スイス取材紀行 出発と予告

 By : CC Fan
何度か記事内で予告をした、カンタロス(Kantharos)の引き取り天文台クロノメーター(仮)の引き取りを含めたスイス取材紀行、いよいよ本日の夜便で出発です。
…なのですが、本業のピークなども重なり、必要な休暇は死守したものの、これを書いている時点でパッキングが終わっていないという体たらく、つまりは現実逃避の記事です。
これが掲載されているころには無事フライトが飛んでいる…はず。



やっと帰ってくる愛しき我がカンタロス、私は最近のクラーレ社の行いに怒りを覚えていますが、この時計は間違いなく素敵です。

今週は2020年のSIHHからリシャール・ミルとオーディマ・ピゲが撤退するというニュースが流れ、7月のスウォッチグループがバーゼルワールド2019から脱退という報道に続き、業界の在り方が変化しつつあるということを感じさせました。
幸運なことにそんなタイムリーなタイミングで取材に向かえる…とは言っても渦中の大手メゾンではなく、いつもと同じく個人的に興味がある独立系メゾンです。

ご縁もあり、今回は主にヌーシャテル(Neuchâtel)近郊の興味深いブランドの工房を訪れることができることになりました。
ヌーシャテルと言えば何度か訪れており、印象に残っているのは泳ぎ損ねたヌーシャテル湖ですが、流石にこの時期は寒そうなのと、ありがたいことにすべての日に予定が入り、オフの日がない(そもそも本業の休暇=オフなのですが…)ため、泳ぐのは次の機会になりました。



2017年の独立系メゾン訪問は各地のメゾンを周ったので、1~2日ごとに滞在ホテルが変わる忙しないスケジュールでしたが、今回はヌーシャテル近郊のみ、ノートPCとキーボードは持っていくので、腰を据えていくつかは"速報"をお伝えすることができるかと思います。

記事の一覧画像は個人的に最注目のメゾンの作品です(おわかりですか?)。
TOP画像のメゾンは…?

わざわざキーボードを持っていくのは、ノートPCのキーボードがひどすぎること、せっかく持って来たんだからちゃんと書くべしと自分を追い込むためです。
今年のSIHHの速報をホテルで書いていて何度怒ったことか…と思ったら、バーゼルワールドの宿ではwifiが不調でWMOに接続できないという更に斜め上の事態になりました。
今回のホテルは以前も使ったホテルなので、大丈夫…なはず。

もちろん帰国後にはより詳細なレポートを掲載いたします。

先ほどのSIHHの件をはじめ、SNS時代特有の情報の過剰摂取が原因で不安になることはありますが、自分ができることを地道にやっていくしかないという気持ちでやっていきます。
短いですが、まずは予告ということで。
さてパッキングを…