MB&F「スペシャル・プロジェクト・ワン」 20年にわたる奔放なクリエイティビティを経て作る エレガントな38mmウォッチ
From : MB&F (エムビー アンド エフ )20年にわたる奔放なクリエイティビティを経て、MB&Fが作ったエレガントな38mmウォッチ~「スペシャル・プロジェクト・ワン」
当初「スリー・サークル」と名付けられたMB&F SP Oneは、香箱、テンプ、文字盤という3つの浮遊要素を手首の上で重力に逆らった状態で披露します。円形劇場の中心で神秘的に浮いているかのようなこれらのパーツは、空中ダンスをするバランスホイール、MB&Fの画期的な円錐形の歯車を際立たせる傾いた文字盤など、透明のサファイアガラスのドームを通してすべてが露わになります。SP Oneは、手首をまるで重力を感じさせない魅惑的な舞台へと変える驚異的な機械式ウォッチです。
38mmの小石のようなシェルに収められたSP Oneは、滑らかな手触りとベゼルのないデザイン、繊細に配置されたラグが組み合わされています。MB&Fの最もスリムで小さなウォッチでありながら、ブランドの特徴である立体的な構造と限界を押し広げる精神を忠実に受け継いでいます。

MB&Fの先鋭的なオロロジカル・マシンと、よりクラシカルなレガシー・マシンの中間に位置するSP Oneは、定義しがたい新しい 「スペシャル・プロジェクト」コレクションをスタートさせます。

このプロジェクトの円形劇場のようなドラマと型破りなセンスを真に理解するために、その誕生秘話を掘り下げてみましょう。
カゴのなかに手を突っ込む
COVIDによる打撃を受けたとき、他の多くの人々と同様、MB&Fもこれで終わりだと思いました。この激動の最中に、チームは何年も後回しにしてあった、永眠中のプロジェクトが詰まったカゴのなかに手を突っ込むことが必要だと考えました。M.A.D.1は、実にこうした気まぐれなベンチャーの一例でした。当初は友人や家族に感謝の気持ちを伝えるための遊び心のある試みとして発案されたのが、結果的に今日のような大成功を収めたのです。その後の数年間は、新作の発表や由緒あるGPHG賞の受賞など、さらなる栄誉に恵まれました。
ですが、MB&Fのオーナー兼クリエイティブ・ディレクターのマキシミリアン・ブッサーに言わせると、「成功は自己満足に陥り、クライアントをないがしろにし、イノベーションを妨げる」のです。こうした落とし穴に陥ることなく、チームは創造性を高め、眠っていたプロジェクトのカゴの奥まで深く手を突っ込みました。

この意外な展開は、ブランドにとって永遠の真理を裏付けるものでした。それは、最高のビジネスプランとは、まったく計画しなかったものであることを思い知らさせる大胆な結果でした。これは、まさにMB&Fの精神を体現するものです。ビジネスプランなどなく、ただ常識にとらわれず、型にはまらない予想外のものを創り出そうという意志があるだけなのです。

長年にわたってスケッチしてきた特別なプロジェクトが詰まったカゴは、当時は一見無意味に見えましたが、荒唐無稽なアイデアや直感の閃き、さらにはスケートボードやカミソリのスケッチで溢れていました。まさに創造性の宝庫だったのです。マキシミリアンはカゴのなかに手を突っ込んで、これらの特別なベンチャーの精神を最も反映するプロジェクトをひとつピックアップしました。

そして、スペシャル・プロジェクト・ワン(SP One)というコードネームで呼ばれるこのプロジェクトが選ばれたのです。
クラシックでないクラシック
「エレガントでクラシカルなウォッチという、誰も予期しないものを作ってみては、と考えました」とマキシミリアンは回想します。これは、ブランド初のレガシー・マシンやM.A.D.1、その他多くのMB&Fプロジェクトと同様、リスクの高い発案でした。
「クリエイターとしてのプライドが、私たちを突き動かすのです。プライドは楽な道から生まれるのではなく、すべてを賭けて、大きな挫折に直面する可能性から生まれます」。 2018年にさかのぼるSP Oneの最初のスケッチは、この理念を証明しています。他のMB&Fのプロジェクトと同様、それはスケッチから始まりました。マキシミリアンが好んで言うように、素早く、または 「乱雑に」描かれていましが、デザインの本質とプロジェクトの特異性はすでにそこにあったのです。スマイルフェイスに似た3つの円は、遊び心がありながらも複雑な旅をイメージさせるものでした。このコンセプトは、ケースに吊り下げられ、手首の上で浮遊する香箱、テンプ、文字盤のトリニティというアイデアから生まれました。

しかし、最初のスケッチは、あっと驚かせるものではなく、洗練された雰囲気を漂わせるウォッチを作ることに重点を置いていました。ブランドのルーツを生かしつつ、通常のMB&Fの大胆さとは一線を画すクラシカルなセンスを備えた、控えめでエレガントなウォッチであることが重要だったのです。言い換えれば、この双方の均整を保つのは至難の業でした。
この最初のスケッチは、有名なウォッチデザイナーであり、MB&Fの長年の友人であるエリック・ジルーの協力を得て、改良と手直しがされました。幾度もの改良の末、いよいよコンセプトは満足できるものとなり、その後、エンジニアの出番となります。プロジェクト全体のスケッチとマッピングは、試行錯誤を重ねつつ、精密かつ慎重に行われました。
円の中で浮遊する
当初「スリー・サークル」というコードネームで呼ばれていたSP Oneムーブメントは、機械式ウォッチの3大要素である香箱、テンプ、文字盤を中心に作られています。コンポーネントの一つひとつは単に見せるためにそこにあるのではなく、宙に浮いているように見せることを意図しています。

両面のサファイアガラスのおかげで、これらのパーツは重力に逆らっているように見えますが、この魅惑的な浮遊効果を真に高め、印象的な視覚体験を生み出しているのは、考え抜かれたムーブメントの構造です。「少ないほうがよい」というマントラを体現するブリッジは、まるで魔法のようにほとんど目に見えません。多くのパーツは3つの中心となる要素に巧みに隠されているので、オブジェの美しさをより際立たせています。ブリッジやネジ、ホイールは少なければ、それに越したことはありません!実際、正面からネジを見つけようとするのは、干し草の山から針を探すようなもので、見事な浮遊効果を生み出しています。

視覚的に、3つの要素は同じ円周を持ち、ムーブメントのデザインに複雑さを加えています。エレガントに吊り下げられ、驚異的な浮遊効果を示すシングルバレルの構造は、ムーブメント・デザイナーにとって真の挑戦となりました。2時位置で振動するバランスホイールは、まるで空飛ぶ円盤のように着用者の目を魅了します。
すべてが浮遊しているように見えるマキシミリアンのイマジネーションの世界では、文字盤もまさに同じ状態です!MB&Fの円錐形の歯車装置における専門技術を際立たせるために、適度に傾けられているこの機能は、正確さを保ちながら作動させるのは至難の業。時計製造では類まれなこの機能は、控えめでありながらも好奇心をそそる、素晴らしく繊細な3次元的センスを添えています。

この技術的に複雑な構造を実現することで、機械式ウォッチの機能を驚くほど容易に理解できるシンプルでユニークな構造が見えてきます。
このムーブメントを取り囲むのは、マキシミリアンが遊び心から「円形劇場」と名付けた美しく面取りされたフランジですが、これはグレコローマン劇場の壮麗さを表現しており、闘技場の剣闘士のようにムーブメントの見事な複雑さにスポットライトを当てています。

SP Oneを裏返すと、アリーナの反対側が現れ、MB&Fの典型的なディテールへのこだわりと入念な手作業による仕上げを見ることができます。MB&Fは今日、こうした伝統的な手作業による仕上げと職人技を永続させている数少ないウォッチメーカーのひとつです。
MB&Fの息吹は、SP Oneに紛れもなく息づいています。サプライズとリスクへの挑戦という願いの先にあるのは、ファミリーの理念を明らかにするムーブメントへの細心の配慮です。困難なのは、クラシカルなコードを継承しつつ、繊細さとエレガンスを保持すること。「シャトン」が際立つすべての歯車は手作業でアングルが施され、サテン、ポリッシュ、マイクロブラスト仕上げで繊細に調整されています。
満足感あふれる小石
ムーブメントの型破りな構造と伝統的な手作業による仕上げに加え、小石のようなケースデザインがSP Oneをさらに際立たせています。

その薄さにもかかわらず、このウォッチは立体的な存在感を誇示します。長年にわたって川底で磨かれた、完璧なまでに滑らかな小石を手にしている光景を想像してみてください。宇宙船のようになめらかでベゼルのない38mmのケースには、両面の継ぎ目がわからないように組み合わされたサファイアガラスが採用されています。このデザインは、巧みに細工されたラグによっても強調される、魅惑的な浮遊感をもたらしています。よく見ると、ラグは表側のケースに直接取り付けられているのではなく、裏側のケースにエレガントに設置され、手作業で研磨された各ラグと表側のケースの間に、わずかながらもはっきりした溝を作り出しています。

全体的に、SP Oneは見た目と同様に滑らかな手触りで、その丸みのあるフォルムはつい指で触れてみたくなるほど。小さなUFOが手首に舞い降りたような、型破りなデザインと有機的な感覚が融合しています。
SP OneはMB&Fの最も薄いウォッチですが、これは世界一薄いウォッチのタイトルを競うためではありません。デザインとプロポーションの絶妙な調和を体現し、単なる薄さよりもエレガンスと芸術性を優先することで真の均整を実現しています。
「均整」という言葉は、このスペシャル・プロジェクトの本質を見事に捉えています。このプロジェクトは、ブランドの核となるアイデンティティと伝統的なクラフツマンシップに忠実でありながら、新たな道を切り拓き、常識を打ち破ります。
要するに、クラシカルな要素は何もないクラシカルなMB&Fなのです。
【技術仕様】
SP ONE
[特長]SP Oneに2つのエディション
①スカイブルーの面取りが施されたフランジのプラチナ

②アンスラサイトの面取りが施されたフランジのローズゴールド

[エンジン]
MB&Fが自社開発したSP One ムーブメント、特徴的なバランスホイールと傾斜した時分表示の文字盤。
手巻き式メインスプリング・バレル
72時間のパワーリザーブ
最高級の手仕上げ。職人技を強調する面取り加工を施した内部の縁。研磨した面取り部。手作業によるエングレービング。アンスラサイトに仕上げたブリッジ(NAC加工)。
ブラックDLC加工、傾斜した文字盤
テンプの振動数:2.5Hz(18,000vph)
部品数:191
石数:31
[機能]
6時位置の傾斜した文字盤に時・分表示
[ケース]
素材:プラチナ950または18Kローズゴールド
サイズ:直径38mm x 厚さ12mm
ラグとラグの間:41.9mm
部品数:19
防水性能:30m / 3ATM / 100フィート
表面と裏面のサファイアクリスタルはともに反射防止加工済み
[ストラップ&バックル]
カーフスキン・ストラップ、ホワイトゴールドまたはローズゴールドのピンバックル
ラグ幅:18mm
SP ONEの「フレンド」たち

コンセプト:マキシミリアン・ブッサー(MB&F)
製品設計:エリック・ジルー(Eric Giroud Design)
技術・製造管理:セルジュ・クリクノフ(MB&F)
ムーブメントデザインと仕上げ仕様:ピエール=アレクサンドル・ガメ(MB&F)
ムーブメント開発:ピエール=アレクサンドル・ガメ(MB&F)
研究開発:ピエール=アレクサンドル・ガメ、ロバン・コトレル(MB&F)
メソッドとラボ:ヤニック・ジュルヌ、ニコラ・エライユ、マエル・メンデル、アントニー・ミュニエ(MB&F)
歯車、ブリッジ、ピニオン、軸: ポール=アンドレ・タンドン(Bandi)、マルク・ボリス(2B8)、アルノー・オリヴィエ(Le Temps Retrouvé)、ルイ・ダ・コスタ(D-Cojoux)、オリヴィエ・ルドー(Roud’Hor SA)
テン輪:セバスチャン・ジャンヌレ(Atokalpa)
ゼンマイ、ジャンパー: アラン・ぺレ&ジュリアン・ボソン(Elefil Swiss)
香箱:アルベルト・シッコ(Général Ressort)
ルビー:Pierhor(Crelier、La Pierrette)
ムーブメント手彫り:Glypto
ムーブメント部品手仕上げ:ジュゼッペ・アントニオ・ドナート&デニス・ガルシア(C-L Rochat)、フローラン・ボリス(DSMI Electronics SA)、ビクトル・カルサダ(CV Décor)、ムジャク・ガフル(MBG Watch Décor)、ホルヘ・ダ・コスタ(DC-polyjoux)
PVD/CVD処理:ピエール=アルベール・ステインマン(Positive Coating)、ステファン・グレコ(Rhodior)
ムーブメント組み立て:ディディエ・デュマ、ジョルジュ・ヴェイジー、アンヌ・ギテール、エマニュエル・メートル、マチュー・ルクルトル、アマンディーヌ・バスクル、ロイック・ロベール=ニクー、ミシュリー・セールス、クレマン・エラール(MB&F)
ケースとムーブメント部品:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(STG Création)
アフター・サービス:アントニー・モレノ(MB&F)
社内機械加工:アラン・ルマルシャン、ジャン=バティスト・プレト、ヨアン・ジョイヤール、ステファニー・カヴァロ、アルセーヌ・フートン、クビライ・コルクット(MB&F)
品質管理:シリル・ファレ、ジェニファー・ロングペ、アデリーヌ・カンディグ(MB&F)
ケース装飾:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(STG Creation)
文字盤と文字盤上のスーパールミノバ:Metalem
バックル:ジュゼッペ・ディ・ステファノ(STG Creation)
リューズとコレクター:イヴ・ニクラウス(Boninchi)
針:イザベル・シリエ(Fiedler)
サファイアクリスタル:アレクサンドル・グロ(Novocristal)
サファイアクリスタルの反射防止加工: アントニー・シュワブ(Econorm)
ストラップ:Multicuirs
化粧箱: オリヴィエ・ベルトン(Soixanteetonze)
プロダクションロジスティックス:アシュレイ・ムシエ、ティボー・ジョアナール、マリリン・ルヴェック、エミリー・ビュルニエ、ダヴィド・ガヴォット、ジャン=リュック・リュエル、キャロリーヌ・ウヴラール、エティエンヌ・マルカデ(MB&F)
マーケティングおよび広報:シャリス・ヤディガログルー、ヴァネッサ・アンドレ、アルノー・レジュレ、ポール・ゲ、タルヤ・ラカン(MB&F)
グラフィックデザイン:ブノワ・ロシャ(MB&F)
M.A.D.ギャラリー:エルヴェ・エスティエンヌ、ルアン・ド・ペレッティ(MB&F)
販売:
ティボー・ヴェルドンク、セドリック・ルーセル、バティスト・ウール、オーギュスタン・シヴォ、リシャール・レオクルー、ジャン=マルク・ボリー、ヴィルジニー・マルション、クレア・ジャメ (MB&F)
テキスト:ロレンツォ・マイヤール(APRESDEMAIN)
製品撮影:ロラン=グザヴィエ・ムラン、ブレーズ・グロゼル(MAP Studio)
映像:マルク=アンドレ・デシュー(The WatchesTV)
ポートレート撮影:エリック・ロシエ(MB&F)
ウェブサイト:タリヤ・レイキン(MB&F)、ステファン・バレ(Idéative)
【お問い合わせ】
シャリス・ヤディガログルー - cy@mbandf.com/ アルノー・レジュレ - arl@mbandf.com
MB&F SA, Route de Drize 2, CH-1227 Carouge, Switzerland
電話番号: 41 22 786 36 18
[MB&F]~コンセプトラボの誕生
2005年に設立されたMB&Fは、世界初の時計製作専門コンセプトラボとして傑出した創造性を誇ります。ブランドはこれまでに20種類以上の秀逸なキャリバーを開発し、それらをベースにして製作されたオロロジカル・マシンとレガシー・マシンは高い評価を得てきました。そして現在も、創業者でありクリエイティブディレクターでもあるマキシミリアン・ブッサーのビジョンに基づき、従来の時計作りの殻を破ってキネティックアートを思わせる立体感豊かな作品を生み出し続けています。
マキシミリアン・ブッサーは15年間にわたり高級腕時計ブランドをマネージング。2005年ハリー・ウィンストンのマネージングディレクターの職を辞し、MB&F(マキシミリアン・ブッサー&フレンズ)を創立しました。MB&Fは、ブッサーが尊敬し、働く喜びを分かち合うことのできる才能あるオロロジカル職人を集め、先鋭的なコンセプト・ウォッチのデザインと小規模生産を行う芸術的なマイクロエンジニアリング・ラボです。
2007年、MB&Fは初のオロロジカル・マシンであるHM1を世に送り出しました。HM1の彫刻のような立体的なケースと美しく仕上げたエンジン(ムーブメント)は、同社の風変わりなオロロジカル・マシンの基準となり、時を告げるためというより、「時を語る」マシンが数多く生み出されました。こうして製作された奇想天外なオロロジカル・マシンを通じて、宇宙やSF、大空、スーパーカー、動物王国、建築といった多様なテーマを探求してきました。
2011年には、MB&Fはラウンドケースのレガシー・マシン コレクションを発表。MB&Fとしてはクラシカルなスタイルを採用したこれらのモデルは、19世紀の腕時計製造の卓越性に敬意を払いながら、往年の偉大な時計製造革新者とは異なる視点で複雑機構を解釈することにより、現代的な芸術品に仕上がっています。また、一部のレガシー・マシンには、コレクターのアクティブなライフスタイルに合わせて防水性と耐衝撃性を高めたEVO(エヴォ)エディションも誕生しました。MB&Fは現代的で型破りなオロロジカル・マシンと、歴史からインスピレーションを得たレガシー・マシンを交互に発表しています。
MB&Fの「F」が「フレンズ」(Friends)を表していることから分かるように、優れたアーティストや時計職人、デザイナー、様々な分野の製造業者をブランドにとっての「友人たち」と考え、協力関係を築くことはごく自然な成り行きでした。
そうした姿勢がブランドにもたらしたのが、パフォーマンスアートとコラボレーション作品という新たな2つのジャンルでした。パフォーマンスアート・モデルは、創造性豊かな社外のフレンドがMB&Fのマシンをベースにしてアレンジを加え、新たな形で表現した作品。一方のコラボレーション作品は、腕時計ではなく別のタイプのマシンで、MB&Fのアイデアとデザインに基づいて独創的なスイスのマニュファクチュールが設計、製造を行います。レペ1839と共同で製作されたクロックなど、コラボレーション作品の多くは時間を知らせるマシンとなり、リュージュやカランダッシュとのコラボレーションでは別の種類のメカニカル・アートが創作されました。
ブッサーは、こうして誕生したあらゆるマシンにその魅力を発揮できる舞台を与えるため、従来型のブティックに陳列するのではなく、他のアーティストによる多彩なメカニカル・アートとともにアートギャラリーに展示することを思いつきました。このアイデアにより、ジュネーブに最初のMB&F M.A.D.ギャラリーが設立され(「M.A.D.」はMechanical Art Devices:メカニカル・アート・デバイスの略)、その後、ドバイにもM.A.D.ギャラリーがオープン。また、シンガポール、台北、パリ、ビバリーヒルズ、そしてシリコンバレーには、より小規模なスペースに限られた数の作品を展示するMB&Fラボが誕生しました。
MB&Fがこれまでに成し遂げた革新的な成果に対しては、いくつもの権威ある賞が与えられてきました。いくつか例を挙げると、名高い「ジュネーブ ウォッチ グランプリ」においては、その年の最も優れた時計に授与される最高賞「金の針賞(エギュイユ・ドール)」を含めた、9つものグランプリを獲得しています。2022年、LM シーケンシャル エヴォが「金の針賞」を受賞。またM.A.D.1 レッドが「チャレンジウォッチ賞」を受賞しました。2021年にはLMXが「ベスト メンズ コンプリケーション賞」を、そしてLM スプリットエスケープメント エディ・ジャケ「Around The World in Eighty Days」が「アーティスティック・クラフト賞」を受賞。2019年にはLM フライングTが「ベスト レディース コンプリケーション賞」を受賞し、2016年にはレガシー・マシン・パーペチュアルが「ベスト カレンダー ウォッチ賞」を、2012年にはレガシー・マシン No.1が「パブリック賞(時計ファンによる投票)」と「最優秀メンズウォッチ賞(プロの審査員による投票)」をダブル受賞しました。また2010年には、HM4サンダーボルトで「最優秀コンセプト&デザインウォッチ賞」を受賞。さらに2015年には、HM6スペースパイレートが国際的な「レッドドット・デザイン賞」において最優秀賞である「レッドドット:ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞しています。
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