Christophe Claret Soprano

 By : CC Fan
クリストフ・クラーレ(CHRISTOPHE CLARET)が2012年に発表したソプラノ(Soprano)は今でもコレクションのトップに君臨するピースです。

機能としてはトゥールビヨンとミニッツリピーターですが、ミニッツリピーターは4音のメロディを奏でるウェストミンスタータイプです。
また、各ゴングはカテドラルゴングのため、合計8周近く(2周弱×4音)のゴングがムーブメントを取り囲んでいます。

他のピースと同様に用意されたプロモーションムービーはクラーレの歴史・会社紹介なども含まれているので長めです。


Christophe Claret - Soprano Film (YouTubeのクリストフ・クラーレ公式チャネルより)

動画でわかるように、クオーター部分が4音で、しかも各クオーターごとに異なるメロディになっています。
ケースはクラーレのピースに共通するセンターケースにグレード5チタンを使った切削で製造したケース(初出は2011年のBlackjack)で、この後はこのケースが標準となりました。
クラーレ曰く、グレード5チタンが理想とする音響に近いため使っており、また、調律のためにヌーシャテルのピアノ製造業者に協力を依頼し、調律用のソフトウェアを使って5Hz単位で調律しているとのことです。

2012年に3タイプ(各8本限定)が発表され、長らく追加がなかったのですが、2016年にさらに3タイプ(各8本限定)が追加されました。
2012年のものはセンターケースがすべてブラックPVDグレード5チタンですが、2016年のものはそれぞれテーマカラーに合わせた色のPVDが使われています。
また、針はブラックジャックなどに使われていた夜光塗料のない細いタイプだったのがカンタロスなどと同様の夜光入りの太い針に変わっています。

6月にクラーレの工房を訪問した際に実機を拝見できました。


Soprano 2016 RG Brown PVD Gr5 Ti Case

ムーブメントは所謂"アップサイドダウン"と呼ばれる形式で、普通はムーブメント側にある香箱やリピーターのゴングを文字盤側に持ってきています。
そのため、通常の時計と違い、長針(分針)より短針(時針)上になる構造になっています。
これは、同じようにアップサイドダウンの構造を持つマエストーゾ(Maestoso)も同じです。
このピースはアレグロ(Allegro)やゲーミングウォッチで使われたオレンジ色のサファイア針を使っています。


Soprano 2016 WG Slate Blue PVD Gr5 Ti Case

こちらはブルーを主にしたピースで、分かり辛いですがPVDも青色系統の色になっています。
個人的にアップサイドダウンのムーブメントは煩いかなと思っていたのですが、実機は写真で見るよりも落ち着いて見えます。


Kantharosと

デザインコードはずいぶん異なりますが、ケース形状などに共通点を見出せます。
しかし、カンタロスがケースバック側に向かって絞られていて数字(直径45mm)ほどは大きく感じないデザインなのに対し、ソプラノは絞られないシリンダーケース形状でかなり大きく感じます。


狼藉

いまだかつて日本に上陸したことはなく、まさか実機が見られるとは思いませんでした。
3気圧防水も備えており、リピーターを極端に動かさなければ日常的にも使えそうです。

関連 Web Site (メーカー・代理店)

CHRISTOPHE CLARET
http://www.christopheclaret.com/

Noble Styling Inc.
http://noblestyling.com/