計本体は、クロノトウキョウでは初めてのクッションケースを採用しています。文字盤のインデックスと針は夜光仕様となっており、水中での視認性を追求しています。コブラ針はプルースチール製で限界まで肉抜きして夜光の効率を上げました。

この時計の開発には長い年月がかかりました。その間に数多くのフィールドテストと高圧試験を実施し、この高い防水性を実現しています。特に、最高値を測定するための高圧試験においては、日本国内の公的試験研究機関の協力のもと、厳密な評価が実施されました。


商品ページ:https://kuronotokyo.com/pages/2026-kurono-divers

Ref. CS034P

詳細



機械式自動卷
Cal.90S5(24石、毎時28,800振動、パワーリザーブ約40時間)
風防:サファイアクリスタル
ケースバック:ソリッドケースバック
ケース素材:ステンレススチール(316L·鍛造)
ケースサイズ:35mm×35mm(Lug to Lug:37.4mm)
ケース厚:9mm(風防含む)
防水性:5気圧
ストラップ:カーフレザー
ラグ幅:19mm
バックル幅:16mm



【ダイバーズケース装着時】
風防:サファイアクリスタル
ケースバック:ソリッドケースバック
ケース素材:ステンレススチール (316L·鍛造)
ケース径:46mm(Lug to Lug:56,7mm)
ケース厚:13,5mm(風防含む)
防水性:10気圧
ストラップ:ラバー
ラグ幅:24mm
バックル幅:22mm
日本製

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先日開催した、Watch Media "off"line ✖ 浅岡 肇 ~「クロノトウキョウ 青山サロン」オフ会イベントにてダイバーズが先行公開されていましたのでレポートします。



今回のダイバーの構造について語る浅岡氏、この為に二重のシール(封止)をもじって「DUOSEAL」と名付けた技術を開発しました。

ダイバー防水の一番のウィークポイントは直径が小さく構造も複雑なリュウズであり、ねじ込みリュウズなど方法でリュウズ単体の防水性を上げる方法が模索されていました、これに対して発想を逆転させ、 「生活防水のドレスウォッチを潜水時だけ全体を守る強化防水のダイバーズケースに入れて使用する」という構造を提案しました。

外側のダイバーズケースがダイバーに必要な防水性能を提供、空気中の湿気や気圧変化で少量の水分ががダイバーズケース内に発生したとしても時計本体の5気圧防水が守る二重構造の防護体制です。
ケース装着中はリュウズ操作ができませんが、それはねじ込みリュウズも同じです。

ダイバーケースは風防側からネジ込む2ピース構造で、裏蓋と巻き芯チューブがない、純粋な箱のため防水性を担保しやすい構造です。

手だけで開閉するツールレス構造も検討したものの、信頼性を考え専用のツールを使ってネジ込む方法に落ちつきました。
ツールに引っ掛けるための爪がラグの間に収まっていれば適正トルクで締めていることになるようにねじの切り方を管理して製作、追加の安全対策として開く方向を逆回転防止ベゼルの回転方向にすることで締まっていない場合はベゼルの前にネジが緩むため逆回転のノッチの感触がなく気が付くことができるそうです。

浅岡氏こだわりの赤色のベゼルは超々ジュラルミンに硬質アルマイトをかけて着色したもの、ネジ部分とダイバーズケース・時計本体は鍛造316Lステンレススティールでクロノトウキョウらしいシャープな造形を実現しています。

ダイバーケース装着時のみならず、単体使用時でドレスウォッチの様な時でもデザインの破綻がない様、入念にデザインしたそう、ダイバーらしさを表すコブラ針は蓄光塗料を可能な限り大量に載せ、発光時間を延ばすために金属部分を細くする必要があり、強度に優れたスティールを青焼きして使用しています。

ダイバーズケースの装着・脱着によって防水機構をユーザーが操作できてしまう特異な構造により、「ダイバーズウオッチ」を定義する国際規格ISO 6425に準拠することができないため、防水性能をメートル表示するいわゆる「ISOダイバー」ではなく一般的な時計と同様の気圧表示となっており、公称値としては10気圧防水になります。

あくまでテスト個体の「チャンピオンデータ」ではありますが、海洋研究機関によって500m相当の水圧を印加した動画がクロノ公式に公開されています。



この実験では300m相当では無傷、500m相当ではダイバーズケースが多少凹んだものの浸水無し、最後にダメ元で1000m相当を印加したところ潰れてしまったそうです。
また、2つのテスト個体のうち、片方はネジを緩く止めた状態を模擬しわざと最後まで締めなかったそうですが防水性能は同等だった、とのこと。

ユニークなアイディアで新しい使い勝手を提唱した浅岡氏、納得の機構です。

ありがとうございました!