ショパール、フェルディナント・ベルトゥー: 今年出会った新作を振り返る

 By : KIH

遅ればせながらではあるが、今年の新作もそろそろ出終わったかという時期でもあり、GPHGのノミネーションも絞られ、ここで何が自分に一番刺さったか、というのを考えてみた。

今年もたくさんの新作にお目にかかり、実機に触れる機会に恵まれた。1つ2つに絞るのはなかなか難しいが、お財布が許せば、というのであればたくさんある。今回は、自分のお財布ではちょっと手が届かないが、もし届くとすればぜひ! というモデルを振り返ってみたい。

今年のバーセルは、本業の仕事でロンドン出張中で、そこから週末だけバーゼル取材という強行軍であったが、スウォッチグループがいなくなったとはいえ、いいものに出会えたと感じている。皆さんにも思い出す意味で、こちらの現場からのものも含む数々のレポートをご覧いただきたい。

ショパール L.U.C Flying T Twin (L.U.C フライング T ツイン)
限定50本の、フライングトゥールビヨン搭載。ムーブメントの厚さは3.3㎜(時計の厚さは7.2㎜ -それでも薄い!)で、ストップセカンド機構付き。ダブルバレルでパワーリザーブは65時間、フルーリエ(だけじゃないかも)の名物である養蜂にちなみ、ハニカム模様のギョーシェ彫りダイヤル、クロノメーター、ジュネーブシール、エシカルゴールド認証 18K ローズゴールド・・・・。なんと行っても、一番の魅力はL.U.Cの誇る96系ムーブのマイクロローターによる薄さ。スーツ(を着ることはめったにありませんが)・ワイシャツでもスッと袖の中に隠れ、ビジネスにも最適。暇なときにはきっとオフィスでじーっと見ながらニヤニヤしているんだろうな、と。


美しい箱です。









オフィシャル写真もなかなかかっこいいです。
















いやー、50本限定ですから、もうなくなっちゃったでしょうね。。。手が届かなーい!


続いてはこちら。

クロノメーター FB 1L
同じショパール「グループ」の、フェルディナント・ベルトゥーすでにGPHG対象も受賞して、さらに約2年ごとに新作を発表、今年出た新作は、なんとムーンフェーズ付きのクロノメーター! そのデザインが本当によだれが出るほど。これはさらに手が届かないところにありますが、とにかく欲しい!と思った数少ない時計の1つです。













フェルディナント・ベルトゥーの時計は、トゥールビヨンが裏側からしか見えない、ってのが(発明者エイブラハム・ブレゲの)基本に帰った感じでいい。














実に素敵な時計を作っていただいたものです。これを手にする人は本当に幸運な方だなあ、と思いまする。こちらはますますもっと手が届かないところにあります。。

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と、今年の振り返りを考えていたらショパールさんから、「ショパール トゥールビヨン ナイト」なるイベントをする、というお話が(偶然です!)。のちほど告知しますので、皆さんぜひご参加くださいませ。私は出張に旅立った後でして、またしても参加できません・・・。ただでさえ手が届かない時計なのに、それさえ見れないとは寂しい限りです。。