パルミジャーニ・フルリエ「トリックパーペチュアルカレンダー」を発表~コアクシャルな美観
From : PARMIGIANI FLEURIER (パルミジャーニ・フルリエ )トリックパーペチュアルカレンダー~コアクシャルな美観
2024年、現代の男性的エレガンスの基準を大胆かつ繊細に再定義したトリックコレクションは、トリックパーペチュアルカレンダーという感動にあふれる稀少な新作によって新たな地平を開拓し続けています。二種類のモデルから成り、それぞれわずか 50本の限定モデルで、パルミジャーニ・フルリエのコンテンポラリーなビジョンである、「比類ない感覚的なエレガンスによる時間の本質の抽出」を裏付けるタイムピースです。
2024年に、現代的な男性的エレガンスの基準を再定義したトリックコレクションは、ウォッチメイキングの専門技術を象徴する複雑機構であるパーペチュアルカレンダーをもって、さらなる探究を続けています。

18Kローズゴールドとプラチナ製、それぞれ 50本の生産本数限定モデルで、パルミジャーニ・フルリエのコンテンポラリーな精神を体現するトリックは、ダイヤルの純粋性はそのままに、輝く美観とユニークな同軸表示を組み合わせています。稀少で感性ゆたかな表現方法と、比類のない感覚的なエレガンスによって時の本質をとらえる作品です。
刹那的なものをとらえる
ミシェル・パルミジャーニは長年にわたって、暦と、時の流れを手懐けるその詩的な力に深く魅せられてきました。トリックコレクションは、独自の視覚的・感情的な純粋性を演出するように配慮してデザインを見直したパーペチュアルカレンダーの誕生によって、この儚くとらえどころのないコンセプトに対するミシェル・パルミジャーニの情熱を形にします。トリックパーペチュアルカレンダーは、メゾンのプレステージシリーズであるグレゴリオ暦、中国暦、イスラム暦のファミリーに加わります。
純粋さと読み取りやすさ
パーペチュアルカレンダーを備える腕時計のダイヤルには、通常多くの情報がちりばめられ、乱雑になりがちです。パルミジャーニ・フルリエは、メゾンのミニマリストのビジョンに沿って、独創的な同軸表示を採用することで、課題であった美観を大胆に簡素化しました。曜日と日付、そして月とうるう年という重要情報はすべて、4時と 8時位置に配されたふたつのカウンターにすっきりとまとめられています。この直感的な配置で、時分表示と特徴的なエンブレムのスペースを中央に広々と確保しました。ケースサイドに控えめに配された三つの補正装置は、カレンダー機能のスムーズな調整を可能にします。この審美的な純粋さは、即座に心に静けさを、視覚に他にはない明瞭さをもたらすことで、パルミジャーニ・フルリエのバランスの探求を完璧に具現化しています。

18Kローズゴールド自社製ムーブメントの芸術性
グランド・コンプリケーション。非凡で洗練されたタイムピース。トリックパーペチュアルカレンダーは、2024年のトリックの復活を導いた精神を忠実に受け継いでいます。どちらのモデルも 18Kローズゴールド製自社製ムーブメントを搭載、ケースは 18Kローズゴールドまたはプラチナ 950製、ダイヤルは 18Kローズゴールドまたは 18Kホワイトゴールド製です。

サファイアクリスタルのケースバックがその美しさを披露します。ブリッジとして機能する大きな 18Kローズゴールドの表面は、純粋な幾何学的視点によって配置され、特徴的なコート・ド・フルリエ装飾で飾られ、サンドブラスト加工された地板との繊細な視覚的コントラストを生み出しています。見えるのはふたつの香箱と調速機構のみ。斬新な構造を特徴とするこの革新的なモデルは、偉大なウォッチメイキングの伝統を大切にしつつ、ミニマルで現代的な美を表現します。印象的なグラフィカルな構造が重要なスタイル要素となり、時計全体のデザインの一翼を担っています。

色彩の振動と感覚的な感情
ケース全体の純粋でミニマリスティックなラインは、トリックコレクションがこれまで経てきた美的探求を物語ります。突起や急角度はなく、横から見ても正面から見ても、どのアングルでも自然な美しさを描いています。トリックパーペチュアルカレンダーは、忘れられていた昔の技術を採用した美しいハンドグレイン仕上げのダイヤルを備えています。ダイヤルカラーは、直に感性を刺激する二色を選定しました。プラチナモデルは、ポジティブなエネルギーを放つ光り輝くブルー、ローズゴールドモデルは、優しく肌を包むような柔らかくぬくもりのある「ゴールデンアワー」の色合いです。

感覚的な体験を仕上げるのは、他に類を見ないほど柔らかなヌバックのストラップで、ぬくもりと現代性を兼ね備えた、特別な手触りを提供します。
シグネチャーとしてのサルトリアルな時計製造
それぞれ 50本の限定生産のふたつのモデルは、現代的なラグジュアリーに対するパルミジャーニ・フルリエの考え方を余すところなく表現しています。純粋な感動を求め、時を探究したいという人たちのためにデザインされた、極めてパーソナルで稀有なエレガンスをもつタイムピース。

「トリックコレクションの新作パーペチュアルカレンダーの時刻表示は、すっきりとしていて即座に時間を読み取ることができます。時分表示を読み取りにくくするものをなくし、同軸に配置するようにパーペチュアルカレンダーを組み込みました。輝きを放ち、汎用性の高い洗練された時計は、時計文化や、純粋主義と感覚的な美しさの均衡を追い求める新世代のためにデザインされています。」パルミジャーニ・フルリエ(CEOグイド・テレーニ)
[仕様]
トリックパーペチュアルカレンダー ローズゴールドゴールデンアワー
50 本限定エディション
品番:PFH952-2010001-30018
価格:13,970,000円(税込)

キャリバー:PF733(自社製手巻きムーブメント)
・18K ローズゴールド製、パーペチュアルカレンダー
・パワーリザーブ:60 時間
・振動数:28,800 振動/時(4 Hz)
・石数:29
・部品数:265
・直径:31.5 mm/厚さ:5.15 mm
・装飾:コート・ド・フルリエ、手作業で面取りされたステンレススティール製ブリッジ
・機能:時・分・パーペチュアルカレンダー
ケース:ポリッシュ仕上げの18Kローズゴールド、ローレット加工ベゼル
・ケースサイズ:直径40.6 mm/厚さ10.9 mm
・リューズ:直径 6 mm
・ガラス:ARunic反射防止加工サファイアクリスタル
・ケースバック:ARunic反射防止加工サファイアクリスタル
・ケースバックの刻印:シリアルナンバー ‒“SWISS MADE” ‒“PARMIGIANI FLEURIER” ‒“EDITION LIMITEE XX/50”
・防水:30 m
ダイヤル:18Kローズゴールド
・カラー:ゴールデンアワー
・仕上げ:手作業でのグレイン仕上げ
・インデックス:ロジウム加工の18Kゴールド、ハンドアプライド
針
・時分針:18Kローズゴールド
・パーペチュアルカレンダー:ローズゴールド加工のステンレススティール
ストラップ:ヌバック加工のアリゲーターレザー、ハンドスティッチ
・カラー:アークテイックグレー
・バックル:18Kローズゴールド製ピンバックル
トリックパーペチュアルカレンダー プラチナモーニングブルー
50 本限定エディション
品番:PFH952-2010002-300181
価格:15,114,000円(税込)

キャリバー:PF733(自社製手巻きムーブメント)
・18K ローズゴールド製、パーペチュアルカレンダー
・パワーリザーブ:60 時間
・振動数:28,800 振動/時(4 Hz)
・石数:29
・部品数:265
・直径31.5 mm/厚さ5.15 mm
・装飾:コート・ド・フルリエ、手作業で面取りされたステンレススティール製ブリッジ
・機能:時・分・パーペチュアルカレンダー
ケース:ポリッシュ仕上げのプラチナ950、ローレット加工ベゼル
・ケースサイズ:直径40.6 mm/厚さ10.9 mm
・リューズ:直径 6 mm
・ガラス:ARunic反射防止加工サファイアクリスタル
・ケースバック:ARunic反射防止加工サファイアクリスタル
・ケースバックの刻印:シリアルナンバー ‒“SWISS MADE” ‒“PARMIGIANI FLEURIER” ‒“EDITION LIMITEE XX/50”
・防水:30 m
ダイヤル:18Kホワイトゴールド
・カラー:モーニングブルー
・仕上げ:手作業でのグレイン仕上げ
・インデックス:ロジウム加工の 18Kゴールド、ハンドアプライド
針
・時分針:ロジウム加工の 18Kゴールド
・パーペチュアルカレンダー:ロジウム加工のステンレススティール
ストラップ:ヌバック加工のアリゲーターレザー、ハンドスティッチ
・カラー:アコヤグレー
・バックル:プラチナ 950製ピンバックル
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開催中のWatches & Wonders 2025にて実機を拝見できました。

要素を純化し、二針としてデビューした新生トリックにパーペチュアルカレンダーを追加。
元から秒針がない二針であることに加えトンダPFクロノグラフラトラパンテのような控えめなレター・文字盤と同系統カラーのコンプリケーション系針によって一見しただけではパーペチュアルカレンダーとはわからないぐらいのシンプルな外観です。
ケース・文字盤・ムーブメントをゴールドで揃えています。

プラチナケースではパステルカラーのブルーでカラーを対比させています。
しかし、コンプリケーションはあくまで控えめ、日常的には二針のようなシンプルさで使えそうです。

ゴールド製ムーブメントは文字盤と同様のギロッシェ手法によって装飾され、特別な外観を生んでいます。
パーペチュアルカレンダー機構は文字盤側なのか、極めてシンプルです。

プラチナでは文字盤側と同様、ケースとムーブメントのカラーの対比が楽しめます。
各50本限定なのがもったいない、と感じるほどの魅力ですが数を追わないのがラグジュアリーなのかもしれません。
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