アーミン・シュトローム、 ピュア・レゾナンス・ヴィンテージを発表~アワーグラス銀座店へデリバリー決定

 By : CC Fan

SIHH期間中、一番"長居"したかもしれないアーミン・シュトローム(Armin Strom)ブース。
物理接続によるレゾナンステクノロジーはまだまだ可能性を秘めており、今後も目が離せません。

すでにマスターピース、デュアルタイム・レゾナンスのサファイアケースバージョンをレポートしましたが、勝るとも劣らない魅力を持つピースが、去年レゾナンス・イン・ギンザを大々的に行ったアワーグラス銀座店さんにて取り扱われることが決定しました!
まずは実機写真をどうぞ。



作品名は、ピュア・レゾナンス ヴィンテージ(Pure Resonance Vintage)、その名が示すように伝統的な時計製造へのオマージュにあふれた作品です。
自社内で行えるガルバニック処理により、ベースプレートは真鍮無垢を思わせる2Nイエローゴールドカラーに仕上げられています。
もちろん、ガルバニック処理が行われているので真鍮無垢のように腐食を心配する必要はありません。

ハンドエングレーブによる装飾が施されたブリッジはイエローゴールドとの対比が美しいロジウムでシルバーに仕上げられ、クラシカルな仕上がり。
文字盤はグラン・フー・エナメルで、控えめなロゴも踏襲しています。

地板が明るい色になったためか、共振しているテンワがよりはっきりと見えるようになったと感じました。



ケースバック側にもハンドエングレーブで装飾が施されています。
こちらも古典的な真鍮無垢の地板と鉄製パーツのコントラストを思わせるイエローゴールドとシルバーの仕上げです。

この仕様では1本限定のユニークピースですが、SIHHに来場したアワーグラスジャパン桃井社長の慧眼により取り扱いが決定、アワーグラス銀座店にて販売されるそうです。
詳細が決まり次第、さらにフォローアップします。

もう少し詳細を見てみましょう。



クローズアップ。
ブリッジ面積が大きいため、ハンドエングレーブは見ごたえがあります。
懐中時計を思わせる見た目…



ケースバック側のエングレーブも…
同じムーブメントでも表面の仕上げによってガラッと印象が変わる好例で、部品の製造・エングレーブ・ガルバニック処理を小さいながらすべて社内で行えるアーミン・シュトロームだからこそこのような"小回りの利いた"作品を作ることができたといえるのではないでしょうか。



イメージの元となった古典的な懐中時計と…
最新のレゾナンステクノロジーをあえて古典的な意匠に昇華させるという作品で、現代的なピュアレゾナンスがまるで19世紀の懐中のようにも見えてくるので不思議です。

バジェットが許せば自分で欲しいぐらい…と思える作品でした。

さて、このほかにもいくつかのユニーク・レアピースを拝見しました。



ミニアチュールペイントでかわいいパンダを描いたミラード・フォース・レゾナンス(右)、ブルーエナメルギロッシェのミラード・フォース・レゾナンス(中央)、ギロッシェブリッジのピュアレゾナンス(左)。



ギロッシェブリッジはこんな感じ。
コート・ド・ジュネーブよりこちらの方が私は好きです。



ギロッシェとパンダ、パンダは熊感というよりちょっとポップなキャラクターカラーになっています。
このようなユニークなピースも作っているアーミン・シュトローム、生産数が少ないこともあり"小回り"が効く印象です。


ご興味がある方はぜひアワーグラス銀座店さんまで!


関連 Web Site

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